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マザーグースを連想する童謡。
日本のわらべ歌もそうですが、どうして薄気味悪い歌詞なのでしょう?
残酷さも際立っていますね。
  • 投稿者: 米森充
  • 2025年 07月15日 11時06分
[一言]
 拝読しました。
 片田舎の町を恐怖と不安で踊らせ、しかしその実態も目的も悟らせぬままに消え失せる。発祥の知れない童謡にまつわる、ひとつの都市伝説の紹介記事のように雰囲気満点のお話でした。
 両手の指を順繰りに、というのが向こうのルールを思わせます。
 が、必要以上に殺害方法が猟奇的だったり、要らないもののように指を新聞配達員に投げつけたりと、徹底的に殺害と嘲弄による自己満足を目論むようなその行動が、ただひたすらに不気味で妙味でありました。
ありがとうございます

作中で語られた通り、この事件は、結局のところ迷宮入りになり、いまも犯人は不明のままです

きっと、当時の鑑識技術では、限界もあったのでしょうね

現代のそれならば、或いは…

…いえ

相手が人間でなければ、同じ結果になるかも知れません

悪魔は、いつの時代も様々な形で、神の愛し子である私達「人間」を苦しめようと、狙っているのですから
[良い点]
警察の捜査網を潜り抜けては次々と、子供たちを手に掛けていくピエロの正体が、結局分からないまま終わるので、それがまた後味の悪さや不気味さを引き立てていて、すごく良かったです。
時代の背景や当時の社会情勢の色合いについて語られているのも、作品に奥行きや味わい、リアルさを出していて、読んでいるといつのまにか引き込まれていました。
[一言]
色々考えながら読むとまた面白いですね。
ピエロによる殺人事件は、実は住人たちが町興しの為に行っていた自作自演で、だから犯人を目撃したという証言がなかったとか、そんなことをやっていたら最後の方で本当に正体不明のピエロが……
という感じで(笑)
怪を語れば怪至る、という言葉があるように、ピエロの童謡をなぞって住人が子供を殺めていたら、いつのまにかご本人も引き寄せられた、と自分なりに色々楽しませて頂きました。
ありがとうございます

時代の過渡期には、世が乱れるような混乱が生じ、それと共に普通では考えられないような怪事件が発生しやすいようです

ここに記した事件も、そんな類のものだったのかも知れません

今は、犠牲となった哀れな子供たちの冥福を祈るばかりです

そして、二度とこの悪魔のようなピエロが、姿を見せないことを願わずにはいられません

正体が何にせよ、その所業はまさに悪魔そのものだったのですから
[良い点]
セリフ少なめ地の文多めで、情景がかきたてられます。
不気味さをあおってきますね。
[気になる点]
ピエロあるいは道化というワードがタイトルに欲しかったかなと思います。
サトウキビ畑が舞台ですし確かにタイトルとして間違ってるわけではないと思うのですが、正直タイトルに関してはしっくりきませんでした。
[一言]
自分もホラー執筆に挑戦しています。
作者としても読者としても、応援してますね。
感想&ご意見ありがとうございます

私の文章は、読んでいて回りくどいため、余計なものを削ぎ落とした結果、こうなりました

淡々と書いておりますので、人によっては「素っ気ない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか

タイトルについては、本文終了後につけております

いくつか候補がありましたが、アメリカが舞台ですし、向こうの小説みたいな「一見しただけでは、内容が分からないタイトル」にしました

今回の企画の参加表明に書いた通り、私は短編もホラーも今まで書いたことがないため、実は苦手です

しかしながら、今夏は思いきってチャレンジしてみたところ、たくさんの方から反響をいただきました

チャレンジしてみて、本当に良かったと思います

同じチャレンジャーとして、私も真原砂さんのことを応援させていただきます
[一言]
実際にあったのであれば、オカルト・クロニクルというサイトで特集されそうな事件ですね。
確かに、人か魔物かよくわからない感じがします。
この間アメリカで話題になった殺人ピエロは、もともとスティーブンキングのITが元といわれていますが、それ以前にもアメリカではなぜかピエロとフリークスを恐れる風潮があったみたいです。
人間の中にはどういうわけか、滑稽な道化師を笑うだけでなく畏れる感情があるのかもしれませんね。
日本でも江戸川乱歩の「地獄の道化師」がありますし。
「オカルト・クロニクル」なるサイトは初耳です

一応、調べては見ましたが、取り扱いはありませんでした

私が尊敬する妖怪漫画家、故・水木しげる先生によれば「笑いは時に、笑われた方に恐怖をもたらす」とされます

本来は笑いをもたらし、滑稽な存在である道化師

それが、その本質のまま、私達を嘲笑いつつ凶行を行う存在になると、確かに恐怖感が増すからかも知れません

一般に「道化恐怖症」は「ピエロは化粧により表情が分かりにくいため、何を考えているか分からないから怖い」「子供の頃、恐怖に敏感な年頃に出会う存在だから」とか、その原因も色々理由を取り沙汰されております

私が思うに、ピエロは笑いの裏にあるもの…暗い感情を押さえて、我々に近付いてくるから「恐ろしい」と感じるのかも知れません

もっとも、本作のピエロは、自分の悦楽のために凶行を重ねた、まさに悪魔のような存在ですけどね
[良い点]
お疲れさまです

It のペニーワイズのような悪意と薄気味悪さがありますね

さすがだと思いました
ありがとうございます

スティーブン・キングですね

同氏は、私の憧れの作家でもあります

「IT」も名作でした

拙作のピエロも、人かどうか怪しい存在です

アメリカでは、こうした怪しいピエロが出現することが多いようです

動画サイトをめぐると、結構な数があったりして驚きました

もっとも、こちらは人間がほとんどのようです
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