感想一覧

[良い点]
7話まで読ませられました。

タグで集まった作品の中では暫定No.1の文章力です。
自信を持って下さい。

詩的かつ丁寧で細やかな表現なのに、わかりやすくスラスラ読めます。また、その丁寧さ緻密さに主人公の感情表現や視覚情報をリアルに想像することができ、迫力を感じることができました。

また、魔王様との会話は言葉にしなくても会話が成立するので、スラスラと進んでいったりするので、とても使い勝手が良さそうに感じました。セリフが連続するようなものに比べて格段に読みやすさがあります。

シリアスとコミカルな所をきちんとかき分けられていました。
シリアス一辺倒でない所は評価したいと思います。
割と自然で違和感なく読めました。

誰かに認められたくて、卑屈になっていた少年とそれをみて言葉を色々かける魔王の掛け合いがすき。
まあ、魔王も転生した先の相棒がこんなままだといけないと思い発破をかけたんでしょうね。

主人公の心が筒抜けであるため、魔王がそれをからかってるのが個人的に好きです。人間味溢れる魔王様にキュンときます。

願い事の一つ目が友達になって下さいはベタでいいと思います。主人公の人間性も垣間見れるし、何より綺麗ですしね。

[気になる点]
文章力に関してはもはや見習うしかない。脱帽の域で、7話まで読ませられました。

しかし、気になる点もまあまあありました。
上から目線で不快かもしれませんが…


まず、話の展開が遅く感じました。
目標というものがなんなのか今いちわからず、切ってしまいました。

3話目までは良かったと思いますが、そこから冗長に感じました。


また悪意を振りまくや優しい善人がいたというのに。"ゆえに幽霊"という扱われ方をされていることに違和感を覚えました。
関わりたくないのに悪意などに晒されるのでしょうか？
「ゆえにイジメられていた。善人きどりもいなくなっていた」とかなら話の繋がりとして納得できるんですが…
無干渉と悪意を繫げるなら、あれですかね周りから陰口を叩かれていたってことですかね。
それなら飲み込めます。ですが、もう少し説明が欲しかったです。


"僕の体は今度こそ宙に舞った"というところ。
何が"今度こそ"なのか。
また、地面が崩れた事で落ちているというが少し先を読まないと分からないのは少し不親切に感じた。
最初にこの文を見たときに何かに投げ飛ばされたのか？、何に吸い込まれているのか？、とにかくなんなのか把握できませんでした。


"覇気などなかった。"という一文がありますが
それにしては"ッッ！！"をセリフで連発してますね。
ここは激情に任せてまくし立てているところを想像したので、その後すぐに否定されると「うん？」となりました。

　


ちなみに私も上記のような描写に違和感がある、とよく指摘されるので、人のことは言えないですね()
偉そうにごめんなさい
[一言]
色々偉そうなことを言ってきましたが、文章力に関してはプロです。文庫本として棚に並べられていても違和感はありません。

これからも執筆頑張って下さい！

[良い点]
情景描写、心理描写共に分かりやすく、巧みです。文章力があります。
物語の始まりも長いと感じさせない、丁寧なものでした。
[気になる点]
万人受けを狙っているのなら、あまりおすすめしません。車椅子の描写が拙く、作者は車椅子に乗るような環境になかったことが想像できます（違ったら申し訳ありません）。障害を扱っていますが、障碍者に対する配慮がありません。それについてはどうお考えでしょうか？
[一言]
気になる点ではきついことを申しましたが、それ以外は楽しく読むことができます。今後の展開が楽しみです。

[良い点]
情景描写が物凄く上手く、その世界観に簡単に引き込まれてしまいました。物語序盤の展開は、異世界転生ものを書いている身としては些か心にダメージを受けるものではありましたが(笑)、メタを上手く使ってまるで読者まで物語に参加している気分になります。

異世界に転生して、今後の展開も気になるところです。
[気になる点]
少しだけ誤字がある以外(魔王が「つんらん人生だな」など)は読みやすくまとまっていると思います。