感想一覧
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[良い点]
面白い。
起こり得る危機に対して、決定的な解決策があるにも係わらず、それを選択する事が出来ないのが、人類の限界なんだろうと思う。
そして、そんな人類は、最後は慌てふためいて
「あの時ああしておけば」「こんな事しなかったら」
と、泣きわめいて滅亡するのだろう。
私には何の力も無い、何かが出来るとも思えない。
でも、そうなる未来は簡単に予測出来、その解決策を選べない人類が、心底愚かな生物に見える(私も含め)。
私が生きている間に、未曾有の危機がやって来たら、自嘲気味に笑いながら「ざまぁみろ」と思い死のうと思う。
面白い。
起こり得る危機に対して、決定的な解決策があるにも係わらず、それを選択する事が出来ないのが、人類の限界なんだろうと思う。
そして、そんな人類は、最後は慌てふためいて
「あの時ああしておけば」「こんな事しなかったら」
と、泣きわめいて滅亡するのだろう。
私には何の力も無い、何かが出来るとも思えない。
でも、そうなる未来は簡単に予測出来、その解決策を選べない人類が、心底愚かな生物に見える(私も含め)。
私が生きている間に、未曾有の危機がやって来たら、自嘲気味に笑いながら「ざまぁみろ」と思い死のうと思う。
感想ありがとうございます。
「私にも何か出来ることがあるのではないか」
「私には生まれてこの方培ってきた日本語を操る力がある」
「私より遥かに若い人でも、声を上げている人がいる」
というのが本作の執筆動機です。国のエネルギー政策に矛盾を感じ、他に訴えかけることが出来る言葉を持っている以上、自分に出来ることはこれしかないのだという思いを籠めて書いた作品です。
決定的とまではいかなくても有効な解決策が既に見えている問題だからこそ、現に噴出している矛盾点、これから噴出するであろう矛盾点について執拗に書き連ねました。
賢明な選択肢を選ぶ人が一人でも増えて欲しいという願いも籠めて、出来るだけ多くの人に読んでもらいたい作品です。
「私にも何か出来ることがあるのではないか」
「私には生まれてこの方培ってきた日本語を操る力がある」
「私より遥かに若い人でも、声を上げている人がいる」
というのが本作の執筆動機です。国のエネルギー政策に矛盾を感じ、他に訴えかけることが出来る言葉を持っている以上、自分に出来ることはこれしかないのだという思いを籠めて書いた作品です。
決定的とまではいかなくても有効な解決策が既に見えている問題だからこそ、現に噴出している矛盾点、これから噴出するであろう矛盾点について執拗に書き連ねました。
賢明な選択肢を選ぶ人が一人でも増えて欲しいという願いも籠めて、出来るだけ多くの人に読んでもらいたい作品です。
- pip-erekiban
- 2018年 12月28日 23時39分
[一言]
面白かったです。
作者さんは結局反原発主義の方ですか?
磨耗とはなんだったんでしょうか?
最後結局日本は終わってしまったんですかね…
面白かったです。
作者さんは結局反原発主義の方ですか?
磨耗とはなんだったんでしょうか?
最後結局日本は終わってしまったんですかね…
感想ありがとうございます。
三島由紀夫が創作論について、「小説とは刑事訴訟法と同じで、最初は仮定(容疑者)にすぎない主題(犯人)を追い詰めていって、最終的にのっぴきならない証拠を突き付けて主題をポッカリ浮かび上がらせる手続きだ」と表現したものを読んだことがあります。
本作ではしつこいほどに原子力発電のはらむ矛盾を登場人物に語らせていますが、これは三島由紀夫のいうところの「主題を浮かび上がらせる手続き」を意図したものでした。
本作は四百字詰原稿用紙換算で約三百枚になります。これだけ書き連ねることが出来るほどの矛盾を抱えたものに賛成は出来ないと考えています。
「摩耗」はゴジラのような怪獣として登場させました。しかし「摩耗」が怪獣であっても、東日本大震災であっても、福島第一原発であっても、もう一度こういうことが起これば日本は終わるぞ、と身の程も知らず自分なりの警鐘を鳴らしたつもりです。
最後に「日本は終わってしまったのか」というご質問ですが、最後の一行に書いた(終)の字に集約されております。
冒頭挙げた三島由紀夫の創作論のなかでは「最後に主題が浮かび上がる成功作もあれば、うまく主題が浮かび上がらず意図倒れの作品もある」と述べられています。補足説明が必要ということは、主題が上手く浮かび上がらなかったんだなあと反省しきりです。
三島由紀夫が創作論について、「小説とは刑事訴訟法と同じで、最初は仮定(容疑者)にすぎない主題(犯人)を追い詰めていって、最終的にのっぴきならない証拠を突き付けて主題をポッカリ浮かび上がらせる手続きだ」と表現したものを読んだことがあります。
本作ではしつこいほどに原子力発電のはらむ矛盾を登場人物に語らせていますが、これは三島由紀夫のいうところの「主題を浮かび上がらせる手続き」を意図したものでした。
本作は四百字詰原稿用紙換算で約三百枚になります。これだけ書き連ねることが出来るほどの矛盾を抱えたものに賛成は出来ないと考えています。
「摩耗」はゴジラのような怪獣として登場させました。しかし「摩耗」が怪獣であっても、東日本大震災であっても、福島第一原発であっても、もう一度こういうことが起これば日本は終わるぞ、と身の程も知らず自分なりの警鐘を鳴らしたつもりです。
最後に「日本は終わってしまったのか」というご質問ですが、最後の一行に書いた(終)の字に集約されております。
冒頭挙げた三島由紀夫の創作論のなかでは「最後に主題が浮かび上がる成功作もあれば、うまく主題が浮かび上がらず意図倒れの作品もある」と述べられています。補足説明が必要ということは、主題が上手く浮かび上がらなかったんだなあと反省しきりです。
- pip-erekiban
- 2018年 12月28日 14時48分
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