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[良い点]
 Wink『淋しい熱帯魚』は、名曲やと思います。

 動画サイトでひさびさに見たのですが、Winkって無感情に踊る感じというか、棒よみのセリフみたいな歌い方といいますか、でも当時、あれはウケたんだよなぁ、とか、なつかしかったです。まぁ、Winkの2人がお人形さんのようにかわいらしかったからこそなんですけども。

[気になる点]
 熱帯魚が生息可能な水温って、割と暖かいっす。

[一言]
 映画を見ていないなら、仕方ないかもしれませんが、主人公は熱帯魚屋を営んでいて、世の中のいろいろな軋轢やしがらみの中を、感情を殺して生きている。
 
 『冷たい熱帯魚』という映画は、英題では『コールド・フィッシュ』。
 『cold fish』の意味は、冷たい感じの人、無感情な人、というニュアンスがあり、邦題『冷たい熱帯魚』にも、そうした意図がある事がわかる。

 人間だから、感情をもっている、だから熱い衝動が渦巻いている。それを押し殺して生きている、というニュアンスを推測することができます。


 『冷たい熱帯魚』という映画そのものは、一言で言えば、クソです。理由は3つ。
 
① この映画は実話である、埼玉県愛犬家殺人事件を元にしており、この連続殺人犯(映画ではサブ主人公)の、衝動的で感情的な生き方を、劇中で肯定的に描いている。

② 主人公の貧しい熱帯魚屋を、どうしようもなく寂しい人間として描いている事。
 娘や妻からバカにされる主人公は、父権の不在もっといえば不能としての象徴として描いています。もっといえば、現代における日本男性の象徴として、この主人公が描かれています。

③ バカにされ貶められつづけられた主人公が、最後はぶち切れて連続殺人犯を殺すのですが、妻は死に(うろおぼえ)、娘は相変わらず無感情であり、そして、主人公は発狂して、どこにも救いのないままに終わります。


 日本のいわゆる社会派といわれる作家は、大抵が、ニヒリストで、反秩序的で、反日本的な文脈を好むが、この映画もそのラインに沿っています。

感想頂きまして、誠に有難うございます。
映画は見ていないので、共感さえできませんが、『淋しい熱帯魚」は、改めて聴きました。いいですねぇ。今ではあり得ない脱力感。というより、ロボットを模しているのかな?
女の子がかあいいのは、いいですねぇ。
[良い点]
熱帯魚のについて書かれていてそういえばそうだ!となりました。
考えさせてくださるところが良い点だと思います
[一言]
どちらが詩的なのか私も考えたりしますが、主人公の認知が大きく絡んでいるところがおもしろいなと思いました
  • 投稿者: 退会済み
  • 18歳~22歳 女性
  • 2019年 02月08日 08時46分
管理
感想頂きまして、誠に有難うございます。
『詩的』の正しさというのは、ほんとうに難しいですよねぇ。というより、どちらが正しいのかなんて、答えが出るのかなぁ。
好きな方が、正しいのかもしれませんね。
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