感想一覧
▽感想を書く[一言]
【凍れる町】
ありし日から変わった「冬の景色」
凍りついたのは町だけでなく、詩人の心もまた
まだ幼かった頃より、雪はより白く色を失った
曇天は暗く、手足は血の巡りを拒む
とても、冷たい詩だと思いました
【冬行軍】
冬の擬人化たる「冬将軍」
追いたてられる新兵のように、飛び行く鳥たちに、更なる激が飛ぶ
個人的には、とてもユニークに写った詩
【凍れる町】
ありし日から変わった「冬の景色」
凍りついたのは町だけでなく、詩人の心もまた
まだ幼かった頃より、雪はより白く色を失った
曇天は暗く、手足は血の巡りを拒む
とても、冷たい詩だと思いました
【冬行軍】
冬の擬人化たる「冬将軍」
追いたてられる新兵のように、飛び行く鳥たちに、更なる激が飛ぶ
個人的には、とてもユニークに写った詩
[一言]
冬の詩企画参加させていただきありがとうございます。
どちらも冬の景色の浮かぶ透明感のあるよい詩ですね。
冬の詩企画参加させていただきありがとうございます。
どちらも冬の景色の浮かぶ透明感のあるよい詩ですね。
こちらこそ、企画にご参加いただきとても嬉しいです。
透明感ですか。
あまり意識していませんでしたが、そうおっしゃって頂けると嬉しいです。
「凍れる町」の方は文語詩なので、余計に普段の言葉との隔たりが出て、それが透明感につながっているのかもしれませんね。
「冬行軍」の方は、余分な言葉を削ぎ落すように気を遣って書き上げたのを覚えています。
他の企画作品もどうぞご覧になってください。
皆様、個性の彩り豊かな作品ばかり寄せてくださっています。
透明感ですか。
あまり意識していませんでしたが、そうおっしゃって頂けると嬉しいです。
「凍れる町」の方は文語詩なので、余計に普段の言葉との隔たりが出て、それが透明感につながっているのかもしれませんね。
「冬行軍」の方は、余分な言葉を削ぎ落すように気を遣って書き上げたのを覚えています。
他の企画作品もどうぞご覧になってください。
皆様、個性の彩り豊かな作品ばかり寄せてくださっています。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 12月01日 14時58分
[良い点]
冬行軍、良いですね!
鳥を追い立てるように厳しく迫る冬の気団。
吹き抜ける寒風を思わせてくれる詩でした。
凍れる町も、寒さに身の切れそうな思いを冒頭に思い起こされました。
そう、冬は肩がこる。
そして年始は寝違える。
学生の頃はそんなこと無かったのに……(笑)
[一言]
せっかくの冬の詩企画という事で、企画に参加しているものに限らず積極的に詩を読んでみることにしています。
色々な人の作品を読んで少しは詩の楽しみ方が分かったような気がしないでもないのですが、凍れる町の中〜後半みたいなのはビギナーの私にはまだ難しいようで(笑)
感想欄を見ながら、なるほどなぁ、と頷いている次第です。
冬行軍、良いですね!
鳥を追い立てるように厳しく迫る冬の気団。
吹き抜ける寒風を思わせてくれる詩でした。
凍れる町も、寒さに身の切れそうな思いを冒頭に思い起こされました。
そう、冬は肩がこる。
そして年始は寝違える。
学生の頃はそんなこと無かったのに……(笑)
[一言]
せっかくの冬の詩企画という事で、企画に参加しているものに限らず積極的に詩を読んでみることにしています。
色々な人の作品を読んで少しは詩の楽しみ方が分かったような気がしないでもないのですが、凍れる町の中〜後半みたいなのはビギナーの私にはまだ難しいようで(笑)
感想欄を見ながら、なるほどなぁ、と頷いている次第です。
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 11月14日 06時59分
管理
作者だけでなく、読者としてのご参加ありがとうございます。
「凍れる町」:これは文語で書きたい!と思ってやってみたのですが、どうも力が及ばなかったようです。
説明抜きに伝えられないようでは、まだまだですね。
「冬行軍」:冬になると、年末あるいは年度末が近いせいか、追い立てられるような気分になります。
ピリリとした寒気に、普段はダレまくった自分の姿勢を正してもらいたいものです。
「凍れる町」:これは文語で書きたい!と思ってやってみたのですが、どうも力が及ばなかったようです。
説明抜きに伝えられないようでは、まだまだですね。
「冬行軍」:冬になると、年末あるいは年度末が近いせいか、追い立てられるような気分になります。
ピリリとした寒気に、普段はダレまくった自分の姿勢を正してもらいたいものです。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 11月15日 16時58分
[良い点]
【凍れる町】
大人になってからの冬はとても厳しく、辛い。
指を透かして見る景色と現実、見ている自分の心。どれも凍ってしまっている。そんなふうに感じました。
【冬行軍】
渡り鳥の隊列と勇ましい兵の隊列。重なってカッコいいです。
》駆け足いいいいいいい 進め!!
ざっざっ!
とうい所が好きです。
読んでいる人にまで号令をかけているような感じがします。背筋、ぴっとなりますね。
【凍れる町】
大人になってからの冬はとても厳しく、辛い。
指を透かして見る景色と現実、見ている自分の心。どれも凍ってしまっている。そんなふうに感じました。
【冬行軍】
渡り鳥の隊列と勇ましい兵の隊列。重なってカッコいいです。
》駆け足いいいいいいい 進め!!
ざっざっ!
とうい所が好きです。
読んでいる人にまで号令をかけているような感じがします。背筋、ぴっとなりますね。
ありがとうございます。
どのように感じたか教えて頂けると、とても参考になります。
詩でもなんでも、作品は発表された時点で作者の手元を離れると考えておりますので、どういう読み方が正解ということはないのですが・・・
これらを書いたとき、考えていたことをお伝えしますね。
【凍れる町】
大人になって知る現実の冷たさを冬に仮託して書いたものです。幼いころに見ていた夢はもう見られないというある種の郷愁の念がありました。
【冬行軍】
そのころ仕事で倉庫街に通っておりました。倉庫が整然と並ぶ様子や、品物配置のルールに沿って人間が立ち働く様子などから着想を得て、渡り鳥の隊列を、冬将軍の訪れとともに軍隊的に描こうとしたものです。
どのように感じたか教えて頂けると、とても参考になります。
詩でもなんでも、作品は発表された時点で作者の手元を離れると考えておりますので、どういう読み方が正解ということはないのですが・・・
これらを書いたとき、考えていたことをお伝えしますね。
【凍れる町】
大人になって知る現実の冷たさを冬に仮託して書いたものです。幼いころに見ていた夢はもう見られないというある種の郷愁の念がありました。
【冬行軍】
そのころ仕事で倉庫街に通っておりました。倉庫が整然と並ぶ様子や、品物配置のルールに沿って人間が立ち働く様子などから着想を得て、渡り鳥の隊列を、冬将軍の訪れとともに軍隊的に描こうとしたものです。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 11月08日 06時45分
[一言]
指や耳がもげそうな、凍える感覚の中、子供時代は冬を楽しめていたのに、大人になると冬の寒空の外気に晒されるのは、嫌な仕事というのが浮かんできました。
あの頃は、外に出たがっていたのに、大人になると【凍える町】【凍えるこころ】――見える世界は冷たくなりました。
渡り鳥のように、軍隊が整列して行軍する情景が浮かべられました。
指や耳がもげそうな、凍える感覚の中、子供時代は冬を楽しめていたのに、大人になると冬の寒空の外気に晒されるのは、嫌な仕事というのが浮かんできました。
あの頃は、外に出たがっていたのに、大人になると【凍える町】【凍えるこころ】――見える世界は冷たくなりました。
渡り鳥のように、軍隊が整列して行軍する情景が浮かべられました。
子どもというのは不思議なもので、どれだけ寒くても遊べちゃいますよね。
大人はそうはいきません。
雪の見え方が変わってしまっています。
こども時代には戻れません。
「冬行軍」は、軍隊のように整列する倉庫街と、同じく整列する渡り鳥に着想を得たものです。
大人はそうはいきません。
雪の見え方が変わってしまっています。
こども時代には戻れません。
「冬行軍」は、軍隊のように整列する倉庫街と、同じく整列する渡り鳥に着想を得たものです。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 10月30日 23時12分
[一言]
『冬行軍』、いいですね。かっこいい。
『凍れる町』は……、
現代を生きる若者は私のみならず思っていることだと思います。
私が過去にとらわれすぎなのかと思っていた時期もありましたが、大学四年のとき、仲間と話しているとみんなそんな感じで^^;
ちなみに、こないだ感想いただいた拙作『いつだって』の中の短い連は、幼い子供を見て、大人になってしまった自分を見て、思いついたものでした。
『冬行軍』、いいですね。かっこいい。
『凍れる町』は……、
現代を生きる若者は私のみならず思っていることだと思います。
私が過去にとらわれすぎなのかと思っていた時期もありましたが、大学四年のとき、仲間と話しているとみんなそんな感じで^^;
ちなみに、こないだ感想いただいた拙作『いつだって』の中の短い連は、幼い子供を見て、大人になってしまった自分を見て、思いついたものでした。
なるほど!りんごちゃんとかもめちゃんは、そういうことだったのですね。
輪郭を与えられた気分です。
「冬行軍」は純粋な風景描写です。
ちょうどこのころ転職をしたのですが、前職でよく倉庫街に行きました。
軍隊のようだと思って働いたことはありませんが、並ぶ倉庫や荷物そのものは軍隊のようでした。
そういうイメージを重ねて書いたものです。
「凍れる町」については、そう、子ども時代への憧憬です。
私はもう若者ではありませんが、書いた当時は若者でした。
あの頃と比べると、過去への執着がましい思いは薄れましたが、それは今、幼い子供たちの相手をしているからなのかもしれません。
子どもたちと一緒に、自分の子ども時代を生き直している気がします。
輪郭を与えられた気分です。
「冬行軍」は純粋な風景描写です。
ちょうどこのころ転職をしたのですが、前職でよく倉庫街に行きました。
軍隊のようだと思って働いたことはありませんが、並ぶ倉庫や荷物そのものは軍隊のようでした。
そういうイメージを重ねて書いたものです。
「凍れる町」については、そう、子ども時代への憧憬です。
私はもう若者ではありませんが、書いた当時は若者でした。
あの頃と比べると、過去への執着がましい思いは薄れましたが、それは今、幼い子供たちの相手をしているからなのかもしれません。
子どもたちと一緒に、自分の子ども時代を生き直している気がします。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 10月30日 02時10分
[良い点]
【冬行軍】という単語はたぶんきっと「冬将軍」から来ていると思うのですが、良いアイディアだなと思いました。
電線の上に並んでいる渡り鳥がきれいに並んで飛んで行く情景が浮かびます。
【冬行軍】という単語はたぶんきっと「冬将軍」から来ていると思うのですが、良いアイディアだなと思いました。
電線の上に並んでいる渡り鳥がきれいに並んで飛んで行く情景が浮かびます。
おっしゃる通り、「冬将軍」をもじったタイトルです。
電線というのも良い景色ですね。白い空に黒が映えて、直線的なのにたわんでいたりして、おもしろい光景だと思います。
電線というのも良い景色ですね。白い空に黒が映えて、直線的なのにたわんでいたりして、おもしろい光景だと思います。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 10月29日 14時04分
[良い点]
拝読しました。
【凍れる町】
冬の訪れとともに描かれているのは、大人になっていくということでしょうか。
同じ雪、風景も子供のころとは見え方、感じ方が違う。
大人になるということは、なにかをどこかに置いてきてしまうものなのかと。
この作品から、そのように感じました。
拝読しました。
【凍れる町】
冬の訪れとともに描かれているのは、大人になっていくということでしょうか。
同じ雪、風景も子供のころとは見え方、感じ方が違う。
大人になるということは、なにかをどこかに置いてきてしまうものなのかと。
この作品から、そのように感じました。
ご感想ありがとうございます。
読んでくださったとおり、今はもう届かない子ども時代の感覚への郷愁のようなものを書いたつもりです。
拙い詩から読み取っていただき、とても嬉しいです。
読んでくださったとおり、今はもう届かない子ども時代の感覚への郷愁のようなものを書いたつもりです。
拙い詩から読み取っていただき、とても嬉しいです。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 10月26日 11時58分
[一言]
渡り鳥の光景で、胸が締め付けられました。
やはり、故郷の福井県を思わせるような、冬の描写には、弱いです・・・。
渡り鳥の光景で、胸が締め付けられました。
やはり、故郷の福井県を思わせるような、冬の描写には、弱いです・・・。
- 投稿者: 退会済み
- 30歳~39歳 女性
- 2018年 10月25日 08時34分
管理
寒くなってくる時期、わけもなくしんみりすることが増えてきますね。
ふるさとを思い出されましたか。
きのこさんの心の柔らかい部分にどこかしら触れることがあったなら、書いた甲斐があります。
ふるさとを思い出されましたか。
きのこさんの心の柔らかい部分にどこかしら触れることがあったなら、書いた甲斐があります。
- 志茂塚 ゆり
- 2018年 10月25日 08時39分
感想を書く場合はログインしてください。