感想一覧

[一言]
主人公と一緒に、天然自然の美しさ儚さを感じながら、闘病の日常へと戻る冒頭で一気にひきこまれました。
努力家で真っ直ぐで、年の割にはあどけない河村青年と主人公のやりとりに、少しめんどくさい師匠と天真爛漫な弟子を感じさせて、ニコニコしておりましました。

が！

二人の会話に距離の近さがあらわれ、まるでブロマンスのような近さにドキドキしていたところに、時代に踏み潰される一つの才能、それを惜しむ老い先短い男の悲痛を見せられ、読んでいる方も打ちのめされました。

ここで、奥さんが名画座に行っているのが、とても光ると思いました。これは、珍しくもない日常の延長線上にある、感傷の一幕なのだと、感じます。

ありがとうございます！

[良い点]
このまま雑誌に掲載されていてもおかしくない出来栄えだと思いました。
すっごく良かったです。
[一言]
ランキング入りしてたので新作かと思ったのですが、少し前の作品だったのですね。

[良い点]
時代背景と物語の設定が好みです。
文全体から儚い美しさが滲み出ていて素敵だと思います。

[良い点]
二人の男の間に漂う哀愁が、よく表現されていると思いました。良いと思います。
[一言]
橋本さんの自己紹介で知ったのですが、『現代自由詩運動』というのがあるんですね。私も詩は書いているのですが、小説に挿入する形なんですよね…。

作品数を見ても、努力しているのがよく伝わってきました。これからも頑張って下さい！