エピソード85の感想一覧

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[一言]
読み終わりました。面白かったです。
謎が謎を呼びますね。

何度も言及されている同じ世界線、同じ時間軸には転生者はいないっていう部分は
過去に転生者がいたという事を暗示していますし
主人公が洗脳染みた強迫観念を持っているのも気になります。

そもそもマルチエンディングで
聖女役が主人公の想定ルートにいる事すら怪しいのに
それを盲目的に信じてるんですよね。何ででしょ。

そもそも悪役令嬢とは何ぞやっていう疑問
作中ではWiki発っぽい名称(要するに公式ではない)ですから
公式ではなくwiki編者が勝手に名付けた部分である可能性が高く
悪役令嬢という用語に拘っている事も何故っていう疑問が湧きます
何か思考にロックでもかかってるんでしょうか

色々謎が尽きない今作ですが面白かったです
続き期待してます
感想ありがとうございます。

確かに、wikiに書かれているヒロインが聖女役となる森の民ルート(=敗戦&婚約破棄)を本小説において通っているかどうかは分かりません。
他のルートについて知らない以上、主人公の持つゲーム知識は万全なものではない不完全な知識ではあります。

ではそんな不完全な知識なんて役に立たないから信じない方が良さそうなものですが、主人公がそれを盲目的に信じている理由はいくつかあります。
本編上で簡単に触れたものだけご紹介いたします。

1つはもし想定ルートが実現してしまったら自分自身の生命等に関わってくる可能性があるからですね。
つまり杞憂になることを踏まえてそれでも森の民ルートに突入する可能性を過大に見積もって病的に恐怖しているわけです。

そしてもう1つ。主人公が、自分自身の持つ不完全な知識を役に立たないものではなく判断材料として考えているからです。
これは2章の『放棄のグラノーラ』において『前世知識』を今世でそのまま運用しようとして手痛い思いをした経験から得た教訓ですが、逆に言えば、不完全な知識と分かった『前世知識』をそれでも尚活用しようとしているわけです。
であれば、同じく不完全な『ゲーム知識』を思考プロセスから外すことはしないと思い、このような立ち振る舞いを意識的にさせております。
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