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[一言]
死のテーマは寂しいですね。
周りは生き生きとしていても死へ向かう道がそれらを陰らせ、曇らせてゆく。
その一瞬の光の中を大事に生きていって欲しいです。
[良い点]
なんともいえず味わい深い詩ですね。
心臓の手術を受けられ、延命された方の心情なのでしょうか。(比喩なだけかな?)
千羽鶴からは少しでも生きて、という誰かの願いが。ご本人は安寧の終焉を待ち望んでいるように感じました。

赤い椿、これもまた死を連想させますね。
沈む日常という表現や白い息と闇から、モノトーンの中に赤い椿だけが鮮やかに浮かびました。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2018年 12月03日 15時41分
[一言]
尽きゆく命脈の臨場感をよく書かれていると思いました

冬は「死」「別離」「終焉」をイメージさせる季節

寒空に吸われていく命のはかなさ…心に染み入ります
[良い点]
企画ご参加ありがとうございます。

「螺旋」「永遠に続く眠り」「安寧の終焉」「日常の一端が沈みゆく」・・・
これらの言葉から、死にゆくその時まで、穏やかな日常が繰り返されていく様子を思い浮かべました。
「千羽の鳥が吊るされた空」とあるので、死期が近いのでしょうか。
「空蝉」という言葉から、蛹の殻を脱いで蝉が飛び立つように、死を「空虚な日常から脱出」と捉えているような印象を受けました。
抑制的で不思議な雰囲気の漂う、美しい詩だと思います。
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