感想一覧

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[一言]
地上が砂だらけになった描写がカッコいいです。何が理由で人は地下を聖域なんて呼ぶようになってしまったのでしょう。
砂が舞い上がった風の中を歩くロボットは優しさに溢れていると思いました。

どこかで聞いて、嘘か本当か。
ロボットを人間の味方(ア〇ムやド〇えもん)として物語に登場させたのは日本人が最初って話を聞きました。
モノにも魂が宿るという考え方の根底が優しく物語全体に流れているのを感じました。

カイカとユクヒトで「開花」と「行く人」かな?っと勝手に妄想。
心が花開いて緑の大地を共に行く二人の姿が目に浮かびます。


  • 投稿者: 壱宮凪
  • 2018年 04月08日 01時43分
読んでいただきありがとうございます。
砂のなかを黙々と歩くのは、自分の憧れみたいなものです。鳥取でいいから砂丘を歩いてみたいという憧れ。

日本人は昔から八百万に神が宿るだとか、付喪神なんて考え方をしますからね。ロボットにだって魂が宿ると思うのです。日本人なので。

カイカは開花であり、開化です。地上への耐性を持つ人間をつくるために遺伝子に変異を入れられた子どものひとり、なんてこっそり考えています。花ひらく地上を、地上での文明が開化する未来を求めた大人がつけました。
ユクヒトはおっしゃる通り、行く人です。巡行用ロボットなので、地上を行って現状を観察、報告するのが仕事です。カイカが来てからはカイカのことばかり考えて、カイカとともに行く人になってますが。
[良い点]
終始かわいらしい雰囲気でほっこりしました。
ユクヒトならいつかカイカの言っていることに気づくでしょう。
[一言]
機械の頭ならたしかに『すべては消耗品』と考えるかもしれません。電気部品のデータシート見ていたら『消費』とか『損失』ばかりです。ユクヒトのココロが消耗発言はきっとリソース管理機能のせいに違いない。
  • 投稿者: 暁 乱々
  • 2018年 04月07日 21時51分
読んでいただきありがとうございます。
ユクヒトがカイカのことを真剣に考えはじめたら、そのうち回路がショートするような感覚を味わうのでしょうか。ふだん落ち着いているひとがひとりで慌てているのは、ほほえましいです。

人間の体だって時間経過で劣化しますしね。機械は交換可能なパーツが多い点、うらやましいです。自分も肩が凝ったら予備に替える、なんてことをしたいです。

[良い点]
紳士と淑女の未来の物語がexaさんテイストで物語られる。
落ち着いた何だか見守っているような文章がほんと好きです。
[一言]
人間のココロだって突き詰めれば脳細胞の電気のやり取り。
なら、ロボットにも集積回路でつくったココロがあってもいいじゃないか!
読んでいただきありがとうございます。
文章ほんと好きですか。えへへ、ありがとうございます!
人間だって生まれたときは常識なんて知らないところからスタートしますからね。ロボットも、きっかけのココロひとつあれば成長できるような気がします。
[良い点]
ユクヒトの大切な人のためにこころを取っておきたいと思うことは機械のプログラムとしての思考なのかそれとももしかしたらそれこそ一つのこころの動きだったかもしれませんね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 04月07日 16時39分
管理
読んでいただきありがとうございます。
ココロは希少なものですから、どのロボットも軽々しく使うことはないと思います。そもそも使う必要を感じないと言いますか。
そのなかでも「まだ使わずにいたい」と思うユクヒトは、かなり人間に染まっていると思います。
[良い点]
exaさんの書くお話は、ロボットまでがかわいらしいのです。
[気になる点]
彼らには明るい未来を望みます。
[一言]
カイカが戻って来た時、今までソレを使わなかった『時間』こそが『浪費』だったのだ、とユクヒトは『考える』かも知れません。
  • 投稿者: 楪羽 聡
  • 2018年 04月07日 16時21分
読んでいただきありがとうございます。
exaは弱っちいのです。できれば傷つきたくないと思ってしまうので、攻撃性を表に出した人物は忌避してしまうのです。あとは、攻撃的である正当な理由づけができないのも一因です。いつか避けずに、書きたいものです。
ユクヒトも成長できるといいですよね。ふたりの未来が明るいものでありますように!
[良い点]
 こういうココロの使い方なら浪費ではないような気がします。幾らでも湧き溢れる泉のように涸れない感情。
 ロボットのココロ。摩訶不思議。きっとそれは少女を回復させる力を持っている可能性があるかも知れません。
  • 投稿者: 惠美子
  • 40歳~49歳 女性
  • 2018年 04月07日 14時12分
読んでいただきありがとうございます。
ロボット視点で見ると心を浪費しているように思えるみたいです。でもあまり個性のないユクヒトの視点で書くと淡々としすぎて面白くなかったので、視点を変えてみました。
ひとりきりでは心は涸れると思いますが、いっしょに居たいだれかがいれば心は育つし回復するし、広くも深くもなりと思うのです。
[一言]
ココロを数としてカウントするのは、目から鱗でした。
読んでいただきありがとうございます。
わあ、錫さんの目から鱗が!
ココロは消耗品だと思うのです。使えばすり減るし、ほかの人の優しさで回復もする。
壊れやすいけど、使わないでおくと錆びつくやっかいな品ですが。
[一言]
ロボットくんが紳士だった!
同じ様な発想からでも、こうも差がでるのか。それは書き手の性格なのか、性癖なのか、ううむと悩んだカラスウリです。
曲がり角の未来で、まっすぐに育っていった少女と、ロボットくんの姿がほのぼのほっこりとして素敵でした。exaさんだからこそ描けた世界観だったと思います。
読んでいただきありがとうございます。
お題を見た瞬間、上田さんが浮かんだはずなのですが、偏愛レベルまでいけませんでした。ぬるいやつです、ユクヒト。
心を成長させるために非道い世界にしても良かったのですが、少女の成長も見守りたかったのでゆるい世界で時間をかけて育ってもらいました。
自作のキャラに対しても、できる限り辛いことは少ないほうがいいなあ、と思ってしまうexaです。
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