感想一覧

[一言]
文フリの冊子で読みました。
静かに長い時を見守ってきたウェントゥス。
必死な思いも言葉にはならずどうなることかと思ったら…素敵なラストでした。

とても幸せな時間をありがとうございました。

[良い点]
心優しい二人のやり取りに、泣きそうになりました。
老いて街を見下ろしているウェントゥスに応えるようにコルが困っている人たちを助ける様子は優しく、心に響きました。
ウェントゥスもコルも幸せになって、こちらも幸せな気持ちになれました。素敵なお話をありがとうございました。

[良い点]
拝読しました。

まるで西洋のおとぎ話を読んでいるかのような、ファンタジックな優しい童話でしたね。
無生物を主人公にするって、難しくて本当に技量がいると思うのですが、しっかりとそれを乗り越えて心の通い合いを描かれていらっしゃいますね。
さすが、の一言です！
きっと触れれば温かみを感じるであろう、鉄のウエントゥス。二人の親子と末永く暮らせることを望みます。

そして、イラスト！
こちらも、ほんわかほっこりできました。

[良い点]
教会の屋根から町を臨み、ほこらしげに立ちそびえる風見鶏。
青い空に赤い屋根、少し錆の浮いた風見鶏の鉄分と
風の色すら、鮮やかに脳裏に浮かぶようでした。

そしてウェントゥスとコルの触れあいがなんとも言えません。
これだけでも十分童話として成り立っているうえに、
ラストのくだりは秀逸すぎです！
ああ、ええもん読ませていただきました。

[良い点]
なんていいお話なんでしょう！！
物言わぬウェントゥスじいさん（勝手に男性のイメージで読んでいました）がいい味を出していました。コルもとてもいい子ですね〜。二人が心を通わせている様子もよく伝わってきました。
そして、なんといってもラストがステキでした。ウェントゥスの行方が気がかりでしたが、きちんと安心できるエンディングが用意されていて気持ちのいい読後感でした。

[良い点]
おいぼれウェントゥス　拝読させていただきました。
　古くなった風見鶏ウェントゥスと彼の心を理解する少年との交流、まさに王道童話と行った感じですね。
キィキィとウェントゥスが鳴ると、古びた道具のようでもあり、それでいて彼の声でもあるような印象もあって擬音が彼に命を宿しているように感じます。
自分を理解してくれるコルのために、自分の誇りである場所を降り、彼とお母さんとを引き合わせた彼の決断もさすがでした(^^♪
ウェントゥスがいなくなったあと、コルが彼のあとを引き継いだ形になっていると思いますが、これも心温まるシーンだなと感じました。
楽しませていただきました！　執筆頑張ってください！