エピソード1404の感想一覧

ミーアは遠回しに「シェイプアップした方がいい」と言われ、クラリッサは遠回しに「ブラッシュアップした方がいい」と言われ……忠告の内容が雲泥の差である（笑）。

[良い点]
宰相閣下が婉曲に「具体案無しではならぬし、民衆への影響も充分考慮せねばならぬ」と言っているのだろうと思われる。(「1番じゃなきゃいけないんですか？」とか云う割に中身が空っぽとか相手に文句を言ったら特大ブーメラン必中とか云うレベルでは問題外)
何処かの国の某政党のような脳内お花畑や他人の土地も俺のもので特別軍事作戦とか云うレベルでは更にいけないのだが、武人脳の(と予想される)クラリッサ姫にそれは出来るのか？

[気になる点]
どういう具体案を作って宰相閣下に持って行けばゴーサインが出るかですね。

[一言(脱線中)]
やはり飛んでくる矢を手刀でへし折り、素手で矢を掴んで相手に倍速で投げ返すとか、ディオン氏の真剣全力打ち下ろしを確実に真剣白刃取りして一瞬でへし折る、とかそっちの方の技術取得のために「女子にも読み書き計算が必要」ってやるとか、アマゾネス級戦闘能力を持つ女性特殊部隊を設立とか……？
(何か違う)

ブラッシュアップして持ってこいってことやね

その答えは……別に意外ではなかった。

　レムノ王国の貴族の誰に頼んでも、きっとそのような答えが返って来ただろう。ただ、善良な人として知られる彼に、すげなく断られたことが悔しかった。
「私はレムノ王国の貴族です。国を守り、民を安んじて治める責任がございます。具体性を欠いた改革はいたずらに民を混乱させ、安寧を損なうもの。そのようなことに賛同などできるはずもございませぬ」
　重々しい口調で、ダサエフ・ドノヴァンは言うのであった。
このドノヴァン伯の答え方から考えるとクラリッサ姫が具体的な事を告げていないので不安とクラリッサ姫が窮地になる事が予想されて賛同出来ないと答えた気がしてミーアやラフィーナ、そしてシオン等の賛同を得ている点や具体的改革案と根回しをすればドノヴァン伯の協力が得られそうな予感　特に神聖典に背く事はその王権の正当性を失う事になりレノ厶国王家の正当性が無くなる事になりますので改革は必然的に成らざるおえないですしね

>折よく、と言うべきか……ドノヴァン伯は港湾都市セントバレーヌに滞在中とのことで、帰還するルシーナ司教伯の一行と同行させてもらうことになった。
>向かうはセントバレーヌの一角、とある商人の館だった。聞けばドノヴァン伯は、懇意にしている商人のもとに滞在中だという。

なんてこと！ドノヴァン伯が魔都セントバレーヌに滞在なんて！しかも彼の地の商人の家なんて！
彼の地はミーア様の御力により守護された土地！既に菌糸は街中に張り巡らせられており、住民もまたキノコ族が主流になっている地！特に商人はキノコ色に染め上がった連中ばかり！
そんなところにレムノの宰相が滞在なんて、あっという間にキノコ転生されてしまいます！
既にレムノへの侵食は人知れず開始済なのですね！
流石はミーア様！まったりしているのは擬態で既にレムノの改革は始められているのですね！

>それから、試すようにクラリッサを見つめて……。
>クラリッサ姫殿下から、でございますか……？

まあ、借り物の考えではなく、自身の心と頭で考えているかなー？と言う値踏みなんでしょうね。
ミーア様ならこの態度だけでチキンハートで安々と見抜くかと思いますが、義姉様には少々難しすぎるのではないかと？
ええ、実の娘のことを大して評価していない国王にモノを言うためとはいえ、あまりにもやり方が稚拙すぎますからね！
そりゃあ、相手にしていなかった小娘に事前の根回しもなく不意打ちで面目を潰された報復は苛烈になって、とばっちりを受けたアベルが大変な目に合うわけですよ！
クラリッサ義姉様って下手な蛇よりミーア様へ的確に損害与えるように振る舞えるって逸材ですね！

>具体性を欠いた改革はいたずらに民を混乱させ、安寧を損なうもの。そのようなことに賛同などできるはずもございませぬ

優しいおじいちゃんですね！
ええ、具体的で、民を混乱させずに、国の安寧を損ねなくてできるのであれば賛成すると言っているも同然ですからね。
ウンウン、流石はミーア様！頼るべき人を間違えていないあたり帝国の叡智の面目躍如ですね！
こういったことをクラリッサ義姉様には学んでいただかねばならないのですから、ミーア様の姫道伝授は難航しそうでね！
パライナ祭のキノコ共の出し物で姫道覚醒してその辺りのことに気を配れるようになれるといいですよね！

女性の地位向上だけが目標で、同時に今までの王家は間違っていたと喧伝するのを手段に用いようとしている…たしかにこれは賛同しづらいかもしれない
王家を攻撃するのではなく国民全員の教育水準を平等に上げる（自然に女性も対象にする）ような名目を用意できれば味方になってくれる…かな？

優しいな。実現可能な具体策を持ってくれば賛同するって教えてあげてるなんて

ここからクラリッサは具体策を出せなかったのでしょうが。考えて参りますのでまだ機会を下さいで繋げておけば良いかと？識字率は江戸時代の日本が外国に比べて異常に高かったので、単純に職には結びつきません。外国は聖書やコーランで学んでいてコーランについては覚え易い様に非常に詩的です。空を飛ぶ鷹の羽の上にもアラーの祝福有りの様な。ただ聖典に頼った教育は狂信も呼びので、実際に洗脳に使われたり。実利的な物が良いかと。日本で識字率が高かったのはまず寺子屋・私塾(そろばん含む)の存在と武士における儒教と貨幣経済の発展による読み書き算術の必要性からですから。今セントバレーヌですよね？商人達は学校以外ではどうやって覚えたんでしょうか？また、セントバレーヌはミーアの味方です。上手く動いてくれるかな？

>「私はレムノ王国の貴族です。国を守り、民を安んじて治める責任がございます。具体性を欠いた改革はいたずらに民を混乱させ、安寧を損なうもの。そのようなことに賛同などできるはずもございませぬ」

うん、そりゃそうだ() 残念ながら本当に具体性が死んでるんだもの、クラリッサ王女の思いつき()
その割に余計な混乱を招く要素は満載とか、帝国の眼鏡でも天を仰ぐレベルだわ……(やはりミーア様やオラウニア姫は姫の中では上澄みも上澄みなのですね……()みたいに)
ミーアですら「止める以外無いけどどうやって止めようかしら……()」みたいな状況でしたしね……()

そもそも信用のないクラリッサ王女の提案であり、具体性が乏しいから真正面からの批判じゃ反対されるよね。
帝国皇女は良くも悪くも正面切っての批判はせずに、目先をずらして、先方にも利益が見えるような展開に持って行くから、反発も少ないんだよね。