感想一覧

[一言]
ネタバレありの感想です。未読の方はご注意ください。

冬童話2019より参りました。
歌が上手なコマドリという設定でしたが、ここまで語り手としてメインに来た作品はほかにありませんでしたので、最後まで楽しく拝読しました。

歌のイメージは都々逸でしょうか。なぜか思いっきり三味線に合わせてコマドリが脳内で歌ってくれました。腕の代わりに「尻尾を組んだリスとヘビ」やコマドリなのに「これがほんとのスズメの涙」など、散りばめられたネタで笑わせていただきました。また「めでたしめでたし」からの「まだ早い」も面白かったです。

ただ、画面がみっちり詰まってみえますので、もう少し空白（改行）があるとより、歌のまとまりがわかりやすいのになあと感じました。

とはいえほかにはないアイディアで、とても面白かったです。

[良い点]
逆さ森の日常を綺麗に切り取った作品ですね。
リズムに乗て楽しく読ませていただきました。

[良い点]
小説説明にもありましたが、リズムに乗せて書いてあって語感や読みやすさが楽しめました。
[気になる点]
童話、というよりは歌物語に近く感じました