感想一覧

[一言]
「１０話「夏祭り」亀戸玄武。」まで読みました！

『１話「待ち合わせ」神渡京介。』

絶対に怖いお話だと思って読んでいたら、とても切ないお話でした！
太郎君がやさしすぎる！


『２話「真夜中のランナー」風祭順。』

なかなか考えさせられるお話です！
目的を達成せずに死んだら、やっぱり未練は残りますからね……。
でも自分の街で走っていたら怖い…………。


『３話「お正月に帰って来た」藤宮蛍。』

これはまた微妙な幽霊ですね！
しかし空気が読めない幽霊って言われても、普通の幽霊なら空気読むのかよ、とも思いますので、なかなか可哀そうです！


『４話「山登り」透真瞬一。』

こっちは実際にありそうなお話で、けっこう怖かったです！
でも「我々は、全員で登頂出来た。良い思い出だよ」という言葉に救われました！
とてもいいお話だと思います！


『５話「アンティークゾンビ」八幡八重花。』

実は私は本職がゲームデザイナーでして、ゾンビが出る「あの」ホラーゲームにもスタッフとして参加した事があります！
なので、ゾンビがオカシイって言われると、非情に耳が痛いです！
本当に申し訳ありません！
って、これ感想じゃないですよね……。


『６話「ゾンビ２」城新地。』

えっと「あの」ホラーゲームの２作目に出るのは前作の主人公の「妹」でして「姉」ではありません！
って、そこは突っ込むところではないですね！
しかしゾンビの最終目的が「世界支配」っていうのは目からウロコでした！
画期的なアイデアです！
新しいゾンビものに使えそうですね！


『７話「ゾンビ３」水野智之。』

まさかのゾンビ３連発！
実はゾンビ好きなのですね！
でも、このお話は前の２つとはぜんぜん違っていて、いろいろ興味深いです！
「あの」ホラーゲームが「畏敬を忘れたヒトのためのホラー」という分析はかなり斬新だと思います！
と言うか、この物語自体がどんな結末になるのか、けっこう怖くなってきました！


『８話「贋作」明野未明。』

これは今までの７つの物語と比べて、ずいぶん異質ですね！
ただ、「人を呪わば穴二つ」や「人生を楽しむための美術で」という事の怖さを伝えるには、この文字数では足りなかったかもしれません！
言わんとする事は分かるのですが、もっと長いお話で読みたかったです！


『９話「SNS」原唯。』

これは怖い！
「自分の好きな世界に行ってしまった」って、めちゃくちゃ怖いです！
現時点で怖さでは、これが１番ではないでしょうか！


『１０話「夏祭り」亀戸玄武。』

これは不思議な余韻がありますね！
風鈴というのが風情があっていいです！
鳴ったから、いる。
止んだから、帰った。
読んでいて、その空間にいるような気分になりました！
すばらしいです！