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第2章 悪魔来たりて・Ⅰ 感想&解説

モイレイン登場、マリアとのやりとりから、悪阻に苦しむマリアの哲学的な独白。
実はこの辺り、意見が分かれたところで、当時のやりとりから抜粋すると、

マリア、ものわかりが良すぎるかも。もっと自分の境遇を呪ってもいい。
受胎告知シーンでは、天使に激しく抗議してもいい。 処女懐胎だなんて冗談じゃない、人の体に勝手なことするな、などと啖呵切ってくれた方が人間味があるというか、見てる方も安心できる。
当然、女性の権利として堕胎を考えるマリアだが、そうはさせないように監視せよと命令されているエティエンヌがそれをさせない。(長年の聖母協定によって、聖母として選ばれた少女の行動パターンは分かっている。)
体内にわけのわからないものを孕まされた恐怖、早くなんとかしないと、という切迫感を描いて、読者にマリアを心配させたい。

ここは、堕胎を考える主人公をよしとしなかった、かすがまる氏の良識を尊重しました。

エティエンヌの部下二名、コミックリリーフの役割を演じつつ、さりげなく状況説明。ダレ場も無駄にはしていない。
  • 投稿者: tsubata
  • 2022年 06月21日 14時55分
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