エピソード106の感想一覧
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[良い点]
∀・)物語が創られるうえで登場するのは舞台とキャラクターなのですが、本作はやはり舞台のとりわけ設定をよく練られたモノだと感じました。それでいて人種といったモノもきちんと組みこんおられましたね。そこが各キャラの行動原理として物語に響いていた。第2章を経てなかなかの大作になってますね。最後の一言で「あぁー!!」となりました。読みこめば読みこむほどそうなると思います。
[気になる点]
∀・)この作品を読むと浦切さんの政治思想がどんなんか気になりますが、ちょっと知るのが恐かったりしますね(僕のと違う可能性もありますから)。なんで敢えてそこは聞きません(笑)
[一言]
∀・)第3章も楽しみに全裸待機します(服着ろ)!すごい読み応えでした!ひとまず第2章完結、お疲れ様でした☆☆☆彡
∀・)物語が創られるうえで登場するのは舞台とキャラクターなのですが、本作はやはり舞台のとりわけ設定をよく練られたモノだと感じました。それでいて人種といったモノもきちんと組みこんおられましたね。そこが各キャラの行動原理として物語に響いていた。第2章を経てなかなかの大作になってますね。最後の一言で「あぁー!!」となりました。読みこめば読みこむほどそうなると思います。
[気になる点]
∀・)この作品を読むと浦切さんの政治思想がどんなんか気になりますが、ちょっと知るのが恐かったりしますね(僕のと違う可能性もありますから)。なんで敢えてそこは聞きません(笑)
[一言]
∀・)第3章も楽しみに全裸待機します(服着ろ)!すごい読み応えでした!ひとまず第2章完結、お疲れ様でした☆☆☆彡
エピソード106
第二部の最終話までお読みいただき、ありがとうございます。
レビューにも書かれていますが、仰る通りこの作品は「人間と機械と怪物の物語」ではありますが、主人公はプロメテウスという「都市」そのものです。
私は、プロメテウスに「如実な格差社会を意識させる積層都市」という味付けをしてはいますが、都市を支配する原理・生理の部分については、私たちの住んでいる「いま、ここ」の「現実世界」を多少なりとも参照しています。物語を躍動させるために所々が歪な設定になっていますが、その根底の部分にあるのは、私が日常を過ごす中で感じている、ちょっとした「違和感」を基にしています。
とはいえ、私はシニシズムやニヒリズムに「傾倒しすぎる」のには大反対の立場をとっていますので、辛く苦しい物語のなかでも、最後には主役たるキャラクターに、ほんの少しばかりの「希望」を抱かせるように意識しています。第二部における「希望」は、まさにいでっちさんが「あぁー!!」となったエヴァンジェリンの台詞の中に注ぎ込んでいました。なので、その部分を汲み取っていただけたこと、大変うれしく思います。
私の政治思想が気になるとのことですが、私には政治思想なんていう大したものはございません。不真面目な人間ですしね。前述したように、日常を生きている中で脳裏を過った「違和感」を基にキャラクターと世界観を生み出しているだけです。
そういう意味では、すべてのキャラクターは私という個人の「影」であるので、ディエゴの主張にあるような考えが私の中にあるという可能性も否めませんが、エヴァンジェリンやベルハザード、ニコラやボルケイノもまた私の「影」であり「分身」であるので、そのような様々な己の「影」を入り乱せた作品である以上、「これだ」という結論は掲示しない物語になっています。
そのために、「キャラクターの行く末」は最後まで描いても、それでも「このプロメテウスという都市がどうあるべきか」という部分に、断定的な結論は下さないんじゃないかと自分では思ってます。私たちの住んでいるこの現実世界が、常に断定的な結論とは真反対にある「灰色の曖昧でいい加減な思念」によって、ぼんやりと成立しているように。
そういうことから、第三部においても「プロメテウス」は「プロメテウス」のまま相変わらず君臨し、わちゃわちゃと動き回るキャラクターたちを傍観し続ける立場になると思います。んが……具体的にどういったジャンルで書くかは決まっていますが、まだプロットを詰めてないので、実はまだ書き出してすらいません(苦笑)。本当は今年の暮れからスタートする予定でしたが、もう少し遅れると思います。すみません。どうか今しばらくお待ちくだされば幸いです。
この度はご感想を下さいまして、誠にありがとうございました!
レビューにも書かれていますが、仰る通りこの作品は「人間と機械と怪物の物語」ではありますが、主人公はプロメテウスという「都市」そのものです。
私は、プロメテウスに「如実な格差社会を意識させる積層都市」という味付けをしてはいますが、都市を支配する原理・生理の部分については、私たちの住んでいる「いま、ここ」の「現実世界」を多少なりとも参照しています。物語を躍動させるために所々が歪な設定になっていますが、その根底の部分にあるのは、私が日常を過ごす中で感じている、ちょっとした「違和感」を基にしています。
とはいえ、私はシニシズムやニヒリズムに「傾倒しすぎる」のには大反対の立場をとっていますので、辛く苦しい物語のなかでも、最後には主役たるキャラクターに、ほんの少しばかりの「希望」を抱かせるように意識しています。第二部における「希望」は、まさにいでっちさんが「あぁー!!」となったエヴァンジェリンの台詞の中に注ぎ込んでいました。なので、その部分を汲み取っていただけたこと、大変うれしく思います。
私の政治思想が気になるとのことですが、私には政治思想なんていう大したものはございません。不真面目な人間ですしね。前述したように、日常を生きている中で脳裏を過った「違和感」を基にキャラクターと世界観を生み出しているだけです。
そういう意味では、すべてのキャラクターは私という個人の「影」であるので、ディエゴの主張にあるような考えが私の中にあるという可能性も否めませんが、エヴァンジェリンやベルハザード、ニコラやボルケイノもまた私の「影」であり「分身」であるので、そのような様々な己の「影」を入り乱せた作品である以上、「これだ」という結論は掲示しない物語になっています。
そのために、「キャラクターの行く末」は最後まで描いても、それでも「このプロメテウスという都市がどうあるべきか」という部分に、断定的な結論は下さないんじゃないかと自分では思ってます。私たちの住んでいるこの現実世界が、常に断定的な結論とは真反対にある「灰色の曖昧でいい加減な思念」によって、ぼんやりと成立しているように。
そういうことから、第三部においても「プロメテウス」は「プロメテウス」のまま相変わらず君臨し、わちゃわちゃと動き回るキャラクターたちを傍観し続ける立場になると思います。んが……具体的にどういったジャンルで書くかは決まっていますが、まだプロットを詰めてないので、実はまだ書き出してすらいません(苦笑)。本当は今年の暮れからスタートする予定でしたが、もう少し遅れると思います。すみません。どうか今しばらくお待ちくだされば幸いです。
この度はご感想を下さいまして、誠にありがとうございました!
- 浦切三語
- 2021年 11月26日 00時19分
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