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[良い点]
悠と宇宙が夢の中で出会う3ヶ月間の物語、興味深く読ませていただきました。詩的な文章のおかげで悠の考えていることが感覚的に理解できて、のめり込むように読書に没頭できました。
宇宙が読んでいた本の作者が小池悠のアナグラムだというオチは秀逸でしたし、そこにいたるまでの課程が童話的で面白かったです。二人の会話の応酬がとても綺麗で、何度も読み返してしまいました。
病室という場所が舞台の一つだったからかもしれませんが、O・ヘンリーの短編『最後の一葉』を想起するようでした。宇宙がいなくなった後、悠が前を向いて歩き出したことも素晴らしかったと思います。

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