感想一覧

[良い点]
　遠くの宇宙まで開拓された世界観が醸しだされていました。惑星における小規模な王国が成り立っている事実。そして人類宇宙連盟宙域代表総会と途上惑星解放戦線の軋轢によって、歴史が感じ取れます。
　ジョヴァンニとは違う視点者から、ルチアーノが本物でないと提示される展開がよかったです。シアンムーの葛藤も含めて、ジョヴァンニが気づくまでのドラマが楽しめました。
　バー・レーン宇宙門における攻防は、細かな設定によって描かれています。ＳＦ好きな読み手にとっては問題ありませんが、一般読者を想定しているのなら、もう少しかみ砕いたほうがよりよくなるでしょう。面白く読ませて頂きました。

　今後の活動を応援しております。