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[良い点]
目線を合わせる姿勢や行動からリリーローズの人となりや信念がうかがえますね。ストーリーも魅力的で興味深く読んでいます。
[気になる点]
読みおとしていたらすみません。
リリーローズがアネットの名前をどのようにして知ったのか気になりました。重要なシーンだったのではないかと考えています。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2020年 11月27日 12時50分
管理
こんにちは
感想ありがとうございます


>リリーローズがアネットの名前をどのようにして知ったのか気になりました。重要なシーンだったのではないかと考えています。

読み返しました。
この場面、アネット自身は自分の名前を名乗らずに終わっていますね。名前自体は施設に働く人びとがリリーローズに話しているはずです。
アネットはそこで名前を名乗るような子ではないので……。

わかりにくくてすみません。
もう少し違和感がないように修正できそうなところは手をつけようと思います。

ほんのわずかでも楽しんでいただけたら幸いです。
ご意見ありがとうございました!
[良い点]
 婚約破棄の場で醒めた言葉を交わす、リリーローズとクラウディオ。印象的なシーンであり、また素晴らしい前振りになっていました。
 狼という存在をそのままに、または抽象的に扱いつつ、森などの有様が語られています。よほどプロットを練り込んだのでしょう。秘めたる想いと合わせて、ラストシーンまでの繋がりがとても綺麗で盛りあがっていました。わがままな少女アネットの扱いもいいですね。すべてのエピソードが研ぎ澄まされています。
 最初は捉えどころがない印象を持ちましたが、リリーローズはとても個性的でした。満足した心持ちで、読み終えることができました。

 今後の活動を応援しております。
[一言]
 よいものを書かれましたな。
 序盤からずっと息苦しい話がつづき、11話「悪魔の、狼の瞳」にいたってようやくカタルシスが得られます。容易に狼になることもかなわぬ当方の目に、リリーローズの出奔は鮮かに映りました。もちろんそれはつかのまの、かりそめの解放でしたが、それだけにいっそう強烈な印象を残します。
 11話で記された母親の造型は非常にグロテスクであり、読んでいてかなりの衝撃を受けました。王族もこんなのを外戚にしたくはないでしょうな。たぶん気ままに振る舞っているのは家の中だけで、表ではうまく化けの皮をかぶっているのでしょう。この母からこの娘ができたというのは逆に納得がいくところもありました。なにしろ反面教師としてこれ以上の逸材はそうありますまい。
 気になったところが二つほど。
 2話「婚約の行方」ではアネットは流刑になるとされています。一方12話「ドブネズミの人生」では新天地に行ってジェレミアと会うという話が出てきます。8話「王子の外出」で触れられた暴漢出現の件でジェレミアも流刑になっているのかと思いますが、流刑地を新天地と言えるのかどうか。私の場合は流刑と聞いて後鳥羽院だの俊寛僧都だのといった悲惨な例をまっさきに思い出しましたが、もっと大らかなものを想定しているのでしょうか。オーストラリアなどはそのような印象を抱かれることもないわけではありませんが、実際はそんないいものでもなかったようですし、そもそもあれは古今東西の流刑地のなかではかなり異色の存在ではないかとも思います。
 もうひとつは、時代の雰囲気を感じさせる記述が見当たらないことです。おそらく封建時代末期、産業革命前夜といったあたりだろうと見当をつけましたが、はっきりとそうしたことがわかる記述はありません。暴漢出現の件は民主化運動の走り、つまり近代の曙なのかもしれませんが、単なる王朝交代の前兆である可能性もあります。9話「花冠をのせて」冒頭の村人たちについての記述からは、情報の流通が少ない、したがって人や物資の行き来も少ないというかなり古代寄りの中世のイメージを読み取ることができます。民主化運動やオオカミの絶滅といったことがらは、近代化というよく知られた枠組みの中に置いたほうが理解しやすいように思いますが、あるいはそうした安易な理解を避けるためにあえて時代がわかりにくいように書いたとも思えます。もしそうだとしたらこのような心配はよけいなお世話というものでしょうし、聞き捨てになさってください。

  • 投稿者: 千賀藤兵衛
  • 30歳~39歳 男性
  • 2018年 07月04日 01時32分
感想ありがとうございます。
まずは疑問にお答えします。長文です。
一つ目、「新天地」について。アネットの罰は基本的に本土追放のつもりで書いていました。流刑地という側面もありますが、現実はともかくとして、一攫千金を夢見た人たちが渡る場所という認識です。そして、正確にいうと、ジェレミアは捕まっていません。偽ジェレミアは現れましたが、本物は遠くからリリーローズに別れを告げ、自分の意思で移住したつもりで書いていました。わかりにくくてすみません。そのうちふらっと直すかもしれません。
二つ目。時代について。ぼんやりと近世や近代あたりをイメージしていましたが、はっきりとモデルにした時代はありません。ただ、都会がいち早く近代化したのに対し、田舎の方は時代遅れということもありえることです。特にリリーローズのいた地方は森も多く、どちらかと言えばかなり閉鎖的です。なお、ジェレミアのグループはレジスタンスの皮を被ったテロ集団に近く、イデオロギー的なものはあまり持っていないものと思われます。産業革命の波が押し寄せ、社会的な動乱が起きるのももう少し先の話です。
そんな感じで書いてみましたが、作品を「よいもの」と言ってくださり、嬉しかったです。ありがとうございました。
[一言]
完結まで息をつかせぬほどの濃密な世界観が続いていて、一気に駆け抜けたような気持ちがしています。

それでいて、ただ静かに月に照らされた森が広がっているような、奇妙な静けさ。

悲しいエピソードの積み重ねなのに、不思議と最後は明るさと言うか、揺るがない主人公に希望を感じました。 
とても素敵なお話でした。
ありがとうございます。

ふたたびの感想をありがとうございます。
最後まで楽しんでいただけたようでとりあえず安堵しました。
リリーローズの環境は必ずしも彼女に優しくはありませんが、それにも真正面から向き合うリリーローズの存在があったからこそ、最後まで書ききれたと思います。
ありがとうございました。
[一言]
はじめまして。
物語はまだ序盤かと思いますが、引き込まれて一気に最新話まで読んでしまいました。

主人公がどんな風に「狼になる」のか、あれこれ想像しながら楽しみに更新をお待ちしています。

応援してます。
はじめまして!
感想ありがとうございます。
実は……この作品は短期集中連載とあったように、基本的に短めなのです……。と、いうことなので、もうそろそろ。最終話までは予約投稿済みです。納得してもらえるラストになっているかどうか、最終話公開までドキドキな状況が続きます笑
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