感想一覧
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「山の民」と言われた人たちがいたのかは解りませんが、ああ、いたとしたらきっとそんなきっかけがあったのかも知れないと思いました。
ヨネや石松が山に入っていくうちに、里人ではなくなっていく変化に、それがかれらの仕合せなんだと痛い想いがしました。
「山の民」と言われた人たちがいたのかは解りませんが、ああ、いたとしたらきっとそんなきっかけがあったのかも知れないと思いました。
ヨネや石松が山に入っていくうちに、里人ではなくなっていく変化に、それがかれらの仕合せなんだと痛い想いがしました。
お読みくださりありがとうございました。
社会に馴染めないからといって、生きる場がないわけじゃないんですよね。きっとどこかに幸せに暮らせる場所がある……と思いたいです。
はたから見て不幸な生き方であっても、本人はそれが楽なのかもしれない……なんてことを書いてみました。
かれらの幸せを感じとってくださり、嬉しいです。
ご感想ありがとうございました。
社会に馴染めないからといって、生きる場がないわけじゃないんですよね。きっとどこかに幸せに暮らせる場所がある……と思いたいです。
はたから見て不幸な生き方であっても、本人はそれが楽なのかもしれない……なんてことを書いてみました。
かれらの幸せを感じとってくださり、嬉しいです。
ご感想ありがとうございました。
- 霜月透子
- 2018年 11月24日 14時57分
[良い点]
なんとも雰囲気のある民話でした( *´艸`)一説には鬼も、天狗も山奥深くに村を持つ、大和とは違う流れ者の異民族で、彼らの安全を侵さないために民話が化け物に置き換えて話して注意を促したと言われているそうです。
異民族でなくても、昔は重税の苦しさから里を捨てて逃散する人たちも多く隠れ住んでいたようです。隔離と言うと、言葉は厳しいですが、こうした民話や掟によって、自然と距離感が保たれていたんでしょうな。
猿ノ怪もまた、里人たちと一線を置いて、静かな暮らしを択んだ人たちなのでしょう。そして心配なことが一つ。もっさり毛の生えた人は猿ノ怪になるとすると、里には薄毛の人たちばかりが残っていく…?
[一言]
実は毛の薄い人たちが作る蛸ノ怪と言うコミュニティもあるとか、ないとか…(すみません、調子に乗りすぎました)
なんとも雰囲気のある民話でした( *´艸`)一説には鬼も、天狗も山奥深くに村を持つ、大和とは違う流れ者の異民族で、彼らの安全を侵さないために民話が化け物に置き換えて話して注意を促したと言われているそうです。
異民族でなくても、昔は重税の苦しさから里を捨てて逃散する人たちも多く隠れ住んでいたようです。隔離と言うと、言葉は厳しいですが、こうした民話や掟によって、自然と距離感が保たれていたんでしょうな。
猿ノ怪もまた、里人たちと一線を置いて、静かな暮らしを択んだ人たちなのでしょう。そして心配なことが一つ。もっさり毛の生えた人は猿ノ怪になるとすると、里には薄毛の人たちばかりが残っていく…?
[一言]
実は毛の薄い人たちが作る蛸ノ怪と言うコミュニティもあるとか、ないとか…(すみません、調子に乗りすぎました)
お読みくださりありがとうございます。
民話の雰囲気が出ていたならよかったです。
やはり鬼や天狗の異民族ってあるんですね。昔話などを読んで、子供ながらにそうじゃないかと思っていました。だって、背が高くて、鼻が高いとか、彫りが深いとか、大陸の民族のようなんですもの。
山人なども特別視されていたようですし、文化を共有しない人々をなんとか理由づけするのが、異界とか人ならざる者という分類だったのかなと思うます。解明できない現象を怪異として擬人化し、妖怪の仕業と理由づけしたように。
互いに理解し合うことも大切なら、互いに干渉しないこともまた同じくらい大切なのでしょうね。橋本さんのおっしゃる通り、それが保たれていた距離感というものなのでしょう。
…と、博識なコメントを残された後に、薄毛の蛸ノ怪!? (笑)
橋本さんの多様性が伝わってくるご感想をありがとうございました。
民話の雰囲気が出ていたならよかったです。
やはり鬼や天狗の異民族ってあるんですね。昔話などを読んで、子供ながらにそうじゃないかと思っていました。だって、背が高くて、鼻が高いとか、彫りが深いとか、大陸の民族のようなんですもの。
山人なども特別視されていたようですし、文化を共有しない人々をなんとか理由づけするのが、異界とか人ならざる者という分類だったのかなと思うます。解明できない現象を怪異として擬人化し、妖怪の仕業と理由づけしたように。
互いに理解し合うことも大切なら、互いに干渉しないこともまた同じくらい大切なのでしょうね。橋本さんのおっしゃる通り、それが保たれていた距離感というものなのでしょう。
…と、博識なコメントを残された後に、薄毛の蛸ノ怪!? (笑)
橋本さんの多様性が伝わってくるご感想をありがとうございました。
- 霜月透子
- 2018年 11月24日 14時51分
[良い点]
拝読しました。
な、なんだろう、この不思議なもじゃもじゃとした――いえ、ふわふわとした感覚は……。
「お上」が変わってから現れるようになったという、猿の怪。その辺りが鍵になりそうな気もしますが、揃いも揃って「あっち側」に行くというのもなかなかの面白い展開ですね。
みんなと違うという「異質」であるということは、この社会では通常、怖がられますよね。特にこの日本では。
でも、全員が全員、異質になればそれはもう異質とは言えない、そして恐怖の対象でもなくなる――という集団心理の摩訶不思議なところがすごくうまく表現されていたと思いました。
拝読しました。
な、なんだろう、この不思議なもじゃもじゃとした――いえ、ふわふわとした感覚は……。
「お上」が変わってから現れるようになったという、猿の怪。その辺りが鍵になりそうな気もしますが、揃いも揃って「あっち側」に行くというのもなかなかの面白い展開ですね。
みんなと違うという「異質」であるということは、この社会では通常、怖がられますよね。特にこの日本では。
でも、全員が全員、異質になればそれはもう異質とは言えない、そして恐怖の対象でもなくなる――という集団心理の摩訶不思議なところがすごくうまく表現されていたと思いました。
お読みくださりありがとうございました。
鈴木さんのもじゃもじゃも森の住人で、山の住人のもじゃもじゃと遠からずと思ったのに、なぜこんなにも印象が違ってしまうのか……。
>揃いも揃って「あっち側」に行くというのもなかなか面白い展開ですね。
そう、そこなんですよ。その設定を使いたくて書きました。
実はみんなであっち側に行けば怖くないんじゃないかって、ずっと思ってて。小さい頃って毎日悪夢を見ていたんですね。みんな吸血鬼とかゾンビになって、私が最後の一人とか。で、思うわけですよ。いっそのことあっち側に行ったら、あっちの方が過ごしやすかったりするんじゃないかって。
なにが正しくて、なにが幸せかって、判断する人の立場によって変化するだろうなぁと。
もはや童話のテーマらしくないですが(笑)
アイデアの発端となった部分にご注目くださって嬉しいです。
ご感想ありがとうございました。
鈴木さんのもじゃもじゃも森の住人で、山の住人のもじゃもじゃと遠からずと思ったのに、なぜこんなにも印象が違ってしまうのか……。
>揃いも揃って「あっち側」に行くというのもなかなか面白い展開ですね。
そう、そこなんですよ。その設定を使いたくて書きました。
実はみんなであっち側に行けば怖くないんじゃないかって、ずっと思ってて。小さい頃って毎日悪夢を見ていたんですね。みんな吸血鬼とかゾンビになって、私が最後の一人とか。で、思うわけですよ。いっそのことあっち側に行ったら、あっちの方が過ごしやすかったりするんじゃないかって。
なにが正しくて、なにが幸せかって、判断する人の立場によって変化するだろうなぁと。
もはや童話のテーマらしくないですが(笑)
アイデアの発端となった部分にご注目くださって嬉しいです。
ご感想ありがとうございました。
- 霜月透子
- 2018年 11月24日 14時37分
[良い点]
これは・・・ホラー・・・?
と、途中まで、いえかなり終盤までドキドキしながら
読んでいましたが、ホラーじゃなかった!
なんだー、霜月さん、怖がらせないでくださいよお。
と、勝手に怖がっておいてすみません。
普通、こういう神隠し系のお話は、残されたものが
ひたすら不気味さを強調するものですが、このお話は、
残らない!ちゃんとどうして山から迎えが来るのかを
語っているのが一味違って面白かったです。
これは・・・ホラー・・・?
と、途中まで、いえかなり終盤までドキドキしながら
読んでいましたが、ホラーじゃなかった!
なんだー、霜月さん、怖がらせないでくださいよお。
と、勝手に怖がっておいてすみません。
普通、こういう神隠し系のお話は、残されたものが
ひたすら不気味さを強調するものですが、このお話は、
残らない!ちゃんとどうして山から迎えが来るのかを
語っているのが一味違って面白かったです。
お読みくださりありがとうございます。
う、うん、ホラーじゃなかったんだよ!(笑)
まあ、多少は不気味な感じを出せたらいいなぁとは思いましたが。
でも私的にはハッピーエンドなんですよ。どんな姿でもどこで暮らしていても里人たち本人がハッピーなのが一番だよね〜と思って書きました♪
一味違って面白かったとのご感想、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
う、うん、ホラーじゃなかったんだよ!(笑)
まあ、多少は不気味な感じを出せたらいいなぁとは思いましたが。
でも私的にはハッピーエンドなんですよ。どんな姿でもどこで暮らしていても里人たち本人がハッピーなのが一番だよね〜と思って書きました♪
一味違って面白かったとのご感想、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
- 霜月透子
- 2018年 11月24日 14時25分
[良い点]
猿ノ怪 拝読させていただきました。
貧しい里の生活から逃れるために、みんな山へと逃げ、その彼らが家族を呼びに里と下りて、また人は減っていく……生活環境の厳しさもさることながら、化け物へと姿を変え、心を奪われていく登場人物たちの姿はある意味集団「狂気」の世界ですね(^^♪ さすが霜月さん! 本領発揮の不気味系ホラー童話ですね!
個人的には、
>石松は急いで追いかけましたが、ヨネは山猿のように両手をも地面につけて走るものですから、なかなか追いつけません。
まだ人の姿であるはずのヨネの猿のような異常な動き。彼女の変化の過程が不気味さを感じさせますね(^^♪
楽しませていただきました! 執筆頑張ってください!
猿ノ怪 拝読させていただきました。
貧しい里の生活から逃れるために、みんな山へと逃げ、その彼らが家族を呼びに里と下りて、また人は減っていく……生活環境の厳しさもさることながら、化け物へと姿を変え、心を奪われていく登場人物たちの姿はある意味集団「狂気」の世界ですね(^^♪ さすが霜月さん! 本領発揮の不気味系ホラー童話ですね!
個人的には、
>石松は急いで追いかけましたが、ヨネは山猿のように両手をも地面につけて走るものですから、なかなか追いつけません。
まだ人の姿であるはずのヨネの猿のような異常な動き。彼女の変化の過程が不気味さを感じさせますね(^^♪
楽しませていただきました! 執筆頑張ってください!
お読みくださりありがとうございます。
狂気かぁ……意識していなかったなぁ……。滲み出たというか、漏れてしまった部分ですね、きっと(笑) だからみなさん、怖いとおっしゃるわけか。
そうそう、ヨネは山に入る前にすでに猿ノ怪になりかけているんですね。姿が変化するより前に心はあちらにいってしまっているわけです。内から変化するといったところでしょうか。自ら山に入る人たちも、その時点ですでに心が山にあるのだと思います。
ご感想ありがとうございました。
狂気かぁ……意識していなかったなぁ……。滲み出たというか、漏れてしまった部分ですね、きっと(笑) だからみなさん、怖いとおっしゃるわけか。
そうそう、ヨネは山に入る前にすでに猿ノ怪になりかけているんですね。姿が変化するより前に心はあちらにいってしまっているわけです。内から変化するといったところでしょうか。自ら山に入る人たちも、その時点ですでに心が山にあるのだと思います。
ご感想ありがとうございました。
- 霜月透子
- 2018年 11月24日 14時22分
[良い点]
心にじんわりと染み込むような童話でした。
猿ノ怪は悪でもなく善でもなく、人そのもの。しかも余計なものを捨てた本来の姿のように感じました。
とても読みやすくて本当に昔から語り継がれているようでした。大人も楽しめる素敵な童話でした!
心にじんわりと染み込むような童話でした。
猿ノ怪は悪でもなく善でもなく、人そのもの。しかも余計なものを捨てた本来の姿のように感じました。
とても読みやすくて本当に昔から語り継がれているようでした。大人も楽しめる素敵な童話でした!
お読みくださりありがとうございます。
>余計なものを捨てた本来の姿のよう
そうなんです、そんなイメージで書きました。自然回帰っていうか。ありのままっていうか。
楽しんでいただけたようで嬉しいです。
ご感想ありがとうございました。
>余計なものを捨てた本来の姿のよう
そうなんです、そんなイメージで書きました。自然回帰っていうか。ありのままっていうか。
楽しんでいただけたようで嬉しいです。
ご感想ありがとうございました。
- 霜月透子
- 2018年 11月24日 14時16分
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