エピソード89の感想一覧
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[一言]
『迷宮ラビュリントス 3』『迷宮ラビュリントス 4』で、アシュリーとセイロンが亡くなったのは、作品としては逆に良かったかなという感じがしました。
というのは、『限界の果て』以後の町がモンスターに襲われた時も、具体的に人が死ぬ描写がほとんどなかったからです。
そこで、リアリズム(現実的な構造)としては、重みがあまりなくて、アルスとセイラの悲劇以降、物語が軽くなってるかなーという感じがあったので。
この作品が単なるエンタメならそれでもいいんですけども、やはり始まりからしてシリアスな構造があり、ここにおいて、異世界での冒険が『単なるお話』『単なる冒険活劇』とはし難い。
つまり主人公らは、なにかを求めてスマホのゲームをやり始め、そしてなにかを渇望しながら、異世界に迷い込んでいる感じがある。
更に、2度目の異世界への挑戦時に、主人公が遺書のようなものを書いたような、まぁ、覚悟というか追い込まれている感じというか、そうした物語の流れというか構造があって、追い込んでいく存在に対して抗うというか、戦うところにおいて、この物語の推進力はあると思うからです。
で、たぶんね、この異世界が不便だけど誰もが幸せになれる場所だとしたら、主人公は頑張る理由がないと思うんですよ。
だから、この異世界における現実が、どこか歪で誰かの不幸の上にその営みが成り立っいるような、シビアな世界でないと、普通の人は、そこまで頑張れないかなとは思うからです。
だから、アシュリーとセイロンが亡くなったのは、痛みとしてはあったんだけど、必要な事だと思いました。
◆
むしろ、エクセアが来る展開は、やはり「都合がいいな」とは思いました。けども、これ以外に乗り越える方法は、もっと都合を良くしないと無理だから、割と説得力というか、筋として通っていると思いました。
◆
>「アッキー、俺たちもヴィンスさん達みたいにどっちが強くなるか勝負しよう。俺と一緒に生きて戻れるようにさ」
>「勝負」
この〆の会話は、めっちゃ痺れますね。いい作品だなっ思いました。
『迷宮ラビュリントス 3』『迷宮ラビュリントス 4』で、アシュリーとセイロンが亡くなったのは、作品としては逆に良かったかなという感じがしました。
というのは、『限界の果て』以後の町がモンスターに襲われた時も、具体的に人が死ぬ描写がほとんどなかったからです。
そこで、リアリズム(現実的な構造)としては、重みがあまりなくて、アルスとセイラの悲劇以降、物語が軽くなってるかなーという感じがあったので。
この作品が単なるエンタメならそれでもいいんですけども、やはり始まりからしてシリアスな構造があり、ここにおいて、異世界での冒険が『単なるお話』『単なる冒険活劇』とはし難い。
つまり主人公らは、なにかを求めてスマホのゲームをやり始め、そしてなにかを渇望しながら、異世界に迷い込んでいる感じがある。
更に、2度目の異世界への挑戦時に、主人公が遺書のようなものを書いたような、まぁ、覚悟というか追い込まれている感じというか、そうした物語の流れというか構造があって、追い込んでいく存在に対して抗うというか、戦うところにおいて、この物語の推進力はあると思うからです。
で、たぶんね、この異世界が不便だけど誰もが幸せになれる場所だとしたら、主人公は頑張る理由がないと思うんですよ。
だから、この異世界における現実が、どこか歪で誰かの不幸の上にその営みが成り立っいるような、シビアな世界でないと、普通の人は、そこまで頑張れないかなとは思うからです。
だから、アシュリーとセイロンが亡くなったのは、痛みとしてはあったんだけど、必要な事だと思いました。
◆
むしろ、エクセアが来る展開は、やはり「都合がいいな」とは思いました。けども、これ以外に乗り越える方法は、もっと都合を良くしないと無理だから、割と説得力というか、筋として通っていると思いました。
◆
>「アッキー、俺たちもヴィンスさん達みたいにどっちが強くなるか勝負しよう。俺と一緒に生きて戻れるようにさ」
>「勝負」
この〆の会話は、めっちゃ痺れますね。いい作品だなっ思いました。
エピソード89
感想ありがとうございます。
他、主人公は楽しい自由な世界を求めてゲームを始めたわけですが異世界は現実。しかもゲームのようにいかないし思う様にもできない。
復活の魔術がない世界で仲間の死は本当に惨酷です。それを具体的に描写するか悩みました。
しかし、全ての戦闘において剣の一振りで死ぬことがあります。その死線を外してこそ生存できる。だから書きました。
エクセアのギルドはエリスの代わりです。
強敵なモンスターを前に先天的なスキルや潜在的なスキルが発動する条件は整っていますがテリーヌのメンバーは未熟だった。ただ風変りな奴らで各々が何か持っている。
>「アッキー、俺たちもヴィンスさん達みたいに~
クロスオーバーのおっしゃる通り、別れの場面で再開を意味する言葉また励まし合える言葉をさりげなく言えたら最高だと思いました。
もし普段の私ならそんな時ネガティブ思考で思い付きませんから。
他、主人公は楽しい自由な世界を求めてゲームを始めたわけですが異世界は現実。しかもゲームのようにいかないし思う様にもできない。
復活の魔術がない世界で仲間の死は本当に惨酷です。それを具体的に描写するか悩みました。
しかし、全ての戦闘において剣の一振りで死ぬことがあります。その死線を外してこそ生存できる。だから書きました。
エクセアのギルドはエリスの代わりです。
強敵なモンスターを前に先天的なスキルや潜在的なスキルが発動する条件は整っていますがテリーヌのメンバーは未熟だった。ただ風変りな奴らで各々が何か持っている。
>「アッキー、俺たちもヴィンスさん達みたいに~
クロスオーバーのおっしゃる通り、別れの場面で再開を意味する言葉また励まし合える言葉をさりげなく言えたら最高だと思いました。
もし普段の私ならそんな時ネガティブ思考で思い付きませんから。
- 青味泥
- 2020年 11月08日 23時15分
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