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[良い点]
・敵がちゃんと強い所。固有スキルにキャラの性格や願いなどが反映されていて説得力がある。

・作者さんのセンスが輝く言い回しがあちこちにあること。
『その背中を太陽が照らしていたが、彼女の行く先は彼女自身の影に埋め尽くされていた。まるで己の影を踏みつけて歩いているように、英治には見えた。』超好き。
[気になる点]
・敵キャラの作りこみがしっかりしているだけに、主人公が置いてけぼりになりがちな印象を受けました。
戦う理由も能力の個性も主人公の意思が少し薄め。そこが彼らしいといえばその通りですが、やりたいことをやろうとするキャラが多い(だからこそ能力を得ている)ので主人公以外を応援したくなる気持ちが湧いてきます。主人公の心の成長を今後に期待。

・ストーリーは確かに面白いのにその面白さを理解するまでに時間がかかるかも……。私は作者さんの前作を読破しており楽しんでいたということもあり、ここまで読み進めましたが初見の人は途中で読むのを辞めてしまいそう。序盤に読者の心を掴む、続きを読みたいと思わせるイベントがあるといいかもしれませんね。
[一言]
8-5まで拝読いたしました。
前作に引き続き胸が熱くなるバトルがいいですね。
個人的にはアキラ戦とワタル戦が切なくて好きです。英治君のメンタルが心配なくらい……。

当たり前ですが皆幸せに過ごしたい、というか何かから脅かされない生活を望んでいるんですよね。それがどうして争いばかりになってしまうのか。少しだけ切なく、だからこそキャラクター達は懸命に生きているなと感じました。
果たして彼らにどのような結末が待ち受けているのか。今後も目が離せません! 楽しみにしています。
オニオン@秋音さん、いつもありがとうございます!!

感想とご指摘、ありがたすぎて心が浄化される気分です……。

まずは“気になるところ”から。

――主人公が置いてけぼりになりがちな印象を受けました。
戦う理由も能力の個性も主人公の意思が少し薄め。

やっぱりそうですよね!
僕も自分で読んでてそう思いました…
とはいえ、書いてくださっているとおりそれが主人公のキャラでもある、ということで。
この拙作全体が主人公の物語であることは確かなのですが、主人公がやりたいことを見つけてくれるのは終盤で、それまでは魅力的な敵役とふれあって少しずつ成長していく、というテーマでキャラを作りました。
その為、終盤までは主人公よりも敵を魅力的に描くようにしよう、と。
しかし今回、そのテーマに重きを置きすぎたかな、と。

というか割と僕、この主人公の扱いに困ってたりします(笑)
暗いというか、弱すぎるんですよね!(いや作ったの僕なんですけど…)



――ストーリーは確かに面白いのにその面白さを理解するまでに時間がかかるかも……。

面白いと言っていただけて嬉しいです!!
そして、面白さを理解するまでに時間がかかる……僕もやっぱり読んでいてそう思いました。
これ読者様にある程度、忍耐を要求する作品になってないか? と。

個人的にこの拙作は“攻めた”作品で、ある意味無料で読んでもらうことを意識した作品といいますか、僕の書きたいやつってこんな感じなんですよ、という要素を集めた作品になっています。
要は自己紹介ですね。

正直なことを打ち明けますと、 オニオン@秋音さんの存在が大きいです。
この「ヴァニシング日記」は、実は オニオン@秋音さんに読んで欲しくて書いた作品なのでした。
前作を読んでくださって、評価していただいた上、ファンと仰っていただいたことがかなり嬉しかったのです。

そして“ファンと言ってくださった方には僕の作風と実力を完全に表明しておく必要があるな”と思い、加えて、“失望させてしまって離れてしまうのは怖いけど、正直に書いてしまおう”という意図が「ヴァニシング日記」という拙作の根底にあります。

とはいえ、書く以上は読者数を意識する必要があるだろう、ということで、初めて読む方にも面白いと思っていただけるように考えてもいるつもりなのですが、やはりなかなかバランスをとるのが難しいですね
(この拙作は現在、ここでつまづいている印象)


――序盤に読者の心を掴む、続きを読みたいと思わせるイベントがあるといいかもしれませんね。

的確なアドバイス、ありがとうございます。
バランス配分間違えたかな、と思っていましたが、やはりその通りのようですね(^^;)

ストーリーも中盤ということで……この作品ではせめて、終盤で読者様の心をしっかり掴めるように、注意して書いていきたいと思います。

世に出ている作品にはやはり序盤のうちに熱いイベントがあって、つまりは序盤のうちに素早く、かつわかりやすく主人公周りの状況を読者に理解させるような工夫があるんだな、と痛感した次第です。

このご助言のおかげで、主人公のキャラをもっとよく作っていかなければいけないな、と思うことができました。



最後に“良い点”から。

――敵がちゃんと強い所。固有スキルにキャラの性格や願いなどが反映されていて説得力がある。

ありがとうございます!!
今回の敵は、全員強いように作ったつもりですので、どうやらその狙いが外れてはいないようで……安心しました。

とはいえ、普通に倒すだけのザコポジションのキャラですら強くしてしまったので、ボスクラスの敵をどうしようか、とっても頭を悩ませています(^^;)

そして毎回、その強い敵を主人公がどうやって倒すのか…ここでも悩むことになり、思い煩いが絶えない作品となってしまいました(笑)


オニオン@秋音さん、ご感想とお気遣い、本当にありがとうございます。

現状の限り良い作品にできるよう、がんばっていきたいです。

オニオン@秋音さんもどうぞお元気にお過ごしください。

  • SAND BATH
  • 2018年 12月21日 12時44分
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