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[一言]
第2章 悪魔来たりて・Ⅴ 感想&解説

一見、銃vs魔法の圧倒的不利な戦いに見えるが、この世界に魔法は存在せず、いわゆる「発達した科学は魔法と見分けがつかない」を採用しているので、実際のところは「銃vs近未来の科学技術」の戦いです。

悪役の鏡のような憎まれ口を叩く、悪魔に扮する男。散々煽ってから最後に相手を勝たせて観客の溜飲を下げるのが悪役の仕事。
古風なセリフが年季を感じさせて本物の悪魔のように見える。
悪魔と闘うのは中世以来の十字軍騎士ならば本懐であるともいえるが、しかし、この世界には悪魔も天使もいない。少なくとも実体として現れることはない。現実と同じく。
いるのは百年前に湧いて出た不死者の群れで、彼らはそれぞれ天使や悪魔を演じようとしている。

しかし、悪魔ならそうこなくてはというセリフの数々が面白い。
このアルファベータというキャラから、使役するドラゴン、銃の選定、戦闘シーンの組み立てまで全てかすがまる氏の独創。微に入り細を穿つように描き込んでくれています。

  • 投稿者: tsubata
  • 2022年 06月26日 06時15分
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