エピソード11の感想一覧

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[良い点]
アーサーやランスといったワードで興味を持って読み始めました。

ど う し て こ う な っ た ! ?(本文中より)
憧れと愛情に、正義いう名のスパイスを少々。
英雄と魔王は紙一重、命短し殺せよ漢愛。

行く先々で英雄としての資質を試されるランス。英雄ロードに血潮の嵐。
だがその全てを肯定するイマジナリーアーサー。あなたが天使か。殺戮のな。
おかげで回を進めても一向に緩む気配がないどころか、むしろアクセル踏み続け。

しかも、弱きを助け強きをくじく、という構造はそのままなので読者である自分も止めることはできず、尚更ブレーキなんて踏んでいられない。
読んでいてその速度に振り回されるを通り越し、引きずり回されました。

さすが噂に名高いまんじ先生です。Twitter上でのキャラよりも激しいパワーを感じました。
[気になる点]
ランスは魔族も平民も味方とし国一つまで治めてしまいましたが、そこに本当のアーサーはいません。

そしてアーサーはランスに親しみを持っていたが、その全てを今のランスは失っているように見えてしまいます。

ランスもまた英雄の理想をアーサーという個人に擬人化し、本当のアーサーを見ているわけではない。

恋は盲目。だがランスはやがて、現実のアーサーを突きつけられる日が来るのでしょう。
その時、ランスの抱くのは絶望か、それとも新たな愛情か。選ぶのは現実かイマジンか。

そのことを考えると、少しこの先を読むのが怖くもなります。
[一言]
アーサー王物語の名称が出てくるとちょっと楽しいです。
ガウェインは、まあ、あっちでもランスロットとの戦いが原因で死にましたものね……
  • 投稿者: 陸道
  • 2020年 06月11日 23時01分
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