感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[一言]
途中、あまりに切なすぎて読むのが辛い部分もあったのですが最後まで読めてよかったです。
2人はずっと苑子ちゃんのことを忘れずに生きていくのでしょうけど、それでもよいのではないかなと思っています。
読ませていただきありがとうございます。
途中、あまりに切なすぎて読むのが辛い部分もあったのですが最後まで読めてよかったです。
2人はずっと苑子ちゃんのことを忘れずに生きていくのでしょうけど、それでもよいのではないかなと思っています。
読ませていただきありがとうございます。
- 投稿者: 退会済み
- 2024年 03月21日 09時23分
管理
エピソード35
[良い点]
情景描写が繊細で美しく、各キャラクターも魅力的でした。
苑子は琥珀の虫じゃない――このあたりの比喩は特に好きです。
[気になる点]
全体的に、やや伏線が分かりやすすぎるかなという気がします。
キャラの心情についても、同じような印象を受けました。共感しやすいぶん、良くも悪くも王道といいますか。雰囲気が好みなだけに、ストーリーもキャラも、もうひと捻りほしいなと思ってしまいました。ほたる池について、あまり展開が広がらなかったのも残念です。
また、文節で句点を打っている箇所が表現なのか誤字なのか判別しづらいこと、キャラ名や固有名詞にルビがないこと、中学生、または高校生の一人称にしては、少々違和感のある語彙が使われていたことなども引っかかりました。
[一言]
色々書いてしまいましたが、作風はとても好みでした。
書籍化おめでとうございます。
発売、楽しみにしています。
情景描写が繊細で美しく、各キャラクターも魅力的でした。
苑子は琥珀の虫じゃない――このあたりの比喩は特に好きです。
[気になる点]
全体的に、やや伏線が分かりやすすぎるかなという気がします。
キャラの心情についても、同じような印象を受けました。共感しやすいぶん、良くも悪くも王道といいますか。雰囲気が好みなだけに、ストーリーもキャラも、もうひと捻りほしいなと思ってしまいました。ほたる池について、あまり展開が広がらなかったのも残念です。
また、文節で句点を打っている箇所が表現なのか誤字なのか判別しづらいこと、キャラ名や固有名詞にルビがないこと、中学生、または高校生の一人称にしては、少々違和感のある語彙が使われていたことなども引っかかりました。
[一言]
色々書いてしまいましたが、作風はとても好みでした。
書籍化おめでとうございます。
発売、楽しみにしています。
- 投稿者: 退会済み
- 女性
- 2019年 09月12日 19時33分
管理
お読みくださり、ありがとうございます。
なろうのほうにも感想をくださり、ありがとうございます!
このお話に関しては、エンタメ性よりリアルさを重視したいという強い思いのもとで書いておりまして。
あっと驚く展開や、泣かせたり、感動を誘ったり、奇跡を起こしたり……ということはしたくなくて。というのは、初稿を書いた当時の気持ちですが。
ですので、書籍化に向けての改稿でも、このあたりの大筋は変わっておりません。
ほたる池に関しても、そうですね。実は、なろうに上げる前の原稿では、池に会いに行ってもほんとに何も起こらない、という展開でした。あまりにドライすぎるかな、と思って書き直しましたが、それでも、さっき見たものはひょっとしてまぼろしだったのでは? という塩梅が自分にとってのベストでした。書きようによってはもっと感動的にできたのかもしれませんが、ここは、たとえば複数の編集さんに指摘されても変えないだろうと思う部分です。物足りなく感じる方も多いだろうことは承知していますが。
何をどうしたって過去には戻れないし、死んだ人とふたたび会うこともかなわないし、自分が過去に人を傷つけた事実は永久に変わらない。
だけど、その事実と折り合いをつけて生きていくしかないのです……。
ということが言いたかったんだと思います(ここで語ったら台無しですね 汗)。
ルビに関しては、このお話に限らず、投稿サイトにアップしている作品に関しては、よほど変わった読み方をするもの以外にはふっておりません。ご容赦ください。
句点は表現というかテンポ感を出すためですが、すごく直しました……。
私は癖で句読点が多くなりがちなので何度も直します。最後のゲラでも結構直しました。
中学生部分と高校生部分では、同じ人物の一人称でも、年齢を重ねたこと、つらい経験をしたことによって語りが変わるのを表現したいというのが、執筆当時のこの作品における挑戦でもありました。固すぎる部分に関しては書籍化作業の中で直しております。
(あと、前年度の選評で、別作品ですが、中学生主人公の語りが年齢の割には幼いと言われたことも地味にひきずっておりました)
ひたすら重い話だったとは思いますが、最後まで読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございました!
なろうのほうにも感想をくださり、ありがとうございます!
このお話に関しては、エンタメ性よりリアルさを重視したいという強い思いのもとで書いておりまして。
あっと驚く展開や、泣かせたり、感動を誘ったり、奇跡を起こしたり……ということはしたくなくて。というのは、初稿を書いた当時の気持ちですが。
ですので、書籍化に向けての改稿でも、このあたりの大筋は変わっておりません。
ほたる池に関しても、そうですね。実は、なろうに上げる前の原稿では、池に会いに行ってもほんとに何も起こらない、という展開でした。あまりにドライすぎるかな、と思って書き直しましたが、それでも、さっき見たものはひょっとしてまぼろしだったのでは? という塩梅が自分にとってのベストでした。書きようによってはもっと感動的にできたのかもしれませんが、ここは、たとえば複数の編集さんに指摘されても変えないだろうと思う部分です。物足りなく感じる方も多いだろうことは承知していますが。
何をどうしたって過去には戻れないし、死んだ人とふたたび会うこともかなわないし、自分が過去に人を傷つけた事実は永久に変わらない。
だけど、その事実と折り合いをつけて生きていくしかないのです……。
ということが言いたかったんだと思います(ここで語ったら台無しですね 汗)。
ルビに関しては、このお話に限らず、投稿サイトにアップしている作品に関しては、よほど変わった読み方をするもの以外にはふっておりません。ご容赦ください。
句点は表現というかテンポ感を出すためですが、すごく直しました……。
私は癖で句読点が多くなりがちなので何度も直します。最後のゲラでも結構直しました。
中学生部分と高校生部分では、同じ人物の一人称でも、年齢を重ねたこと、つらい経験をしたことによって語りが変わるのを表現したいというのが、執筆当時のこの作品における挑戦でもありました。固すぎる部分に関しては書籍化作業の中で直しております。
(あと、前年度の選評で、別作品ですが、中学生主人公の語りが年齢の割には幼いと言われたことも地味にひきずっておりました)
ひたすら重い話だったとは思いますが、最後まで読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございました!
- せせり
- 2019年 09月12日 23時24分
[良い点]
文章の端端から感じる血の通った人々の生き様を感じます。
空気感であったり、感情であったりがダイレクトに伝わってくる文章です。
[一言]
一歩踏み出して生き抜く姿に感動しました。
果歩ちゃんのやってること(理一先輩との付き合い)、酷いなぁと思ったのですが、料理部のみんなに嫌われてしまうといった状況で回収してくださったのが良かったです。
苑子ちゃんのご家族は、本当に辛かったのだと胸が痛みました。
けれど、果歩ちゃんやハルくんのような友達がいて、救われる部分もあったのではないかと思います。
このような丁寧な描写が多いのも、夜野さんの小説ならではだなと思いました。
考え、時に涙しながら拝読いたしました。
胸が締め付けられるお話でしたが、とても面白かったです!
文章の端端から感じる血の通った人々の生き様を感じます。
空気感であったり、感情であったりがダイレクトに伝わってくる文章です。
[一言]
一歩踏み出して生き抜く姿に感動しました。
果歩ちゃんのやってること(理一先輩との付き合い)、酷いなぁと思ったのですが、料理部のみんなに嫌われてしまうといった状況で回収してくださったのが良かったです。
苑子ちゃんのご家族は、本当に辛かったのだと胸が痛みました。
けれど、果歩ちゃんやハルくんのような友達がいて、救われる部分もあったのではないかと思います。
このような丁寧な描写が多いのも、夜野さんの小説ならではだなと思いました。
考え、時に涙しながら拝読いたしました。
胸が締め付けられるお話でしたが、とても面白かったです!
お読みくださり、ありがとうございます~!
辛い題材を選んでしまったので、登場人物の心情を想像するのが大変でもありしんどくもあり、でした。
とくに苑子の家族について。子を失う辛さというのはほんとに……。
でも、故人とかかわったことのある人には、覚えていてほしい、少しでもいいから折に触れて思い出してほしい、という感情はあるんじゃないかなあと思います。
果歩ちゃん、言われてみれば先輩にたいしてはけっこうひどいですよね。そのときは本気で好きになれるんじゃないか、という気持ちでいたのでは、と思います。
誰しも、いつもただしい道を選べるわけじゃない、むしろ間違えてばかり。そのどうしようもなさも描きたかったことのひとつなのかなあ……?
胸のすくような場面があるでもなく、カタルシスがあるわけでもなく、エンタメとしては中途半端な物語だという自覚はあります。が、自分にとっては、人生でいきなり襲いかかってくる「どうしようもないこと」にたいしてどう折り合いをつけていくか、ということを地味にでも描きたいという、ひとつの挑戦でした。
おもしろかったと言っていただけてうれしいです。ありがとうございました!
辛い題材を選んでしまったので、登場人物の心情を想像するのが大変でもありしんどくもあり、でした。
とくに苑子の家族について。子を失う辛さというのはほんとに……。
でも、故人とかかわったことのある人には、覚えていてほしい、少しでもいいから折に触れて思い出してほしい、という感情はあるんじゃないかなあと思います。
果歩ちゃん、言われてみれば先輩にたいしてはけっこうひどいですよね。そのときは本気で好きになれるんじゃないか、という気持ちでいたのでは、と思います。
誰しも、いつもただしい道を選べるわけじゃない、むしろ間違えてばかり。そのどうしようもなさも描きたかったことのひとつなのかなあ……?
胸のすくような場面があるでもなく、カタルシスがあるわけでもなく、エンタメとしては中途半端な物語だという自覚はあります。が、自分にとっては、人生でいきなり襲いかかってくる「どうしようもないこと」にたいしてどう折り合いをつけていくか、ということを地味にでも描きたいという、ひとつの挑戦でした。
おもしろかったと言っていただけてうれしいです。ありがとうございました!
- せせり
- 2018年 06月04日 09時50分
[良い点]
今まで読んだ夜野作品のなかで、一番好きな物語りかもしれません。
せせりさんの描き出すおんなの子たちは、思わず「がんばって!」と声をかけたくなる子ばかりです。果歩ちゃんもです。苑子ちゃんの不幸な事故は悲劇でしたが、果歩ちゃんが特別わるい事をしたわけでもありません。胸の痛みと、ハルくんへの気持ちの間で揺れ動く果歩ちゃんにも、エールを送りたくなりました。
文章から浮かび上がるイメージのふかさが、半端ないです。なんでこんなに綺麗に、こんなにもダイレクトに主人公の思いが伝わってくるのでしょう! 教えて! せせりさんっ。
[一言]
明るくて、甘酸っぱい夜野ワールドのなかでは異色でした。わたしは好きです!!
ボタンの掛け違いで、傷をおった主人公の青春の痛みがひしひしと伝わってきました。もし苑子ちゃんが事故にあわなかったら、きっと仲直りできたはずなのに……
若い時には想像もできない突然の別れ。苑子ちゃんを失った果歩ちゃんの損失感を考えると言葉がありません。きちんと自分の気持ちに向き合って、乗り越える事ができて良かったです。
理不尽な死は日常のなかに、するりと忍びこんできます。わたしも家族で経験した事があります。「じゃあね」と手を振って別れた人とまた会えるのは、決して「あたりまえ」じゃなくて、「奇跡」みたいな幸福なんだと、その時気がつきました。
最後に。これを書くと台無し感満載ですが。
ぱいせんっ! めっちゃ好みのキャラでした。
でも……でも、元カノの友人。しかも年下に愚痴っちゃいけませんぜっ。笑。ぱいせんにも幸せになって欲しい……
今まで読んだ夜野作品のなかで、一番好きな物語りかもしれません。
せせりさんの描き出すおんなの子たちは、思わず「がんばって!」と声をかけたくなる子ばかりです。果歩ちゃんもです。苑子ちゃんの不幸な事故は悲劇でしたが、果歩ちゃんが特別わるい事をしたわけでもありません。胸の痛みと、ハルくんへの気持ちの間で揺れ動く果歩ちゃんにも、エールを送りたくなりました。
文章から浮かび上がるイメージのふかさが、半端ないです。なんでこんなに綺麗に、こんなにもダイレクトに主人公の思いが伝わってくるのでしょう! 教えて! せせりさんっ。
[一言]
明るくて、甘酸っぱい夜野ワールドのなかでは異色でした。わたしは好きです!!
ボタンの掛け違いで、傷をおった主人公の青春の痛みがひしひしと伝わってきました。もし苑子ちゃんが事故にあわなかったら、きっと仲直りできたはずなのに……
若い時には想像もできない突然の別れ。苑子ちゃんを失った果歩ちゃんの損失感を考えると言葉がありません。きちんと自分の気持ちに向き合って、乗り越える事ができて良かったです。
理不尽な死は日常のなかに、するりと忍びこんできます。わたしも家族で経験した事があります。「じゃあね」と手を振って別れた人とまた会えるのは、決して「あたりまえ」じゃなくて、「奇跡」みたいな幸福なんだと、その時気がつきました。
最後に。これを書くと台無し感満載ですが。
ぱいせんっ! めっちゃ好みのキャラでした。
でも……でも、元カノの友人。しかも年下に愚痴っちゃいけませんぜっ。笑。ぱいせんにも幸せになって欲しい……
お読み下さり、ありがとうございます!
しかも、好きとまで言ってくださって……涙です。書いて&アップしてよかったです。
そうなんですよね、ボタンの掛け違い……。
取り返しのつかないことが起きたとき、「あの時こうしていれば、ああしていれば」と、きっとタラレバと後悔ばかりになると思うんです。
だけど決して時は巻き戻らない……。
この話を書いたとき、そういうやさぐれた気分だったのは確かです。
都合のいい奇跡は起きない、だけど人って生きていかなきゃいけないんだなあ、と。
テレビで不幸な事故や事件を目にするたびに、こんなにつらいことがあってもそれでも日常は続いて行く、続けざるを得ないんだと思い、同時に、いつ自分にも降りかかって来るかわからないという怯えにも似た気持ちが生まれます。
カラスウリさんもおっしゃるように、するりと忍び込んでくる……。
ほんとうに、当たり前だと思っている日常こそが奇跡なのですよね。
毎日そんなことばかり考えていても身がもちませんが(笑)、忘れてはいけないことだと思います。
ぱいせんお好きですか……? なんとなくカラスウリさんの好みがわかってきました。ふふ。
たしかに元カノ友人に愚痴るのはいけませんねえ。でもほかに愚痴る人もいなさそうですよね(ひどい)
私も彼には幸せになってほしいです。なんか彼、不器用でほうっておけない。
うーん、たとえばぱいせんと亜美ちゃんのカップリングだったら、……いいように転がされて終わりそうですね(ひどい)
しかも、好きとまで言ってくださって……涙です。書いて&アップしてよかったです。
そうなんですよね、ボタンの掛け違い……。
取り返しのつかないことが起きたとき、「あの時こうしていれば、ああしていれば」と、きっとタラレバと後悔ばかりになると思うんです。
だけど決して時は巻き戻らない……。
この話を書いたとき、そういうやさぐれた気分だったのは確かです。
都合のいい奇跡は起きない、だけど人って生きていかなきゃいけないんだなあ、と。
テレビで不幸な事故や事件を目にするたびに、こんなにつらいことがあってもそれでも日常は続いて行く、続けざるを得ないんだと思い、同時に、いつ自分にも降りかかって来るかわからないという怯えにも似た気持ちが生まれます。
カラスウリさんもおっしゃるように、するりと忍び込んでくる……。
ほんとうに、当たり前だと思っている日常こそが奇跡なのですよね。
毎日そんなことばかり考えていても身がもちませんが(笑)、忘れてはいけないことだと思います。
ぱいせんお好きですか……? なんとなくカラスウリさんの好みがわかってきました。ふふ。
たしかに元カノ友人に愚痴るのはいけませんねえ。でもほかに愚痴る人もいなさそうですよね(ひどい)
私も彼には幸せになってほしいです。なんか彼、不器用でほうっておけない。
うーん、たとえばぱいせんと亜美ちゃんのカップリングだったら、……いいように転がされて終わりそうですね(ひどい)
- せせり
- 2018年 05月11日 23時16分
[一言]
実際にある恋愛って、実はこのくらい重いことが多いのではないでしょうか?
誰かを失うということ、普段の生活のなかでは意識しようと思わない限り避けているものが、やはり支えを失うときがいつか来てしまう。
そのときに誰が隣にいてくれるか……。
小説のなかでも人の死を扱うときって、十分に考えますし、軽々しくは扱えないテーマなのかもしれませんが、ふたりが27才の夏、手を取り合って歩いていることが分かり嬉しかったです。
三人のそれぞれの苦悩がよく分かりました。
友情、幼馴染、恋人、そして故人それぞれの思いが重なりあっている。
果歩が最後に取り戻せた苑子との正直な気持ち。あの思いを取り戻すためには、何度自分に嘘をついて、いろいろなひとを傷つけてしまったのだろう。
逆にこの思いが分かっている、二度と会えない人の意味が分かっている二人には、この先も精いっぱい寄り添って歩いていってほしいです。
連載お疲れさまでした。
実際にある恋愛って、実はこのくらい重いことが多いのではないでしょうか?
誰かを失うということ、普段の生活のなかでは意識しようと思わない限り避けているものが、やはり支えを失うときがいつか来てしまう。
そのときに誰が隣にいてくれるか……。
小説のなかでも人の死を扱うときって、十分に考えますし、軽々しくは扱えないテーマなのかもしれませんが、ふたりが27才の夏、手を取り合って歩いていることが分かり嬉しかったです。
三人のそれぞれの苦悩がよく分かりました。
友情、幼馴染、恋人、そして故人それぞれの思いが重なりあっている。
果歩が最後に取り戻せた苑子との正直な気持ち。あの思いを取り戻すためには、何度自分に嘘をついて、いろいろなひとを傷つけてしまったのだろう。
逆にこの思いが分かっている、二度と会えない人の意味が分かっている二人には、この先も精いっぱい寄り添って歩いていってほしいです。
連載お疲れさまでした。
お読み下さり、ありがとうございます!
長いうえになかなか光も見えず、くすっとするシーンもなく……。そんな話に最後までおつき合いいただき、ありがたいです。
大事な誰かを失うこと。それは突然やってくるんですよね。
うちは父がそれこそ突然事故で亡くなっていまして、私は幼かったので記憶はないんですが、「夫をいきなり失った」経験をした母に育てられたので、失うことを過剰に恐れているところがあります。
(実際失った経験もありますがホントに突然なんですよね……訃報も災害も、きっと事故も病気も、いきなり、がんっと殴りつけてくる)
小説を書いているとふだんは押し込めている自分の想いが浮き上がってくることがあります。ホラーでもサスペンスでもないのに、気づいたら死を扱っていることが多くて。無意識に、一番こだわっているテーマなのでしょう。でもこんなに直接的に扱ったのは初めてかもしれないです。
すみません脱線しました(^_^;)
残された人はそれでも歩いていくしかないのですよね。
果歩たちの物語を優しく見守ってくださって嬉しかったです。
長いうえになかなか光も見えず、くすっとするシーンもなく……。そんな話に最後までおつき合いいただき、ありがたいです。
大事な誰かを失うこと。それは突然やってくるんですよね。
うちは父がそれこそ突然事故で亡くなっていまして、私は幼かったので記憶はないんですが、「夫をいきなり失った」経験をした母に育てられたので、失うことを過剰に恐れているところがあります。
(実際失った経験もありますがホントに突然なんですよね……訃報も災害も、きっと事故も病気も、いきなり、がんっと殴りつけてくる)
小説を書いているとふだんは押し込めている自分の想いが浮き上がってくることがあります。ホラーでもサスペンスでもないのに、気づいたら死を扱っていることが多くて。無意識に、一番こだわっているテーマなのでしょう。でもこんなに直接的に扱ったのは初めてかもしれないです。
すみません脱線しました(^_^;)
残された人はそれでも歩いていくしかないのですよね。
果歩たちの物語を優しく見守ってくださって嬉しかったです。
- せせり
- 2018年 05月10日 22時55分
[良い点]
果穂、苑子、ハルの関係、季節や年月の移り変わりによる感情の変化などが繊細に描かれていて良かったです。町の情景や学生生活の細かい描写などもうまいと思いました。
[気になる点]
他のキャラクターに比べ、果穂ちゃんがどんな女の子なのかが少しはっきりしない印象を受けました。結局苑子のことがすごく好きだったのか、苑子とハルどちらも同じくらい好きだったのか? 好きの振り幅がもっと分かりやすいといいかなと思いました。
[一言]
三人の描写が年代ごとに書かれていますが、冒頭は三人の住んでるところよりも、物語のキーとなるほたる池の場面から始まったほうが読者としても引きつけられるし、印象に残る気がしました。果穂の苑子への気持ちがやや唐突なので、友情から恋に変わる瞬間のようなエピソードをもっと詳細に織り交ぜると、その後の喪失感も引き立ってくるのではないかと思います。
果穂、苑子、ハルの関係、季節や年月の移り変わりによる感情の変化などが繊細に描かれていて良かったです。町の情景や学生生活の細かい描写などもうまいと思いました。
[気になる点]
他のキャラクターに比べ、果穂ちゃんがどんな女の子なのかが少しはっきりしない印象を受けました。結局苑子のことがすごく好きだったのか、苑子とハルどちらも同じくらい好きだったのか? 好きの振り幅がもっと分かりやすいといいかなと思いました。
[一言]
三人の描写が年代ごとに書かれていますが、冒頭は三人の住んでるところよりも、物語のキーとなるほたる池の場面から始まったほうが読者としても引きつけられるし、印象に残る気がしました。果穂の苑子への気持ちがやや唐突なので、友情から恋に変わる瞬間のようなエピソードをもっと詳細に織り交ぜると、その後の喪失感も引き立ってくるのではないかと思います。
- 投稿者: Quemushie
- 2018年 05月09日 23時35分
お読みくださり、ありがとうございます!
果歩に関しては、13歳編と17歳編で考え方も生活態度も変わっています。ショックな出来事を経て罪悪感でつぶされそうになっているので……。そのあたりの変化をあえて一人称で表現することがこのお話での自分なりのチャレンジのひとつでした。そこが、掴みづらさの要因のひとつかもしれません。なかなか難しいですね……。
苑子に対する感情は、純粋な友情だったのが嫉妬からそれにひびが入り、修復できないまま永遠の別れとなってしまったので、果歩自身も長い間整理できていなかったのだと思います。苑子への好きとハルへの好きは別感情なので……。
果歩の苑子への気持ちは、恋ではないのです。わたしがまぎらわしい描き方をしてしまったのかもしれません。
彼女を傷つけた罪の意識から抜け出て、ラストでは苑子へのまっさらな友情を取り戻してほしいという気持ちで書いていました。
……ということに、私自身、今気づきました。
なかなか光の見えない話で、書いてるわたし自身もしんどいぐらいだったのですが、丁寧にお読みくださって感謝しております。ありがとうございました!
果歩に関しては、13歳編と17歳編で考え方も生活態度も変わっています。ショックな出来事を経て罪悪感でつぶされそうになっているので……。そのあたりの変化をあえて一人称で表現することがこのお話での自分なりのチャレンジのひとつでした。そこが、掴みづらさの要因のひとつかもしれません。なかなか難しいですね……。
苑子に対する感情は、純粋な友情だったのが嫉妬からそれにひびが入り、修復できないまま永遠の別れとなってしまったので、果歩自身も長い間整理できていなかったのだと思います。苑子への好きとハルへの好きは別感情なので……。
果歩の苑子への気持ちは、恋ではないのです。わたしがまぎらわしい描き方をしてしまったのかもしれません。
彼女を傷つけた罪の意識から抜け出て、ラストでは苑子へのまっさらな友情を取り戻してほしいという気持ちで書いていました。
……ということに、私自身、今気づきました。
なかなか光の見えない話で、書いてるわたし自身もしんどいぐらいだったのですが、丁寧にお読みくださって感謝しております。ありがとうございました!
- せせり
- 2018年 05月10日 15時08分
― 感想を書く ―