エピソード65の感想一覧
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[一言]
100分という、今や子ども向けアニメ映画にも劣る尺の背景には、コロナ禍に結び付けてヒットを狙おうとした当初から、コロナ禍の不安を煽りそうな要素を全て抜くようにと、スポンサーからの「逆テコ入れ」があったのだろうと思われます。
結果、死ぬのは道徳心に欠ける若者ばかりにしたんでしょうね。
監督としては、使えなかったシーンが沢山あって不満だったんじゃないですかね?
警察の描き方も、コロナ禍で悪いのは道徳心に欠ける一部の一般人という意図を強調する意味合いがあったんだと思います。
私の好きな映画に「ジャッカルの日」という作品があって、警察も犯人も、徹底的に任務の成功にフォーカスした描き方をすれば、おのずと人間を描く事にも成功するはずなんですけどね。
後はやっぱり、佐藤浩市の存在ですね(笑)!
私個人としては彼の事は大好きで、日本人が考える「役者らしい人生」を送った最後の世代だと思うのですが、自ら「役者バカ」の鎧で武装している為に、常に「役者・佐藤浩市」の顔しか出来ない、ある意味日本のハリソン・フォードと化しております(笑)。
佐藤浩市が出てくると、その安定感に観客は安心しながらも何故か笑ってしまうのです。
彼の様な役者を、アクションものの組織の幹部として登場させ、クライマックスには結局ひとりで問題を全て解決する様な作品を作る事の出来ない日本は、映画を受け止める包容力を失った国なのだと思いますね。
これからは、ヒューマンドラマもアニメでしか観られない時代になるかも知れません。
100分という、今や子ども向けアニメ映画にも劣る尺の背景には、コロナ禍に結び付けてヒットを狙おうとした当初から、コロナ禍の不安を煽りそうな要素を全て抜くようにと、スポンサーからの「逆テコ入れ」があったのだろうと思われます。
結果、死ぬのは道徳心に欠ける若者ばかりにしたんでしょうね。
監督としては、使えなかったシーンが沢山あって不満だったんじゃないですかね?
警察の描き方も、コロナ禍で悪いのは道徳心に欠ける一部の一般人という意図を強調する意味合いがあったんだと思います。
私の好きな映画に「ジャッカルの日」という作品があって、警察も犯人も、徹底的に任務の成功にフォーカスした描き方をすれば、おのずと人間を描く事にも成功するはずなんですけどね。
後はやっぱり、佐藤浩市の存在ですね(笑)!
私個人としては彼の事は大好きで、日本人が考える「役者らしい人生」を送った最後の世代だと思うのですが、自ら「役者バカ」の鎧で武装している為に、常に「役者・佐藤浩市」の顔しか出来ない、ある意味日本のハリソン・フォードと化しております(笑)。
佐藤浩市が出てくると、その安定感に観客は安心しながらも何故か笑ってしまうのです。
彼の様な役者を、アクションものの組織の幹部として登場させ、クライマックスには結局ひとりで問題を全て解決する様な作品を作る事の出来ない日本は、映画を受け止める包容力を失った国なのだと思いますね。
これからは、ヒューマンドラマもアニメでしか観られない時代になるかも知れません。
エピソード65
新年一発目のコメントありがとうございます!
この映画がコロナ以前か以後か、どちらの時期に作られた映画かは存じておりませんが、渋谷に大量にマスク未装着の人が集まっている映像が、逆に新鮮に映りました。人間の慣れというのは恐ろしいものですね。
しかし「スポンサーの逆テコ入れ」という指摘は気づきませんでした。仮に仰る通りだとしたら、スポンサーに忖度して映画の強度を弱めてしまう弱腰な風潮?だけは、なくなってほしいものです。
「ジャッカルの日」のような、我慢強くて男らしい骨太な映画を撮ってシネコンでかけるような気概は、今の邦画業界にはないでしょうね。プロデューサーや配給が安易な客釣りを前提に、外見だけは良い企画をぶち上げているのも関係しているんだろうなと思います。
佐藤浩市さんについての指摘は、なるほどと納得しました。去年公開された「Fukushima50」でもそうでしたが、映像における彼の佇まいは確かにハリソン・フォードを彷彿とさせますね(笑)。
個人的には、まだ黒沢清がいるという安心感(?)がありますので、邦画実写への希望は捨ててません(笑)。吉田大八など、原作つきで良質なヒューマンものを撮れる監督もおりますので。(ただ、今度公開される『騙し絵の牙』は予告編だけを見る限り、なんかすごく不安なんですよね……観に行きますがw)
この映画がコロナ以前か以後か、どちらの時期に作られた映画かは存じておりませんが、渋谷に大量にマスク未装着の人が集まっている映像が、逆に新鮮に映りました。人間の慣れというのは恐ろしいものですね。
しかし「スポンサーの逆テコ入れ」という指摘は気づきませんでした。仮に仰る通りだとしたら、スポンサーに忖度して映画の強度を弱めてしまう弱腰な風潮?だけは、なくなってほしいものです。
「ジャッカルの日」のような、我慢強くて男らしい骨太な映画を撮ってシネコンでかけるような気概は、今の邦画業界にはないでしょうね。プロデューサーや配給が安易な客釣りを前提に、外見だけは良い企画をぶち上げているのも関係しているんだろうなと思います。
佐藤浩市さんについての指摘は、なるほどと納得しました。去年公開された「Fukushima50」でもそうでしたが、映像における彼の佇まいは確かにハリソン・フォードを彷彿とさせますね(笑)。
個人的には、まだ黒沢清がいるという安心感(?)がありますので、邦画実写への希望は捨ててません(笑)。吉田大八など、原作つきで良質なヒューマンものを撮れる監督もおりますので。(ただ、今度公開される『騙し絵の牙』は予告編だけを見る限り、なんかすごく不安なんですよね……観に行きますがw)
- 浦切三語
- 2021年 01月02日 15時59分
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