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[良い点]
まず、エッセイを読んでからこちらにきました。
なろうさんはR指定に厳しいとお伺いしていたので、エッセイ&こちらの作品を読ませて頂いて、具体的で大変ありがたかったです。もちろん、お話も良かったです。お父さんが冤罪を掛けられるシーンが延々と記されていたら正直しんどいと思いながらクリックしたのですが、ヒロイン視点でさくさくお話が進むのでとても好みでした。
[気になる点]
ヒロインは生涯モノクロの世界で生きることになりそうですが、先輩は多分あんまりダメージないですよね、きっと。若い時に浮気して彼女を乗り換えたら刃傷沙汰になって大変だった、みたいな感じでしか記憶してない気がします。でもそういう先輩の底の浅さ(あるいは生物としてのタフさ)みたいなものにヒロインは救われているのかなって思いました。勝手を言ってすいません。
[一言]
アルファポリスの方から来たので、厳しいと言われているなろうさんのR指定に怖じ気づき、どうやって修正して投稿しようかと思案していたところでした。大変助かりました、ありがとうございました。
真相を知らされなかった先輩は幸せだったと思います。
知らされたらどうなるか、作者の私でも想像が付きません。
真琴が真相を知らせなかったのは自己防衛の側面が強かったでしょうが、知らないままでいた方が先輩にとっても良かったのかもしれません。

『現実は知らない方が良かった事で成り立っている』
『知ったらそれらは壊れてしまう』
これは私の持論でもあります。
[良い点]
なろうR18ガイドラインの教科書として先人の知恵をいただきたく読ませていただきました。
最初はNG/OK表現のボーダーの参考になればと思ってましたが、読み終わってわかったのはそれだけでなく小説の書き方についてそれ以外にも多くが学べていることに気が付きました。
ここで学んだことを忘れずに今後の執筆で活用させていただきます。

[一言]
先生、ありがとうございました。
他の方の学びになるような大層な事をしている自覚は無く、恐縮至極です。
当作品を読んだ事が、創作においてプラスになったのであれば私も書いた甲斐があったというものです。
[良い点]
また読んでしまいました。
やはりいい話です!
好きですわこれ。
  • 投稿者: 暮伊豆
  • 2023年 01月24日 17時55分
短いながらも印象に残る話である事は自負しています。
渾身の力作です。
それだけにこれの長編っぽい話を書けないか……やっぱり無理か……と葛藤してる部分はあるのですが。
[良い点]
タイトルからは想像つかない、ハードな内容でした!
復讐のために……だったのですね。
思いを抱えたままのエンド、心に残りました!
我ながらキャッチーなタイトルを付けたと自負してます。
シンプルで無駄がない。
内容はかなり重いのですが、タイトルを見た人があらすじ見て興味を惹かれて、それでいてちゃんと楽しめる、そういうバランスが取れたのではないかと感じます。
[良い点]
レビューからやってまいりました。
すごくよかったです。
ずっと目の離せない展開でした。どちらも、間接的、というか意図せずに殺しているあたりも、また物語の複雑さを強めていますね。
[一言]
あら、ボーダーラインの作者さんですよね。道理で見た名前だと思いました。
  • 投稿者: 幸田遥
  • 2020年 09月18日 09時14分
実は公開された最終話は、初期案とは全く違う内容になったんです。
初期案では萌華が死んだと聞いた時、真琴は笑ってたんです。
心の底から嬉しそうに喜んで笑って、スッキリして終わる話だった。
自殺ではなく、真琴が毒入りのジュースを飲ませる案もありました。

でも、それらは取り消しになった。
いくら憎たらしい相手でも、死んだ時『取り返しの付かない事をした』と後悔させたくなった。
たとえ小心者でも臆病でも、人を死に追いやった時に一片の後悔もしないのは、(リアルな)人間のモノの考え方ではないなと。

その考えに至ったのは、私が本作を『フィクション』ではなく『リアル』として捉えたからかもしれません。
現実に憎たらしい相手がいたとしても、もし自分がその相手を死に追いやってしまったら、責任を感じずにいられるだろうか……そう思えたのです。
[良い点]
猫屋敷さんのレビュー紹介から来ました。
いい作品でした!
好きです!
いくら正当な復讐でも、人を死に追いやってしまったらもう二度と平穏な生活には戻れないでしょうね。
[一言]
むしろ死んだ女の遺族は謝罪に来なかったんですかね。
人を刺しておいて知らぬ存ぜぬとは舐めた話ですよね。
つまり、復讐する気まんまん!?
  • 投稿者: 暮伊豆
  • 2020年 09月16日 00時04分
萌華が他人を刺した時、萌華の家族は相手に謝るべきだったのでしょうが、その萌華が自殺してしまったので、彼らもそれをする余裕が無くなったんでしょうねぇ。
いきなり娘が人を刺して、いきなり自殺して、かなり混乱したと思います。彼らは彼らで相当ゴタゴタしたんじゃないかと。

ニュースで「男子生徒との交際関係を巡るトラブルから~」と報じられた通り、男を取られた事が、萌華が真琴を刺した理由である事は家族にも分かっていた。
彼女のスマホには『真琴と先輩がエッチした動画』も残っていたはず。
娘が凶行に走った原因が、刺した相手にあったかもしれないと思った時、やっぱり素直に謝りに行く気にはなれなかったのでしょう。
[良い点]
おもしろかったです。
[一言]
そういう生き方もあると思います。
例え灰色であったとしても。
洲崎真琴は『現実にいそうな女性』をイメージして描きました。
復讐の手段そのものは、現実では行えそうもないフィクションとして描かれたのですが、何らかの罪を犯しており、それを『人には言えない秘密』として抱えたまま生きている……というのは、現実に多くの人が体験している事だと思います。かく言う私も……。
人は皆『灰色の人生』であり、洲崎真琴なのかもしれない。

洲崎真琴は私の中の『いい女』像を描いたものです。
漫画的、記号的でない、現実にいそうな感じの。
打算的で、したたかで、たくましい。でも冷酷になりきれず、孤独に耐えられない弱さを抱える。
何処か精神的に不安定な面がある。でもそれが無ければ先輩とくっつく事もなく、(彼女いわく幸せな)家庭も築けなかったかもしれません。
[良い点]
描写や展開がリアルで、とても引き込まれました。
長さもちょうど良くて、綺麗に纏まっていたのですごいなと思いました。
[一言]
結婚して子供も産まれて、幸せな人生のはずなのに、全てが灰色に見えるという最後の文が印象的でした。
色々考えさせられて、感慨深かったです。
  • 投稿者: 希乃
  • 2020年 08月12日 01時00分
彼女は幸せだったのか、そうでなかったか……これは作者でも簡単には分からない事です。

人間って、リアルに寄せるほど単純じゃなくなる。
皆、何かしらの矛盾を抱えて生きている。でもそれが人間として深みを持たせている。
真琴はそういう人物だったかもしれません。
[良い点]
『小説家になろう』における性描写のボーダーライン
を読んでこちらを拝読させていただきました。

所々に遊びが見られますが、真面目な内容の作品で不思議な読後感を味わっています。性描写の参考にしようと思っていたのですが、それ以上に物語の内容を意識してしまったようです。

肝心の性描写についてですが、行為の描写をボカシつつもどんなことをしたのか想像をかきたてられ、色々と参考になりました。
  • 投稿者: 九傷
  • 2020年 04月02日 02時28分
・『具体的な行為』あるいは『行為の中身』を描写してはいけない
・『そういう事実があった』という事だけなら書いて良い

という事はだいたい分かったので、そうした制約の中で、いかに読者に妄想を膨らませる書き方をするかという事に知恵を絞りました。
限られた制約の中で、どうすればエッチな雰囲気を出せるかという事も相当考えました。
結果としては、あえてぼやかして『どうとでも受け取れる表現』をした事が読者にとって妄想の幅を広げる形となり、プラスになったのではないかとも考えています。

本作は私にとって一つの挑戦でした。
まず『ここまでならセーフ』という基準を頭の中に構築する。その制約の中で若者の恋愛・青春を題材にした作品を書くという事に挑戦してみたかったのです。
『~ボーダーライン』は、いわばその基準を情報として文章に書き起こしたエッセーなのです。
[一言]
こんにちは。

最後の一文が真琴の全てを表しているようで、何とも言えない余韻があります。

性的表現のエッセイから辿り着きましたが、色々と考えさせられる物語でした。

個人的には、こういった物語はとても好きです。
過去の作品への感想、失礼しました。

  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2020年 02月22日 16時04分
管理
昔の作品への感想は、どんどん寄せて頂いて構いません。むしろ非常に嬉しいです。なにぶん思い入れの強い作品なので。

登場人物の心理描写を細かに出来るのは、小説の強みです。その人が何をどう考えたのか、細かく描写できる。
でも「あえてそれをやらない場面」もある。ここで登場人物が何を考えてるのか細かく解説するとヤボだと感じた時は、あえてぼやかした表現を使って、読者に想像の余地を与える。

文学の一つの手法と言えます。
それをする事が、国語の授業において「この時登場人物は何を思ったか」「作者はどんな気持ちでこの場面を書いたか」という課題になるのかもしれません。
本作が国語の教科書に載る事はさすがに無いでしょうが……(あったら嬉しい)。
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