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[良い点]
『秋の桜子詩集』に入れられてる詩ですが、
まさにその詩集の名前通りの詩なのかなぁーって私は感じました。

①舞台が『秋』なのと、詩集の名前の先頭の『秋』が一致しておられますね。

②桜の特徴と詩の印象

 この詩の雰囲気からして、君というのが、恋人とか結婚相手とか大事な人かなぁーって、印象を受けたのですが(違ったらごめんなさい)
 そこに加えて透明さや清らかさを大事にしてるんですよね。
 そこで、ふと手の上に落ちてきた、桜の花びらを観察すると、シンプルに薄ピンクなんですよね。なんなら薄くて透けてますし。
 恋のピンクのイメージと、ただただ一色で清らかな花びら、薄くて透けてるイメージが一致してるなぁーと思いました。

③構成
 詩の構成として
 『きみに、君に、会いたい』
 で区切られていますよねー
 その区切りが4つある(ラストは除く)ので5つの部分から構成されている詩になってますねー

 パート1
 上へと上がっていく。

 パート2
 星々が煌めく。

 パート3
 儚く哀れに消えてゆく。

 パート4
 露が降りて、美しい地上の夜空が作られるが、それも儚く消えてしまう。

 パート5
 全体のまとめ。


 超、大雑把に書くと、何となくこんな感じの構成なのかなぁーと思ったのですが。


 一つ一つのパートを桜と照らし合わせると

 パート1
 上へと上がっていく。
 →桜の木が、土から生まれ、人の頭上、更に上へ上へと成長していく。

 パート2
 星々が煌めく。
 →花が一気に咲いて、キレイに咲き誇る

 パート3
 己の命をもやし儚く哀れに消えてゆく。
 →そんな美しい花たちも、己の命を散らし、すぐに桜の木から離れていってしまう

 パート4
 露が降りて、美しい地上の夜空が作られるが、それも儚く消えてしまう。
 →ここの上から下に落ちていくのが、まさに花びらが落ちていく感じかなぁーと。それで、美しい地上の花びら畑が作られるのですが、風で吹き飛ばされたり生物に踏まれたり等して儚く消えてしまう。

 パート5
 全体のまとめ。
 →恐らく一方向に上へと上がっていった方を偲んで、一目みたいと願っている詩なのかなぁーという印象ですが
 キレイな花がなくなってしまった秋の桜の木を見上げて、もう一度みたいと思うのと似てるの面もあるのかもなぁーと

 
 まぁーこんな感じで『秋の桜子詩集』にピッタリな貴作なのかなぁーとか思ったのですが、流石に強引な解釈でしたでしょうか?笑
 不快に思われていたら申し訳無いですが、ただ1つ言えることは、私はこの詩を私なりに満喫させていただいたことですねー。ありがとうございます!
[一言]
 本当に、透き通る言葉で、ドラマチックに描かれた素敵な詩でした。
 どんどん上に上がっていく言葉の動きと共に
 上にいって消えてしまう『きみに あいたい』という切実な願いが、凄く伝わってきて……
 感情が動かされました。とても良かったです。
 誠にありがとうございました!
お読み頂きありがとうございます(^o^)/

ふおぉー、詩書き始めのお作に、ありがとうございます(^o^)、おお!考察!お勉強になるのです!お褒め頂きありがとうございます。

詩は見たり感じたことを、ブツブツ暗誦しつつ作るので、ひたすら怪しい人物で創作してます(^o^)/



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