感想一覧
▽感想を書く[良い点]
まず良かった点。メイン道具として出てくる「標本」の造形が素晴らしいですね。高級な万華鏡のように丁寧に作られた造形の描写は、読み進めるだけでワクワクします。私もこんなパパが欲しかった、と思いました。
しかし物語はダークファンタジーですね。最初は見ているだけでよかったのに、もっと先、もっと先をと望むうちに自滅してしまう……そういう人間の弱さもよく出ていると思います。
[気になる点]
気になった点としては、制服の描写などで「あ、この中に入っているのは地球の人間なんだな。ということはこの少年は地球人ではないな」と分かってしまったのでややオチの引きが弱くなった感じがあります。でも匂わせるって難しいですね。
発想はとても面白いと思います。これからも頑張ってください。
まず良かった点。メイン道具として出てくる「標本」の造形が素晴らしいですね。高級な万華鏡のように丁寧に作られた造形の描写は、読み進めるだけでワクワクします。私もこんなパパが欲しかった、と思いました。
しかし物語はダークファンタジーですね。最初は見ているだけでよかったのに、もっと先、もっと先をと望むうちに自滅してしまう……そういう人間の弱さもよく出ていると思います。
[気になる点]
気になった点としては、制服の描写などで「あ、この中に入っているのは地球の人間なんだな。ということはこの少年は地球人ではないな」と分かってしまったのでややオチの引きが弱くなった感じがあります。でも匂わせるって難しいですね。
発想はとても面白いと思います。これからも頑張ってください。
[良い点]
童話のような語り口がストーリーによく合っていました。また描写が重すぎず、主人公の目線に合わせて読むことが出来ます。
物語運びも程よいテンポで読みやすかったです。男の子が宝石に現を抜かす様が丁寧に描かれているため、オチのあわてて全ての宝石を開封してしまうシーンにも納得感がありました。
個人的に言葉選びがとても好きでした。「叱られたってへっちゃら」「ちょっぴり大人になった気分」「チャーミング」などが地の文の空気感を作り上げていて感嘆します。特別難しい言葉は使っていないのに、言葉の使い所がとてもお上手で羨ましいです。
[気になる点]
重すぎぬ描写は魅力ですが、ただ宝石の女の子たちの服装など少し軽すぎて想像しにくい箇所もありましたので、もう一息描写を細かくしてもいいかもしれません。
[一言]
Twitterの企画で読ませて頂きました!
童話のような語り口がストーリーによく合っていました。また描写が重すぎず、主人公の目線に合わせて読むことが出来ます。
物語運びも程よいテンポで読みやすかったです。男の子が宝石に現を抜かす様が丁寧に描かれているため、オチのあわてて全ての宝石を開封してしまうシーンにも納得感がありました。
個人的に言葉選びがとても好きでした。「叱られたってへっちゃら」「ちょっぴり大人になった気分」「チャーミング」などが地の文の空気感を作り上げていて感嘆します。特別難しい言葉は使っていないのに、言葉の使い所がとてもお上手で羨ましいです。
[気になる点]
重すぎぬ描写は魅力ですが、ただ宝石の女の子たちの服装など少し軽すぎて想像しにくい箇所もありましたので、もう一息描写を細かくしてもいいかもしれません。
[一言]
Twitterの企画で読ませて頂きました!
[良い点]
一冊の絵本を見ているかのようでした
[気になる点]
『人間』から出てくる液体は、この星では黒に見えるのでしょうか?
[一言]
ハッシュタグからです
自分たち人間が昆虫など標本にするように、上位存在が人間を宝石の中に封じ込めるという行いは、どこか何とも言えない恐怖がやってきますね
人間からすれば、初年たちの姿はまさにクトゥルフ神話に登場する神格のような存在に見えているでしょうか
一冊の絵本を見ているかのようでした
[気になる点]
『人間』から出てくる液体は、この星では黒に見えるのでしょうか?
[一言]
ハッシュタグからです
自分たち人間が昆虫など標本にするように、上位存在が人間を宝石の中に封じ込めるという行いは、どこか何とも言えない恐怖がやってきますね
人間からすれば、初年たちの姿はまさにクトゥルフ神話に登場する神格のような存在に見えているでしょうか
童話的な話運びや語り口を意識したので、絵本の様にも思えるのかもしれません。
液体の色は、紛れもなく『黒』です。人間の尺度では考えられない現象ですが、彼らを見た人間は恐怖のあまり自らが黒のドロドロに塗れてしまったのです。
怖いですね……。
液体の色は、紛れもなく『黒』です。人間の尺度では考えられない現象ですが、彼らを見た人間は恐怖のあまり自らが黒のドロドロに塗れてしまったのです。
怖いですね……。
- 椚木梨穂
- 2019年 11月27日 22時08分
[一言]
Twitterから。
とても面白い作品でした。
序盤、中盤、終盤と印象が三転する作品で素直にすごいと思いました。
淡々とした語り口がまた非常に作風にマッチしていて良かったです。
最初は宇宙飛行士の子供の話かな? と思ったら宝石箱の中身で宇宙人かな? と思っていたらさらに! 楽しませていただきました!
僭越ながらポイントとレビューをいれさせていただきます。
これからもより一層のご活躍を期待しています!
Twitterから。
とても面白い作品でした。
序盤、中盤、終盤と印象が三転する作品で素直にすごいと思いました。
淡々とした語り口がまた非常に作風にマッチしていて良かったです。
最初は宇宙飛行士の子供の話かな? と思ったら宝石箱の中身で宇宙人かな? と思っていたらさらに! 楽しませていただきました!
僭越ながらポイントとレビューをいれさせていただきます。
これからもより一層のご活躍を期待しています!
まさに視点を変えた時に見えてくるセンスオブワンダーを表現して見たかったので、試みが上手くいったようで安堵の極みです。
応援まで頂きありがとうございます。
応援まで頂きありがとうございます。
- 椚木梨穂
- 2019年 11月16日 21時14分
[一言]
最初は宇宙飛行士の父を持つ家族のお話かな。と思いまして、読み進めていきますとだんだんとあれ?なにかおかしいぞ、となっていき、最後の父から告げられた言葉で納得しました。
裏設定、というか背景がとても気になるお話で、人間が宝石に閉じ込められてしまったという事は地球はどうなってしまったのか。
オーバーロード、というものは人型か、異形か。
それだけで色々なシーンの捉え方が変わってくる、読んでいて楽しいお話でした。
最初は宇宙飛行士の父を持つ家族のお話かな。と思いまして、読み進めていきますとだんだんとあれ?なにかおかしいぞ、となっていき、最後の父から告げられた言葉で納得しました。
裏設定、というか背景がとても気になるお話で、人間が宝石に閉じ込められてしまったという事は地球はどうなってしまったのか。
オーバーロード、というものは人型か、異形か。
それだけで色々なシーンの捉え方が変わってくる、読んでいて楽しいお話でした。
ありがとうございます。
まさに「人間が普段何気なく他種族へとっている行動が、いざ立脚点を変えた時……」という事ですね。
大丈夫。彼らも本当に友好的に付き合っていきたいだけなんです。悪意はないんですよ、きっと……。
まさに「人間が普段何気なく他種族へとっている行動が、いざ立脚点を変えた時……」という事ですね。
大丈夫。彼らも本当に友好的に付き合っていきたいだけなんです。悪意はないんですよ、きっと……。
- 椚木梨穂
- 2019年 10月26日 23時11分
[良い点]
読みやすく、きちんとオチもついている好みのタイプの短編でした。
ストーリーやオチ自体はあるていど定番というか、「ベタ」な話なのですが、単に異形に怯えるとか環境(空気組成など)が合わない、力余って潰してしまう、などの形ではなく、「視線を浴びることさえ精神が耐えられない」「接触自体も肉体に有害」としたのはいいアイデアだなと思いました。
[気になる点]
文字数のわりに誤字が少し目立ったので、軽く見て気づいた部分のみ誤字報告しておきました。
全てをチェックできた訳ではないと思いますし、微妙な点については指摘していない点もありますのでご注意下さい。
[一言]
短編もっと流行れ( ´∀`)
読みやすく、きちんとオチもついている好みのタイプの短編でした。
ストーリーやオチ自体はあるていど定番というか、「ベタ」な話なのですが、単に異形に怯えるとか環境(空気組成など)が合わない、力余って潰してしまう、などの形ではなく、「視線を浴びることさえ精神が耐えられない」「接触自体も肉体に有害」としたのはいいアイデアだなと思いました。
[気になる点]
文字数のわりに誤字が少し目立ったので、軽く見て気づいた部分のみ誤字報告しておきました。
全てをチェックできた訳ではないと思いますし、微妙な点については指摘していない点もありますのでご注意下さい。
[一言]
短編もっと流行れ( ´∀`)
- 投稿者: T・G・ヤンデルセン
- 2019年 10月10日 00時42分
ありがとうございます。
短い文字数の中で分かりやすくテーマを一貫して通すのが短編の意義だと思うので、試みが伝わって良かったです。
なろうにお試して昔書いた古い小説をそのまま引っ張り出してみたので誤字が多いですね……。
短い文字数の中で分かりやすくテーマを一貫して通すのが短編の意義だと思うので、試みが伝わって良かったです。
なろうにお試して昔書いた古い小説をそのまま引っ張り出してみたので誤字が多いですね……。
- 椚木梨穂
- 2019年 10月25日 23時33分
[一言]
はじめまして、失礼いたします。
TwitterのRTタグでお見かけして、拝読しました。メリーバッドエンドな童話系の作品が好きなのです。
ふしぎな『宝石』を手に入れた少年が、だんだんと『宝石』に魅いられていく過程に、ぞわぞわしました。
少年の心が歪んでいって、最終的に闇落ちするのかと思っていたのですが、『宝石』のほうが壊れてしまうとは。
そして父親によって語られた真実に、それまでの世界をぐるりと覆されて、震えました。
主人公たちは、宇宙人というよりは、高次元に属するような種族なのでしょうか。
個人的に、SF作品における「次元の違う世界」というモチーフが好きなので、とても好みな展開でした。
それを踏まえて読み返してみると、『宝石』に閉じ込められたのが、少女たちばかりであることが、恐ろしくなりました。やはり愛玩目的なのでしょうか。
水兵さんに似た服ということは、セーラー服を来た中学生、ないしは高校生かと思うと、そらおそろしい気分でいっぱいです。
そして、このモヤモヤした余韻、私は嫌いではないのです。
素敵な短編をありがとうございました。
はじめまして、失礼いたします。
TwitterのRTタグでお見かけして、拝読しました。メリーバッドエンドな童話系の作品が好きなのです。
ふしぎな『宝石』を手に入れた少年が、だんだんと『宝石』に魅いられていく過程に、ぞわぞわしました。
少年の心が歪んでいって、最終的に闇落ちするのかと思っていたのですが、『宝石』のほうが壊れてしまうとは。
そして父親によって語られた真実に、それまでの世界をぐるりと覆されて、震えました。
主人公たちは、宇宙人というよりは、高次元に属するような種族なのでしょうか。
個人的に、SF作品における「次元の違う世界」というモチーフが好きなので、とても好みな展開でした。
それを踏まえて読み返してみると、『宝石』に閉じ込められたのが、少女たちばかりであることが、恐ろしくなりました。やはり愛玩目的なのでしょうか。
水兵さんに似た服ということは、セーラー服を来た中学生、ないしは高校生かと思うと、そらおそろしい気分でいっぱいです。
そして、このモヤモヤした余韻、私は嫌いではないのです。
素敵な短編をありがとうございました。
ご感想ありがとうございます。
彩瀬さんの語られた通り、人類に対して文明的、進化論的に高位の世界に属する存在の物語でしたが、
「人間が美しいものを愛でたい」
「手元に置いておきたい」
という行為が美徳とされるならば、より高位の存在によるそれらの行為も美徳と肯定されるのか。
人間がそれを目にした時、「美しい」と思ってしまって良いのか。悩ましいところです。
父親たちが人間を、『宝石』に閉じ込めていたのは、純粋に研究目的なのでしょう。
少年にお土産にするくらい、たまたま「つい取りすぎちゃった」だけなんです。きっと……。
彩瀬さんの語られた通り、人類に対して文明的、進化論的に高位の世界に属する存在の物語でしたが、
「人間が美しいものを愛でたい」
「手元に置いておきたい」
という行為が美徳とされるならば、より高位の存在によるそれらの行為も美徳と肯定されるのか。
人間がそれを目にした時、「美しい」と思ってしまって良いのか。悩ましいところです。
父親たちが人間を、『宝石』に閉じ込めていたのは、純粋に研究目的なのでしょう。
少年にお土産にするくらい、たまたま「つい取りすぎちゃった」だけなんです。きっと……。
- 椚木梨穂
- 2019年 10月09日 00時01分
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