感想一覧

[良い点]
雰囲気作りがとてもお上手ですね。憧れます。海賊船の乗組員達の言動の荒さが海賊っぽさを上手く出し、その上で航海士や船長は相手の話をしっかり聞くなど、憎めなくてしっかりとした人間が描かれていて、違和感なく世界に入り込めました。アンジーの心理描写やあの娘の神秘的な雰囲気が良かったです。6話という短いお話なのに、とても密度のある濃い作品でした。
[気になる点]
5話目の前半、「朦朧とする意識の中」だと思うのですが「もうろうと」と平仮名になっていたので変換のし忘れかと思い報告させていただきます。
[一言]
アンジーの娘への愛おしく思う気持ちは言わずもがな、海の魔物の恐ろしさのような物が描かれていて、結構好みかもです。特に、ラストで娘を含め誰も居なかったというのが良かったですね。
彼女は海の魔物なのか。商船はそれを知っていて檻に入れていたのか。ほぼ確実でしょうが、あえてそれを否定する読み方をしてみても面白いかもですね。

[一言]
本性がわかってもなお、
愛おしい娘、
アンジ―の心が作りだした幻か？
それとも？　すべては謎のまま

良いお話を有難うございました！

[良い点]
海に漂う海賊船……アクション……映画を見るような場景が浮かんで、読者が「ダメ～！」って言いたくなる展開。しっかり楽しめました。
少し重苦しい感じで語られているのが怖さを増し、この結末にも合っている気がします。良かったです。

[良い点]
海賊の残酷さがさらっと描かれていて、
彼らの粗暴さがよく分かるから、
一転、娘さんがあらわれたことによって、
彼らの変化が果たしてどんな影響を及ぼすのか？
今後に期待大です。
どこをとっても読みやすかったです。
[気になる点]
やはり檻の中に閉じ込められていた少女です、
彼女が一体何者なのか？
そして襲った商船にその手がかりはあったのか？
記載は少なめだったのですが、
僕はそこにスポットライトを当ててしまいます。
[一言]
このあと、船での密室劇に移行するのかはわかりませんが、
今はこの航海の行きつく顛末を楽しみにしたいです。