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これは確かにしっかり書いてませんでしたね。

この時点で、主人公はジェニファーとリパがパートナーだと思っているし、リパも事実上、ダンジョンマスターとしての仕事をしているわけです。

リパがダンジョン内の畑等の運営などもしているのを見て、主人公もダンジョンはジェニファーとリパのカップルが運営していると理解しているわけですが、後の方の話で、付き合っているわけではないということが明かされています。

ダンジョンマスターという肩書や地位や名誉が欲しいジェニファーを矢面に立たせてダンジョンの歴史のデータ管理を任せ、リパは作業や農業の研究に勤しんでいるということなんです。
リパとしても明言を避け「俺の知る範囲ではないし、植物園のダンジョンのことをすべて知っているわけではないし、責任はない」という点が、ズルいところです。

どこかで書いてあると思いますが、ジェニファーがリパに対し自分の気持ちに素直になれないし、どうしても生まれと育ちのせいで地位を求めることに固執してしまっているようです。
リパとしても、仲のいい魔境の先輩ではあるし、女性的な魅力も感じているものの「自分が誰かのパートナーになる」というイメージがつかず、とりあえず目の前の仕事に逃げている状態ですね。

煮え切らないカップルという気持ちで眺めていてください。