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[一言]
夜の飲み屋街。
喧騒に取り残された、けだるい虚しさを感じました。
月の白い光に、寂れた街角の木が黒く浮かび、最後の一言がしみました。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2019年 01月02日 14時22分
[良い点]
企画ご参加ありがとうございます。

>焼肉屋の橙色に照らされて

書き出しが素晴らしいと感じました。
繁華街、冬の冷たい空気に、派手な看板、筆の文字の熱が沁みていく様子が、ぱっと思い浮かびます。

電飾と月光の対比も効いていますね。

>物悲しさを/受け取るように立つ/寂れた街角の木

「寂れた街角の木」が「帰るべき場所」の象徴としての月への道しるべであるように見えました。
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