感想一覧

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[良い点]
曇りないまなこで見よ。
そこから真理の扉は開かれる。ですね♪

なんだか言葉が、もののけ姫やハガレンっぽい感じになりましたが、私にはルドンの絵よりも探求者たる一人の人間、青年、男性、僧侶、みたいなものがイメージできました。

作者自身の曇りのない瞳が見えてきます。
[気になる点]
「おろそか」の部分がもう少し良い言葉があるかなと思いました。
「見えないもの」の方が、どちらかと言えばおろそかにされるので、自分の知らない新しい世界に読み手を向かわせる言葉として、もう少し良い言葉がないかな?と、私自身が考えてしまっています。
[一言]
私は絵よりこの詩の方が色があって好きです。
感想ありがとうございます^^


ルドンの描いたものをそっくりそのまま自分のことばに変換したつもりだったので、この詩がいいと言われるとちょっと面映ゆいです(笑)

「目に見えるもの」がおろそかにされるというのは、案外あることなんじゃないかなと思います。
有名無実なんてことばもあるけれど、人はそこに実在するなにかよりも、思い描くなにかを常に見ていて。
特に、これから空想・フィクションの世界を作ろうとしている人は、ついおろそかにしがちなんじゃないかな。

でも、リアリティというか共感性というか、そういうものがなければ、創造した世界に人を引き込むことはできなくて……だから神や天使は人型に描かれるんでしょうね。
ルドンの描くものは異形も多いですが、目鼻があって人間的な表情をしていたり、それこそ背景に描かれた植物が現実味を帯びていたり、そういうものをしっかりと観察して描きこんでいるからリアリティが感じられるのです。
[一言]
ルドンのポエム来ましたね!^^
あの作品が脳裏にありありと思い浮かびました。
あるがままを見て、不思議な世界へと上昇していってくれる目…。自然を見ると、見えない世界へと連れて行ってくれる目…。
韻が軽やかで、読んでいて気持ちが良かったです。
  • 投稿者: 扉園
  • 2018年 06月24日 21時56分
感想ありがとうございます^^


ルドンは曖昧なものを描くけれど、彼の言葉を見ているとけっこう細かいこと考えているような気がして不思議な気分になります。言葉で語ろうとしてしまう人は、絵を描いてみるとちょっと違うのかも? ……と思ったりもしました。
こないだのルドン展は、ルドンが不思議な絵によく描き入れている木や植物に注目させるものでした。空想の世界に現実とのつながりがなにかひとつあると、なんかしっくりくるものなんですよね……
[良い点]
空想と現実。
リアルとネット。
警告と容認。

そんな感じがしました。
綺麗で不思議な表現も素敵です。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2018年 06月22日 13時44分
感想ありがとうございます^^


あれ、こっちも思ったよりポイントが入っている(笑)

空想は楽しいけれど、現実とつながるなにかがあるからこそ、より深みが増すのかなと思います。
ルドンはカミーユ・コローという画家のすすめで、熱心に木の素描をしていたそうです。
[良い点]
 私たちをひっぱるものは目
 目は奇妙な気球のように、ぶらさがった身体を持ちあげて
 見えない世界へと、向かわせる

このフレーズにしびれました
[一言]
ルドンぽいですね
感想ありがとうございます^^


じつはこれ、絵だけでなく、ルドンの芸術観というか、彼ののこした言葉もモティーフにしているのです。

目に見えるものと、目に見えないもの……そういうのって、リアルとネットという二つの環境を抱えている現代の私たちにも言えることなのかな……とも思ったり、思わなかったり。
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