感想一覧

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[良い点]
くれない。
血を吐くほどの情熱ですね。ラスト、言葉とは裏腹の、という表現で気が狂いそうなほどの恋情と、実は現実を捨てきれない、揺るぎない冷静さを感じました。

不倫で純愛。難しいテーマです。
だからこそ風雅でゆかしい京都大原の地名が。古刹や老舗旅館での非日常が二人の生々しさを中和し、関係や決断を美しく彩っているように思えました。

冒頭とラストの“くるり──”。
素敵ですね。
詩的な表現も、薄紫や赤なども平安時代の女房装束の色合わせを連想させて、とても情緒を醸していました。

大人の道ならぬ恋を、恋のままにとどめるやるせなさ。
香 月 さ ん だ …… !!!! (叫)

の、真骨頂が垣間見えました。
[一言]
こんばんは。
なるほど、たしかにこちらの物語、設定やエピソードを丁寧に描写するとたちまち八万字くらいになりそうです。

裸身にピアスのみ、というのもすごく扇情的ですしおっと(お口チャック)
いえ、そう至らなかったという事実こそが大切でこのお話のキーなのだと重々わかるのに。

色っぽい~~~。
とにかく色っぽいんです。
それが鮮やかすぎる紅葉ともリンクしていて。

はぁぁ(堪能)

味わいの時間をありがとうございました。
改稿おつかれさまでした!
(イラスト、ため息ものですね! 本当に作品のもつ色と雰囲気にぴったりです!!)
  • 投稿者: 汐の音
  • 女性
  • 2020年 12月19日 22時35分
汐の音さま、感想どうもありがとうございます!

汐・の・音・さま! 神感想!!!

いつもいつもどうもありがとうございます!
勿体ないご感想でございます。

冒頭の「ひらり くるり 紅が舞い落ちる」という表現は、「紅の秋」企画を主催した遥彼方さまが考えられたフレーズです。(それを冒頭に持ってきて創作するという企画でした)
それに続く「ひらり くるり 紅が舞い落ちた/あの古都の秋の夕暮れ……」は、私が考えました。

それで同タイトルの企画詩を書き、その内容に合うような掌編を書いたのが本作創作のきっかけです。
詩の方では、ふたりは肌を合わせています。許されない愛を匂わせて。
「裸身に真紅のピアスのみ身につけて」…官能詩です。
結句の方は遥さまが書かれました。それがまた素敵なのです!

でも、それを小説化しようと思い立ったとき、「不倫だけど純愛」がテーマとなりました。
その頃から私はそういうテーマが好きだったんです。
どこまでリアリティを表現できるか不安だったんですが、改稿することによりほんの少しでも現実味がでていれば幸いです。

でも、「たしかにこちらの物語、設定やエピソードを丁寧に描写するとたちまち八万字くらいになりそう」という汐の音さまの想像力に驚きました!
翻訳事務所の上司・部下であるとか、お土産の真紅のピアス、お互いの家庭の状況、大原に来るに至った過程……確かにそういうことをもっと設定を詰めて丁寧に描写したら二万字くらいには出来るかな、とは思いましたが、「八万字」には度肝を抜かれました。
さすがは汐の音さんですね!

ふたりの置かれている立場もそうですが、古都の情景ももっと描写したかったんです。寂光院は好きなお寺ですし。
でも、訪れたのがもうかなり昔の話で、具体的なことが書けなかったことも後悔の種です。

それでも、本作から官能的な色、古都の風情、ふたりの禁じられた愛と純愛などを少しでも感じて頂けたのなら嬉しいです。

遥さまのイラスト、本当に素敵ですよね!
あれをFAとして頂いたときは、本当に感激しました!!

いつもお読み頂き、神感想を本当にどうもありがとうございます!(^^)
[良い点]
京都の晩秋の紅葉の、美しいけれどどこか寂しく儚い季節感と合わさって、二人の悲恋が描かれていますね。
純粋な二人だからこそ、何もかも捨てることはできないのではと思いました。
ここで終止符を打つからこそ、純愛のままなのかもしれません。
現実に、こういうことはあるんじゃないかなと考えさせられました。
特に後半の詩的な文章が心に残りました。
石江さま、感想どうもありがとうございます!

「ひらり くるり 紅が舞い落ちる」という表現は、「紅の秋」企画を主催した遥彼方さまが考えられたフレーズです。(それを冒頭に持ってきて創作するという企画でした)
それに続く「ひらり くるり 紅が舞い落ちた/あの古都の秋の夕暮れ……」は、私が考えました。
それで同タイトルの企画詩を書き、その内容に合うような掌編を書いたのが本作創作のきっかけです。

古都で許されない愛を交わす二人……。詩の方ではヒロインと相手は肌を合わせているのですが、小説にするにあたっては、「不倫だけど純愛」をテーマにしました。
その頃から、私はそういうテーマが好きだったんです。

ちょっと現実離れしているというかリアリティに欠けるのではと思っていたので、「現実に、こういうことはあるんじゃないかな」というご感想は嬉しかったです。

何もかも捨てるのは難しいですよね。現実的な話、戸籍や住民票の移籍、新しい職場・衣食住の確保……そういう現実も彼らには見えていたのだと思います。
でも、何より、お互いの家族に対する背徳感があったと思います。
だから、「純粋な二人だからこそ、何もかも捨てることはできないのでは」というご感想はその通りだと思います。

古都の寂しい季節感と共に交わされた二人の悲恋を感じて頂けたのなら嬉しいです。

お読み頂き、素敵なご感想を本当にどうもありがとうございました!(^^)
[良い点]
京都まで来て何もせんぐらいなら初めっから来るんじゃねー!
と思ったのですが、安易に真実の愛とか言って不倫に走る奴らより100倍素晴らしいことだと思います!

  • 投稿者: 暮伊豆
  • 2020年 12月19日 08時23分
暮伊豆さま、感想どうもありがとうございます!

>京都まで来て何もせんぐらいなら初めっから来るんじゃねー!

確かに…^^;
私は「不倫」を書いても、どうしても「純愛」をテーマに書きたい人なんです。
だから、現実味はおよそありませんが、こういうお話になってしまいます。
少しでもご理解、ご共感頂けたなら嬉しいです。

お読み頂き、ご感想を本当にどうもありがとうございました!(^^)
[良い点]
素敵ですね。純愛なんですね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2019年 10月04日 04時24分
管理
春秋花壇 さま、感想どうもありがとうございます!

このお話の二人は、プラトニックのまま惹かれ合い、京都へ逃避行しますが、やはり現実の壁は乗り越えられず別れる。そんなストーリーです。
プラトニックのままなのは不自然という感想を頂いたこともありますが、書きたかったのは、不倫の恋でも純愛はある、ということです。
だから、春秋花壇さまの感想はとても嬉しいです。

お優しいご感想を本当にどうもありがとうございました!(^^)
[良い点]
序盤の流れがなんとなく闇を感じて好きですね。
この言葉が美しく、一筋縄では行かない感じがします。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2019年 02月01日 07時14分
管理
狸塚月狂さま、感想どうもありがとうございます!

「闇」を感じて頂けて、嬉しいです。
冒頭二行は、「紅の秋」企画を主宰された遥彼方さまの作られたフレーズで、それが秀逸なので、引っ張られて書けた本作でした。
本タイトル「私の心は紅の涙に」は、香月オリジナルで、これは密かに気に入っています。

ご感想を本当にどうもありがとうございました!
[一言]
恋は思案の外

パートナーがあっても、恋心が芽生えてしまい人の垣根を越えてしまうと言うのもままあることですね。
彼女は理性で恋心を抑えた。
それは素晴らしいことだと思いますが結ばれない悲しい話ですね。
しかし現実にありそうな話です。
ブーバンさま、いつも感想ありがとうございます!

恋はするものではなく、堕ちるもの……これが香月の持論です。
不倫はたいてい成就しませんよね。
それでも、二人は、逃げる形でも一緒になりたかった。
それを書きたかったのです。
そして、現実に直面する二人は、決して結ばれないことも。

感想本当にどうもありがとうございました!
[良い点]
切なくて、綺麗な物語ですね。
真人の痩せた横顔、に苦悩を感じます。

思い詰めて逃げ出しても、行き止まりで現実に追いつかれてしまう二人。
うああ~、悲しいです。
舞台の京都がまた、雰囲気を出していました。
清い関係だからこそ、きっと余計に忘れられずに残るんでしょうね。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2018年 09月25日 20時38分
遥さま、感想どうもありがとうございます!

大変申し訳ありません。
一年経った今日、ご感想に気づきました…orz
この非礼、平にご容赦下さいませ(>人<;)

物凄く久しぶりに読み返して、なんじゃこりゃ⁈と驚く程、完成度の低い作品ですが、書きたかったのは、プラトニックの不倫の二人が現実から逃げ、ひととき秋の京都を楽しみ、でも、現実に戻っていく、戻らざるを得ない悲恋…そういうことだったと思います。
きっと、ふたりで訪れたのは寂光院。大原の旅館でふたりきりでつついた湯豆腐の味は一生忘れられないことでしょう。

ご感想を本当にどうもありがとうございました!(^^)
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