感想一覧

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[一言]
>「小説家になろう」を「精神と時の部屋」と呼んでいました。リアルタイムでレスが来る、修行の場。そうした認識でした。
ワラタ
短い話が日々更新されるなろう連載は、新聞連載小説に似てると思いました。

返信>ネット小説の登場より前が、ちょっといびつだったのかなと感じています。
明治大正の昔から、今はちょっと意味が変わりましたが「同人誌」というのがあります。
ネット時代になって、読者や作者の集まりが劇的に変わったとはおもいますが。

  • 投稿者:
  • 男性
  • 2019年 12月02日 06時31分
新聞連載小説にも似ていますね。

明治大正の頃の同人は、なかなか一般の人が気軽に読めるものではなかったので、今の時代のオープンな感じの方が、個人的には気に入っています。
[良い点]
一人の書き手として、色々と考えさせられるお話でした。
裾野の広がりがない分野は、そのまま死んでいくだけです。そういう意味で、小説サイトというのは私が思っている以上に大きな役目をはたしているのですね。
新しい形ができたときについ拒否反応が出てしまうことが多いのですが、そういう時に臆せずガンガン飛び込んでいける人間になりたいものです。
  • 投稿者: 鳴海 酒
  • 2018年 09月09日 08時56分
書きたい人が増えているのに、紙の本の市場は小さくなっている。

そうした中で、書いて読んでもらってというサイクルを回せるネット小説は、次のスタンダードになる可能性を秘めていると思っています。

少なくとも、楽しんで書いている人がいる、読んでいる人がいるという意味で、重要だと考えています。

プロ以外存在しない野球がいびつなように、ネット小説の登場より前が、ちょっといびつだったのかなと感じています。
[一言]
 なろうの自由さは、衝動の自由さで、ある意味、中上健次的物語論のような所があるとは思う。つまり、彼らは歩かざるえない衝動に突き動かされて、歩いている。

 しかしその形式は、従来の文学からすれば余りにも大雑把で、舌足らずで、又は大味で、いわゆる文学的繊細さというものなどは、まったくおかまいなしの、野生そのものですらあった。
 別の言い方をすればど素人という事なんでしょう。が、これがむしろ良かった。文章そのものの敷居が下がり、読み手にやさしい作品がそこに登場した。ただし、それは稚拙といった批判の裏表の存在として在る。
 しかし、そこで批判している者らは、それらが稚拙である故に、いわゆる、大衆、へ、届かせる事ができたのだ、という視点が抜けていた。

 私はこうも思うのです。
 つまり、日本文学、もしくは小説界隈は、読者を育ててこなかったのだ、と。
 人々は、むしろ物語を求めていて、しかし、自分たちでも読める物語がそこになく、だから読まなかったのだ、と。

 ネット小説は、ある意味、読者の裾野を広げ、つまり、読者を育てているのかもしれない。だれでも始まりは教養などなく、絵本や児童書からはじまり、そして気晴らしによむ英雄譚や喜劇によって、文学というものに親しんでゆく。

 だから私は、文壇、もしくはサロンの中で、偉ぶっている業界人に対して、疑問しかわかない。
 特に、純文学というジャンルにおいて、純文学とは何か、という事すらも、丁寧に定義せず、その意義も曖昧なままに、ただただ、奇天烈な個が文章に現れていれば、それを純粋な文学、つまり、大衆小説に対する存在としてきた。
 当然、純文学からデビューしたものは、大衆性のない、潰しの利かない己の個性を持て余す。つまり、かれらこそ、サロンの犠牲者であり、サロンがサロンとして権威づけする為の味付けでしかない。

 こうなると、むしろ、人々と向き合った作品としての、ネット小説という存在は、むしろ、ある種のルネッサンス(文化復興運動)みたいな部分もあるようにも思えてくる。

 もちろん、商業的に成功させるには、文学の品質ではななくて、商売としてのスキームの方が重要だとは思います。
 正直、国家の文化事業の一つとして、ネット小説に力を入れてもいいとは思うんですよね。
 現状だと、ただただ、既存のビジネススキームにつまみ食いされてるだけだと思いますし。
ネット小説の登場により、小説や物語の民衆化が図られているのだろうなと感じています。

元々は、一部の知的エリートによるものだったのが、大衆文学による裾野が広がり、ネットの登場により双方向で利用できるようになったという。

読むと書くが両輪になって、はじめて見えてくるものもあると思っています。
[一言]
お久しぶりです。
と言っても雲居様の作品に感想を書いたのは、はっきり覚えているのが「『小説家になろう』連載1作目完結の反省と対策」だけなのですが(汗)。
丸二年ほど音沙汰無しでしたので、どうされたのかとは思っておりました。

ご無事でなによりでした。
遅ればせながらデビューおめでとうございます。

>めもりーくりーなー
Win98時代にはお世話になりましたよ。

>文学の世界というのは、基本的に「会員制のサロン」なのですね。
>途中の選考で、編集者の人たちが「面白い」と押していても、最終段階で「これは小説ではない」と判断されると落ちます。
あちこちの文学賞などで「選考委員」のメンバーを見た時に、そんな感じなんだろうなあとは思っておりましたが、やはりそうなんですね。
確かその昔、大衆小説(娯楽小説)が人気を得て爆発的に増えた時に、純文学至上の「当時の文壇」が同じことをしてたのではなかったでしょうか。
>よく、「小説家になろう」を中心としたネット小説について、「レベルが低い」とか「テンプレ」とかいう意見が出されるのですが
というのも同じです。
面白いですね。
ありがとうございます。音信不通はよろしくないなあと思いつつ、書けずにおりました。

「会員制のサロン」というのは、賞を取れず、裏口から入った形の人間なので、特に思います。

授賞式などに参加していないので、誰とも会っていないので。
[一言]
はじめまして。失礼します。
私も、気軽な感じでやってますし、何より文庫本とはまた違った作品も読めるので、ネット小説はネット小説でいいなと思いますね。文庫本には文庫本の良さがあるし、ネット小説にはネット小説の良さがある。アニメと漫画の差というか何というか……まぁ、それぞれ良さがありますから、そこを軽く受け入れるかどうかで変わってきますね。
テンプレがどうこう言っている人は、文庫本などでも物語を楽しめていないのでしょう。
  • 投稿者: 退会済み
  • 女性
  • 2018年 08月28日 23時15分
管理
音楽が、CDや配信で形態が変わったように、フォーマットの違いはけっこうあると思っています。

そして、本の形態に合わせたものだけが物語の形式ではない。

色々あって、色々楽しめる。

テンプレも、俳句の季語とか、短歌の本歌取りだって、ある種のテンプレなわけですし。

固定観念で見るのではなく、自由に楽しめればと思います。
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