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[良い点]
脳髄を貫くような凄まじいセンス、発想。
外連味のある、しかしどこか懐かしさを覚えるような一つ一つの要素が、練り込まれた世界観と舞台の上で迫真性をもって綴られている。
それを支えるのは紛れもなく「容赦がなく、徹底的な」描写だと思う。破壊、汚濁、邪やエゴといった要素に対して真っ向から描き、生半可な「柔らかさ」で包まずに剥き出しのままに突き付けてくるこの物語は、兎に角鋭い。
その鋭さがあまりにも先行きの暗い状況設定と合わせて、心を削るような重苦しさを味わわせてくれる。
そして、だからこそその中で輝く、たった一夜の出会いに生まれた交流がもつ暖かさと尊さが際立って光を放つ。
構成全体も、やや難解なテーマを含んでいながらも、読み進める内にふと胸に落ちる納得を自覚できるような、誠実な作りになっていると思います。
登場人物の心情やその変化に関しても丁寧に描かれており、まったく対照的な二人の「なりたがり」の顛末には、胸を熱くさせられました。
紛れもなく傑作であり、作者の拘りと努力が十二分に感じられる作品でした。

あと、個人的には固有名詞のルビが素晴らしい……。
モチーフと世界観のギャップが際立ってそれもまた面白かったです。
[気になる点]
話の続きが気になります。
[一言]
某所でこの作品を知ってから、感想を垂れ流しつつ、ゆっくりと読み進ませていただいておりました。
既にあれこれと散々語ってしまいましたが、オチまでを読み終えた上でこの作品はやはり、凄まじく根の入った作品なのだなと感じることしきりです。
なによりタイトルの意味……捧げられた「炎」の意味に気がついた瞬間には思わずリアルに声が出てしまいました、やられた。
この物語の続きを心待ちにしておりますが、どうぞお身体にはお気を付け下さい。
この度は拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

なんだか私にはもったいないお言葉の数々。いつもツイッターで本作について熱く語ってくださっているだけでなく、わざわざこうしてご感想を書き込んで下さったことに感謝いたします。

決して愉快痛快なタイプの娯楽作品ではないこの『プロメテウスに炎を捧げよ』ですが、私の好きな二項対立・二項対比の要素を、ラスティとルル・ベルというキャラクターを通して自分なりにしっかり描けたかなとは思っています。

容赦のない描写はこれからも続けていきます。そこで手を抜いたら嘘になっちゃうので。たとえフィクションでもまるっきり嘘な話にはしたくないと思っています。

現実は困難極まりないし、辛い事ばかりだけれども、何か一つ『信じられるもの』が得られただけでも、それはその人にとって幸福なんじゃないかという考えで、この物語を書き続けていきます。

第二部は第一部以上に容赦ないですが、その一方で娯楽性は第一部よりも高めていくつもりです。今ようやくプロットが半分できあがったところですので、もうしばらくお待ちくださればと思います。

重ね重ね、このたびはありがとうございました!
[良い点]
レビュー書きました! 遅れてしまいすみません!
とても美しい物語をありがとうございます!
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2019年 01月26日 08時23分
管理
先ほど拝見いたしました!私なんぞにはもったいない素敵なレビュ―をくださいまして、ありがとうございます。

第二部は第一部以上に話のスケールがでかくなるので、現在、頭を捻りながらプロットを作成中です。遅筆なため、なかなか進みませんが、今年中には第二部をスタートさせたいと考えています。その時はまた、ひとつご贔屓にしていただけると幸いです。

このたびは本当に、ありがとうございます!
[良い点]
映画を一本見たような気持ちになりました!
ラスティが報われてよかったです。
ネックレス(ペンダント?)が最後の最後で命運を分けたあたりがすばらしい伏線回収でした!
あと、星を見られてよかったですね。
ルル・ベルは子供らしいエゴイズムに共感しました。
ぶっちゃけ今回の悲劇の元凶なのですがね笑
キュリオスは性別にびっくりしました。
でも、もう少し早めに出てきてもよかったんじゃないかなとも思います。
序盤でカードを全部出して、あとはその組み合わせでストーリーを終わらせるのが上手い話の作り方だと思っているので。
雰囲気、よかったです。
[気になる点]
キュリオスの登場タイミングくらいですかね、気になるのは。
[一言]
話が上手いのでちょっと悔しい
  • 投稿者: 阿東ぼん
  • 23歳~29歳 男性
  • 2018年 12月01日 00時42分
このたびは拙作にお時間を割いて頂きましてありがとうございます。そしてまた、ツイッターの方で実況していただき、感謝申し上げます。読者様の生の声が聴けるというのは、大変ありがたいです。

ネックレスの伏線回収は最初から書こうと思っていました。これを思い付かなかったら今回の物語は書けなかったように感じます。

それとは反対に、星を見るくだりは当初の予定にはなかった話で、ラスティというキャラを肉付けしていく上で自然と発生したパートです。物語は生物(ナマモノ)ですから、こうしたように書き進めていくと当初は思い付かなかった展開が浮かんでくるというところが、小説の醍醐味の一つだと感じています。

ルル・ベルの事をただのわがままなガキんちょと断じるのではなく、気に入っていただけてありがとうございます。子供っぽいエゴイズム。まさに描きたかったのがそれで、ここで彼女を嫌いになってしまったらこの物語の訴求力は著しく低下してしまうところがネックなのですが、阿東様にはご理解くださったようで、ひとまず安心いたしました。

キュリオスの登場タイミングは、たしかにちょっと遅いですね。起承転結の『転』になってからの登場ですから。

ただ、私としてはこれで良かったと思っています。最初に全部カードを出しちゃうと読者様の興味の持続を引っ張れないと、この物語の場合は感じましたので。

まだまだ未熟なところがある私ですが、この作品を気に入ってくださってありがとうございます。

重ね重ね、このたびはありがとうございました!
[良い点]
∀・)いや~濃い群像劇でした。ラスティとルル・ベル、この2人を魅力的なキャラクターとして、魅力的な世界観のなかで巧みに昇華されていった作品のように感じました。浦切さまの小説で魅力なのはやはり「言葉の引力」だけど、この作品では「世界観の引力」がキャラクターを通して感じさせていただきました。
[気になる点]
∀・)カイメラのヴィジュアルが拝みたいですね。きっとカッコいいんだろうな~。
[一言]
∀・)第一章お疲れさまでした!!う~ん、第2章をはやくも読みたくなるところですが、そこは楽しみにしましょうか。ボク個人としては名作としての力強さは第1章のなかでも充分にあったし、第2章でどう化けるのか、この点を特に楽しみとさせていただきましょうかね☆
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。


>浦切さまの小説で魅力なのはやはり「言葉の引力」だけど、この作品では「世界観の引力」がキャラクターを通して感じさせていただきました。

もったいないお言葉をありがとうございます。今回は三部作小説を作る以上、最初から世界観の全てを明かすやり方ではなく、少しづつキャラクターの動きに沿って世界を広げていく手法を取っています。

第二部は第一部より50年前の過去の物語になりますが、そこでは都市創設のきっかけとなった大陸間戦争で人生が変わってしまった者や、都市の外に住む者達を描くことで、より広い世界を掲示していきたいと思います。

第二部は……私の執筆が順調に進めば、来年の夏には公開できるかと思います。しばらくのあいだお待たせすることになってしまいますが、どうか今後ともよろしくお願いいたします。
[良い点]
カイメラがキメラでユニコーンだとは。今まで見た中で最強の魔馬でした。ちょうど違う作品で馬の敵を書いていたのですが、これを読むとそのまま出すのが嫌になります。熱い展開で盛り上がるラストバトル。当たり前のようで、中々書けない展開だと思います。大満足でした。
[一言]
第一章完結! 主人公の最後をボカしたのも、どんな展開になるのか楽しみです。
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、そして第一部のラストまでお読みくださりまして、ありがとうございます。

実は当初の予定では、カイメラは馬(ユニコーン)ではなく『虎』にするつもりでした。虎の顔の中心がぱっくり割れて、そこから人間の顔が覗き出てくるという感じで描こうとしていました。

ですが、肉食動物と戦うってのもなんかありきたりでつまらんなと感じたので、急遽、馬に変更しました。人を襲う馬。草食動物のくせに肉食動物のように顔の前面に目がついているタイプの馬。銀色に光る馬。新体操選手のようにかかと下ろしを決める馬。前髪のように垂れ下がった不健康な色合いのたてがみ。ああ、これはとてもいい感じの怪物になるなと書いたんですが……

馬、書くのむずいいいいい!!馬の感情表現とかどうなってんだ!?と調べながら書きましたw 本当はもう少し馬の仕草を詳細に書きたかったのですが、それでもいい戦いが描けたと思います。

第二部は第一部とはまた違ったタイプのお話になるので、そちらもお楽しみいただければ幸いです。

このたびは本当にありがとうございました!
[一言]
機械化歩兵 現実にも軍の兵科にあるものですが、スプリガンという作品見たことありますか 昔の漫画でサイボーグ兵士を機械化歩兵と
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

スプリガン、勿論知ってますよ。映画も観ました。個人的には同作者様の「ARMS」の方が好きですが。

このお話に出てくる機械化歩兵というのは、我々の現実世界における機械化歩兵……つまるところ、機動力を備えた歩兵の戦闘車両部隊の側面と、個々人の戦闘地における活動領域を拡張させた、仰るところの「パワードスーツで強化された」的な面の二つを持ち合わせています。

もっと言うと、後者の面はサイボーグ手術による人体強化のことを指しています。このあたりのお話は2nd Storyの方でちょろっと説明する予定です。
[良い点]
階層ディストピア世界と魔法少女……引き込まれました。描写される最下層の人々の仕草や行動、またまた技術に至るまで全てに理由があり、設定の緻密さにただただ圧倒されるばかりでした。個人的には1-2 ハンター・ラスティ①の部屋でのラスティの雰囲気が好きです。
[一言]
ツイッターより参りました。SF色の強い作品という事で執筆はかなり大変かと思いますが、頑張ってください!
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

設定については、都市の文化や経済を意識して、登場するガジェットが物語内で浮いた存在にならないよう、そこに必然性が生じるように設定しました。

ラスティはなかなか壮絶な過去を背負っている男ですので、彼が部屋で一人いる場面で、どうやって彼の孤独感と、それに対して強がるような態度を見せるか考えて書きました。

重ね重ね、このたびはご感想ありがとうございます!執筆、頑張って続けていきます!
[良い点]
まだ途中ですが、読ませていただきました。最初の設定説明の部分からワクワクしますね(^O^)/ 大作になる予感がします(*´ω`*)設定が今までにない新しい切り口で好みです。
[気になる点]
なし
[一言]
応援してます(*´ω`*)
  • 投稿者: 橘 らい
  • 2018年 11月13日 23時53分
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

設定をお気に召してくださいまして、嬉しく思います。まだ1st Storyも完結していない段階で言うのも変ですが、自分の中で一番の代表作にする自信があります。その分、産みの苦しみがハンパないですが(笑)。がんばって完結させるようにします。引き続き、お楽しみくだされば幸いです。
[良い点]
最新話待ってました〜。腕を失ったので、ボディーを交換するかと思いきや、元々義手でしたか! それにしても「中」は良いアイデアですね。どう活きてくるか楽しみです。
[一言]
キュリオスのカイメラへの思いは、ジョジョ第3部を連想させるものがありますね。
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

いちおう設定上では、フル・サイボーグは上肢と下肢、そして胴体の、合わせて五つのパーツに分割するという形になっています。片腕だけの状態で戦地へ赴かせようかなと最初は思ったんですが、それだと物語の進行に説得力がないと思ったので、ここで腕のパーツを一新させました。

『中』のネタは弓道が関係しています。弓道では矢が的に命中することを『中る』と書いて『あたる』と言うんだそうです。ようは矢を放った時に意識が強く働いているかいないかの違いで、『当たる』ではなく『中る』なのは、そっちの方がより神的な作用が働いて的に矢が命中した、という意味が強く出るから、そういう言い方をしているみたいです。これは使えるなと思って、さっそくやらせていただきましたw

キュリオスのシーンは、あんまりそういうのは意識してなかったんですが、言われてみるとそうですね。でも勇気より恐怖心が勝るのは普通のことだと思います。たぶん、ラスティがちょっとおかしいだけなんです。たぶんw

重ね重ね、このたびはありがとうございました!
[一言]
1st Story オルタナティブ・サイボーグ・ウィズ・ヒューマニティ・アンドロイド
1-16 錆びついた男②まで読了しました!

書きたいことが沢山ありすぎてもうワケわかんないのてすが、一言、圧巻の作品……読んで良かった……!!

詳しくはれびうで語りますとも!!
このたびは拙作にお時間を割いて頂きましてありがとうございます。

そして、ご感想だけでなくレビューまでいただけた事、大変嬉しく思います。

レビューの方をじっくりと拝見させていただきましたが、まさに私の言いたいことや描きたかったことをしっかり汲み取っていただけて光栄です。

特に、ルル・ベルが「どこかズレている」と仰っていただけたのは、あえてそういう風にしたところがあったので……あ、ちゃんと伝わってるんだ!と嬉しくなりました。

ちょこっとだけ先の話をしますと、ラスティとルル・ベルの話は1st Storyで一旦閉じますが、後々の話でもまた登場させる予定です。その時に登場人物がどんな成長を遂げているか、それもまた楽しみにしてくださったら幸いです。

重ね重ね、このたびはありがとうございました!
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