感想一覧
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[良い点]
1999年と1985年、それほど離れていない年月の差が物語を面白くしていました。
物語に挟みこまれる「将来はどうなるか?」の呟きが面白かったです。鉄道模型といった個人的なものから、世の中が変わるインターネットや電子メールへの言及等、いろいろと考えさせてくれます。
探偵の姉の代わりに、我孫瓦警部と事件を解決する流れの中でも、それは続いていました。特に携帯電話の普及は、推理物に大きな影響を与えています。昔だからこそ成立するトリックという目の付けどころがいいですね。姉の実力が強く発揮されるエピソードがあれば、よりよくなったことでしょう。よい心持ちで読み終えることができました。
今後の活動を応援しております。
1999年と1985年、それほど離れていない年月の差が物語を面白くしていました。
物語に挟みこまれる「将来はどうなるか?」の呟きが面白かったです。鉄道模型といった個人的なものから、世の中が変わるインターネットや電子メールへの言及等、いろいろと考えさせてくれます。
探偵の姉の代わりに、我孫瓦警部と事件を解決する流れの中でも、それは続いていました。特に携帯電話の普及は、推理物に大きな影響を与えています。昔だからこそ成立するトリックという目の付けどころがいいですね。姉の実力が強く発揮されるエピソードがあれば、よりよくなったことでしょう。よい心持ちで読み終えることができました。
今後の活動を応援しております。
- 投稿者: ネット小説大賞運営チーム
- 2018年 12月07日 10時12分
ネット小説大賞(旧:エリュシオンノベルコンテスト(なろうコン))様、感想ありがとうございました。膨大な数の作品を読んだり、感想を書いたりするのは、楽しいだけでなく、大変なことではないかと勝手に想像してしまいます。そんな中で、この作品に感想をいただけたことは、感謝の極みです。
特に『物語に挟みこまれる「将来はどうなるか?」の呟きが面白かったです』というお言葉は、とても嬉しく思います。作中の『将来』も我々から見れば過去なので、この作品を書くにあたり、自分の記憶を確認する意味で、それぞれの時代について何度も調べました。なかなか面白い作業でした。わずか十年、十数年で、世界は大きく変動しているということを、改めて実感させられました。
推理物に限らず、例えばラブコメの待ち合わせイベントなど、携帯電話の普及は様々な創作物に影響していると思います。世の中が便利になると、携帯電話以外にも、防犯カメラの普及とか、科学捜査の充実とか、ある意味、古典的な推理小説を書くのは難しくなるのかもしれません。現代に合わせたトリックやプロットを新たに考えるだけでなく、古き良き時代を作品舞台にする、というのも一つの方法だと感じながら、この作品を書きました。
また『姉の実力が強く発揮されるエピソードがあれば、よりよくなったことでしょう』というのは、言われてみれば全くその通りであり、自分の力が足りなかったのを思い知らされました(今さらながらに、以前に別の方からいただいた感想を読み直して、そちらの感想でも、似たようなニュアンスで受け取れる指摘をされていることに気づきました。以前は、別の受け取り方をしていました)。今回の課題として、今後の作品作りに活かしていきたいと思います。『今後』というだけでなく、この作品においても、物語全体の構成に影響を与えない範囲内で、小さなエピソードを書き加えられないか、少し検討してみます。『実力が強く発揮』とまでは行かずとも、少しでも名探偵らしさを納得してもらえるように、何か加えてみたいと思います(例えばホームズ的な探偵小説で、序盤に探偵の観察眼の鋭さを示唆するエピソードがお約束のように描かれますが、あんな感じで軽い示唆を挿入できないか、考えてみます)。
特に『物語に挟みこまれる「将来はどうなるか?」の呟きが面白かったです』というお言葉は、とても嬉しく思います。作中の『将来』も我々から見れば過去なので、この作品を書くにあたり、自分の記憶を確認する意味で、それぞれの時代について何度も調べました。なかなか面白い作業でした。わずか十年、十数年で、世界は大きく変動しているということを、改めて実感させられました。
推理物に限らず、例えばラブコメの待ち合わせイベントなど、携帯電話の普及は様々な創作物に影響していると思います。世の中が便利になると、携帯電話以外にも、防犯カメラの普及とか、科学捜査の充実とか、ある意味、古典的な推理小説を書くのは難しくなるのかもしれません。現代に合わせたトリックやプロットを新たに考えるだけでなく、古き良き時代を作品舞台にする、というのも一つの方法だと感じながら、この作品を書きました。
また『姉の実力が強く発揮されるエピソードがあれば、よりよくなったことでしょう』というのは、言われてみれば全くその通りであり、自分の力が足りなかったのを思い知らされました(今さらながらに、以前に別の方からいただいた感想を読み直して、そちらの感想でも、似たようなニュアンスで受け取れる指摘をされていることに気づきました。以前は、別の受け取り方をしていました)。今回の課題として、今後の作品作りに活かしていきたいと思います。『今後』というだけでなく、この作品においても、物語全体の構成に影響を与えない範囲内で、小さなエピソードを書き加えられないか、少し検討してみます。『実力が強く発揮』とまでは行かずとも、少しでも名探偵らしさを納得してもらえるように、何か加えてみたいと思います(例えばホームズ的な探偵小説で、序盤に探偵の観察眼の鋭さを示唆するエピソードがお約束のように描かれますが、あんな感じで軽い示唆を挿入できないか、考えてみます)。
- 烏川 ハル
- 2018年 12月07日 19時24分
[良い点]
完結お疲れさまでした。
淡々と語られる文章はテンポもよく、簡潔で分かりやすかったと思います。
[一言]
~ここからはネタばれありのため、読了後に詠まれることをお薦めします~
何時、お姉さん(探偵さん)が出てくるのかと思っていて半分ほど読んで、ひょっとしてと思い……、最後まで読んで、やっちまったな、おい!
と思いました(笑)
確かに、こういうのもありと言えばありですが、斬新ですね。
お姉さんの推理力の片鱗は、主人公の内面が入れ替わっていることに薄々気づいているところに現れている、ということでしょうか?
なんで転生?
なんで過去?
と思っていましたがなるほど昔考えたトリックを生かすためでしたか、納得いたしました。
次回作ではお姉さんの活躍を期待しております。
完結お疲れさまでした。
淡々と語られる文章はテンポもよく、簡潔で分かりやすかったと思います。
[一言]
~ここからはネタばれありのため、読了後に詠まれることをお薦めします~
何時、お姉さん(探偵さん)が出てくるのかと思っていて半分ほど読んで、ひょっとしてと思い……、最後まで読んで、やっちまったな、おい!
と思いました(笑)
確かに、こういうのもありと言えばありですが、斬新ですね。
お姉さんの推理力の片鱗は、主人公の内面が入れ替わっていることに薄々気づいているところに現れている、ということでしょうか?
なんで転生?
なんで過去?
と思っていましたがなるほど昔考えたトリックを生かすためでしたか、納得いたしました。
次回作ではお姉さんの活躍を期待しております。
如月一様、感想ありがとうございました。
この作品は一回あたりの文章量が少ないので「短い、説明不足」と言われることを恐れていたのですが、「テンポもよく、簡潔」と肯定的に受け止めてもらえたことに、まずは感謝します。
探偵ものにしてはトリックは単純なので、できれば読者の方々には、それ以外の部分で色々と想像してもらいたいものでした。その意味で「半分ほど読んで、ひょっとしてと思い」という感想は、とても嬉しかったです。
完全に弟視点で描いたので、姉が何に気づいているのか、何を考えているのか、作中で明記することは出来ません。それらの部分は、読者のご想像にお任せする形となりました。実は初期案では『姉』ではなく『兄』であり、この作品では出番も今以上になかったのですが、姉について少しでも想像を働かせてもらえたのであれば、『姉』にした甲斐がありました(その初期案では、タオルで体を拭くとか風呂云々とかもありませんでした。男同士のそういうのは、ちょっと私には書けませんから)。
この作品は一回あたりの文章量が少ないので「短い、説明不足」と言われることを恐れていたのですが、「テンポもよく、簡潔」と肯定的に受け止めてもらえたことに、まずは感謝します。
探偵ものにしてはトリックは単純なので、できれば読者の方々には、それ以外の部分で色々と想像してもらいたいものでした。その意味で「半分ほど読んで、ひょっとしてと思い」という感想は、とても嬉しかったです。
完全に弟視点で描いたので、姉が何に気づいているのか、何を考えているのか、作中で明記することは出来ません。それらの部分は、読者のご想像にお任せする形となりました。実は初期案では『姉』ではなく『兄』であり、この作品では出番も今以上になかったのですが、姉について少しでも想像を働かせてもらえたのであれば、『姉』にした甲斐がありました(その初期案では、タオルで体を拭くとか風呂云々とかもありませんでした。男同士のそういうのは、ちょっと私には書けませんから)。
- 烏川 ハル
- 2018年 11月20日 21時47分
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