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[良い点]
 推理物であり、最初に叙述トリック云々といった提示がされていましたので、ストーリーから一歩退いた形で書かせて頂きます。
 芽亜里、進次と、キャラクターの造形がしっかりとしていました。必要分の背景描写もされているので、迷うことなく、すんなりと読み進めることができます。
 独白的な流れでの説明が巧みですね。安楽椅子探偵といった方向性がありますので、的外れかも知れませんが、エンタテインメント成分を増やしたいのであれば、行動を伴ったエピソードを増やしたほうが、よりよくなるでしょう。
 ダーク・ウェブは、気になるガジェットです。広げた風呂敷をどのようにして畳んでいくのかが楽しみです。

 今後の活動を応援しております。
感想ありがとうございます! キャラクタの設定は、今回課題にしていたこともあるので、そう言っていただけると、とてもうれしいです!
第一章は安楽椅子探偵風味が強かったですが、第二章からはそうではないので、もっと行動を意識していきたいと思います。
この度は貴重なご意見本当にありがとうございました! これからも努力を重ねていきたいと思います。
[良い点]
文章が読みやすくていいと思いました。漢字の使い方も長けているし、さりげない描写に作者の知識の深さも伝わってきます。
[気になる点]
第一章第十五話の段階までを読んだ感想ですが、個々の章で展開される話は分かるのですが、小説全体のストーリーとして何が語られているのかが、強くは伝わってこないように思いました。ミステリーですから、小説全体における謎解きは作品の一つの大きなエンターテイメントであると思います。
[一言]
ミステリーの謎解きに絞って話を進めると、文章全体が
 ①謎解きのための事実の描写
 ②読者をだますための伏線の描写
 ③謎解きとは無関係の日常描写
と分類できますが、①と②の密度が高いと読み終わった後の満足感が高いのではないかと思います。
なにげない日常生活の描写が、③ではなくて実は②でした、と後から分かる(その割合が高い)作品が面白いミステリーだと思います。
そのためには、つねに読者に、今ストーリー上で何が問題となっているのかを伝えていくことが大切だと思います。
例えば会話文で、
事実はAが起こって、そのあとでBが起こっているのだけど、その必然性が全くわからないよねえ、
とか、
事実Cの説明をしなければ、事件は解決しないよねえ、
とか、
登場人物から読者へ、作者が考えて欲しいことを次々と提供していき、その結果①と②の密度を高くしていく(そうしないとなかなか密度は高くなりませんから)ことがポイントだし、作者の腕の見せ所かなと思います。
文章力のある方なので、ちょっと注意されるといいかなと思って、ごちゃごちゃと書いてしまいました。
本作の今後の展開も楽しみにしております。

  • 投稿者: iris Gabe
  • 2018年 12月16日 09時21分
irisさん、感想ありがとうございます!
そうですね……、確かに、読者に考えてもらうべき問題を増やしすぎて、「何が問題となっているか」が問題になってくるような抽象さがあって、肝心の問題が読者にまったく伝わらなくなってしまっていますね……。
現在進行形で未だに執筆中ですので、この先から、irisさんのアドヴァイスを意識して書いていきます。もし、余裕があれば、これまでのストーリィも添削して差し替えますね。
お読みいただき、ありがとうございます。こんな駄作ですが、どうか、最後までお楽しみください。
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