エピソード103の感想一覧

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[良い点]
サンライズヒル編がこの回で一区切りかなと思われたので、感想を書かせていただきます(最近の更新でサンライズヒルが再登場していますね)。

以前の感想でも書きましたが、改めて、ここは圧巻!
「第27話 くず肉の誇り」~「第32話 六味合体ゴッドハンバーグ!! ~肉、覚えていますか?~ (←タイトルにも受けました)」にある、3種の絶品ハンバーグ描写!
筆も乗りに乗って、まさに飯テロでした!

そして今回私が拝読した部分は、速人さん(10歳)とディー&雪近〈軟弱〉ブラザーズが闇市へと向かう道すがら、サンライズヒルが抱える飲料水問題と難民(?)問題を解決するというところまでです。

エイリーク一家がほぼ全く出てこなくなり、代わって新キャラの一族が登場。
それとともに、それまで頻繁に描かれていた速人シェフによる華麗な調理シーン&優雅な給仕による飯テロシーンもほとんど無くなり、代わってモンスター同士の捕食シーンや、読んでいて身がすくむような女傑テレジアのワイルドな振る舞いから、作品の雰囲気がガラリと変わったなと感じました。

とくに女傑テレジアは、「エビならぬ甲殻のついた芋虫」を殻や尾っぽごと咀嚼したり、切断したばかりの「角が立派な鹿の頭」を暖炉で炙って齧ったりと、とにかく野性味に溢れており、都市で暮らすエイリーク周辺の人々とは対照的に描かれていたと感じます。(怖いくらいキャラが際立ってました)

この作品で私が一番面白く感じるのは、まるでマンガを読んでいるかのように、日常的バトルシーンがコミュニケーション手段の一つとしてコミカルに描かれていることです。

そして、その合間に、物語の舞台であるナインスリーブスという世界の社会構造や歴史、緊張感あふれる種族間の問題(上位種、下位種の意識差)などがシリアスなものとして描かれており、読み応えがありました。

また、正体のつかめない敵方(エルフたち?)の動向が、気になっております。
サトミ☆ン先生、コメントありがとうございます。

 こちらのエピソードはオーク族の独特の価値観とヨーロッパの中世、近代の城塞都市が抱えていた慢性的な食料問題について自分なりの考えを交えて書かせてもらいました。この先、サンライズヒル以外にも難民が集まって出来た町が登場しますがサンライズヒルの町はかなりマシな場所です。
 テレジアは実は少年時代編では重要人物であり、近いうちにまた登場します。とても怖いおばさんですが、逃亡中のエリオットとセオドアの面倒を見てくれた懐の深い女性です。
 私が作品を書くにあたって常に考えているのは、何者にも捉われない自分の楽しいと思ったことを全部書くということです。今後もとにかく全部書く、あまり残さず書く、後悔のないくらい書くつもりです。わがままの塊のような作品なので楽しんでもらえると幸いです。
 異世界ナインスリーブスの正体はもう少し先の六洞帯主”李宝典”との戦いで明かされます。この部分は私の持論の一つとなるのでよろしければおつきあいください。
 敵はもう少しで登場します。前回の七節星(ナナフシ)は神話に登場するインドの王様をモチーフにしたキャラでしたが、今回は私の考えた春秋戦国時代の武将キャラになります。
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