感想一覧
▽感想を書く[良い点]
没個性はすなわち普遍的、
人間の永遠の相が顕れるということですね
[気になる点]
ターナーは疑いようもなく最高峰の画家の一人です。
暗雲の闇の中で光がどのように輝くのかを
完全に知り尽くしたその筆致には
他との比較など無意味な絶対的価値があります。
まさに陰陽が生まれる創世記の光景。
しかし!
ターナーが趣味で書いていたという詞の数々、
あれらはどうしようもない。
本当にどうしようもない。
画集なんかでよく取り上げられるけど
目も当てられない。
同時代人のワーズワースの詞が
比較対象として乗せられている時などは
もうため息しか出ない。
(ターナーがひいきにしていた詩人たちの
二流っぷりもヤバイ
私の学生時代のポエムに似ているので頭痛不可避)
絵画における創作の奥義は
作文では通用しないのではないかと疑りたくなる。
とは言え名文を書く画家が多いのも事実。
絵画に小説執筆のコツを学ぶのは
間違いとも言い切れない?
[一言]
創作をしていると
創作も人生も判断と選択の連続だということが
よく分かります。
焦点を絞るということ、線引きをするということ、
一級のものを見抜くということ、
そういう価値判断ができる人間になりたいなと
改めて思いました。
没個性はすなわち普遍的、
人間の永遠の相が顕れるということですね
[気になる点]
ターナーは疑いようもなく最高峰の画家の一人です。
暗雲の闇の中で光がどのように輝くのかを
完全に知り尽くしたその筆致には
他との比較など無意味な絶対的価値があります。
まさに陰陽が生まれる創世記の光景。
しかし!
ターナーが趣味で書いていたという詞の数々、
あれらはどうしようもない。
本当にどうしようもない。
画集なんかでよく取り上げられるけど
目も当てられない。
同時代人のワーズワースの詞が
比較対象として乗せられている時などは
もうため息しか出ない。
(ターナーがひいきにしていた詩人たちの
二流っぷりもヤバイ
私の学生時代のポエムに似ているので頭痛不可避)
絵画における創作の奥義は
作文では通用しないのではないかと疑りたくなる。
とは言え名文を書く画家が多いのも事実。
絵画に小説執筆のコツを学ぶのは
間違いとも言い切れない?
[一言]
創作をしていると
創作も人生も判断と選択の連続だということが
よく分かります。
焦点を絞るということ、線引きをするということ、
一級のものを見抜くということ、
そういう価値判断ができる人間になりたいなと
改めて思いました。
感想ありがとうございます^^
目的があって、あえての没個性、といったところでしょうか。表現の仕方っていろいろありますね。
絵も文章も描く人って、それぞれ違った表出の仕方だったり見た目が異なったりって、ありますね。
ルドンの画文集なるものを持っているのですが、絵からは直接見えない画家の思考だったりが見られておもしろいです。絵は曖昧だけど、美術への認識、意識、価値観のようなものって、芯がちゃんとあるのだな……と。
人によってですけど、絵のほうがシンボルに昇華しやすいということもあるのかもしれないですね。
ことばだと、どうしても理屈っぽくなったり、作者自身が現れすぎてしまったり、感情や思想を並べただけの無粋なことばの連なりになったり……だからこそ、(自分にとって)曖昧な表現に優れている絵画を選ぶ……のかもしれません。
ターナーの詩は、美術展で紹介されていたけれど、どんなものだったか覚えていないのですが……
『ドリアン・グレイの肖像』に登場する画家バジル・ホールウォードは、詩人が自叙的なことを隠しもせず書き出すことを嫌悪していました。なんとなく、わかるような気もします。
目的があって、あえての没個性、といったところでしょうか。表現の仕方っていろいろありますね。
絵も文章も描く人って、それぞれ違った表出の仕方だったり見た目が異なったりって、ありますね。
ルドンの画文集なるものを持っているのですが、絵からは直接見えない画家の思考だったりが見られておもしろいです。絵は曖昧だけど、美術への認識、意識、価値観のようなものって、芯がちゃんとあるのだな……と。
人によってですけど、絵のほうがシンボルに昇華しやすいということもあるのかもしれないですね。
ことばだと、どうしても理屈っぽくなったり、作者自身が現れすぎてしまったり、感情や思想を並べただけの無粋なことばの連なりになったり……だからこそ、(自分にとって)曖昧な表現に優れている絵画を選ぶ……のかもしれません。
ターナーの詩は、美術展で紹介されていたけれど、どんなものだったか覚えていないのですが……
『ドリアン・グレイの肖像』に登場する画家バジル・ホールウォードは、詩人が自叙的なことを隠しもせず書き出すことを嫌悪していました。なんとなく、わかるような気もします。
- レモネード・イエロー
- 2019年 02月15日 17時41分
[良い点]
アイヴァゾフスキーは、知らなかったので画像を見てみたんですが、ロシアの画家にしては、かさついたところが少ないような気がして、ウィキで出自や経歴を見てみると、出身はウクライナのアルメニア人という事で、しかもかなりダイナミックな人生を歩んでいますね。
綺麗で丁寧で、海に対する愛情が感じられるのが良いなと感じました。
点景は、けっこう画家によって個性が出ますよね。
ユトリロの、腰がふくらんだ女性の点景が、一目でユトリロだと分かるので好きです。
アイヴァゾフスキーは、知らなかったので画像を見てみたんですが、ロシアの画家にしては、かさついたところが少ないような気がして、ウィキで出自や経歴を見てみると、出身はウクライナのアルメニア人という事で、しかもかなりダイナミックな人生を歩んでいますね。
綺麗で丁寧で、海に対する愛情が感じられるのが良いなと感じました。
点景は、けっこう画家によって個性が出ますよね。
ユトリロの、腰がふくらんだ女性の点景が、一目でユトリロだと分かるので好きです。
感想ありがとうございます^^
アイヴァゾフスキー、壮大ですよ。
昨年は東京でふたつもロシア関連の美術展があって、堪能してまいりました。
ロシアの絵画というと、人物の表情が豊かで、目がキラキラしていて、日本人とはまた違った繊細さがあって心地いいなと思うのですが、風景画もまた素敵なものが多くて、
そのなかでもアイヴァゾフスキーは一味違って、温かさよりももっと激しい自然の神秘が描かれていて、綺麗だなあと思ったのでした。
あ、点景! ……そのことばを使えばよかった……と今さら(笑)
私の好きなルノワールの風景と一体化したような点景は、たまに一目で気づかないことすらありますw
アイヴァゾフスキー、壮大ですよ。
昨年は東京でふたつもロシア関連の美術展があって、堪能してまいりました。
ロシアの絵画というと、人物の表情が豊かで、目がキラキラしていて、日本人とはまた違った繊細さがあって心地いいなと思うのですが、風景画もまた素敵なものが多くて、
そのなかでもアイヴァゾフスキーは一味違って、温かさよりももっと激しい自然の神秘が描かれていて、綺麗だなあと思ったのでした。
あ、点景! ……そのことばを使えばよかった……と今さら(笑)
私の好きなルノワールの風景と一体化したような点景は、たまに一目で気づかないことすらありますw
- レモネード・イエロー
- 2019年 02月15日 17時13分
[一言]
先日親戚と話しをしていて、「ローマの休日」はローマ観光PR映画だということで意見の一致を見ました(笑)
ターナーは特別展やロンドンのナショナルギャラリーで見ましたが、アイヴァゾフスキー「第九の怒涛」は初めて知りました。似たような構図の絵をルーヴルで見た記憶がありますが、残念ながら作者も題名も思い出せません>_<
ターナーは人間を単なる風景のアクセントに使っているように見えるのに対して、アイヴァゾフスキーはそこに人間を置くことによって嵐の後の希望を描いているように見えて、なかなか面白い対比ですね。
先日親戚と話しをしていて、「ローマの休日」はローマ観光PR映画だということで意見の一致を見ました(笑)
ターナーは特別展やロンドンのナショナルギャラリーで見ましたが、アイヴァゾフスキー「第九の怒涛」は初めて知りました。似たような構図の絵をルーヴルで見た記憶がありますが、残念ながら作者も題名も思い出せません>_<
ターナーは人間を単なる風景のアクセントに使っているように見えるのに対して、アイヴァゾフスキーはそこに人間を置くことによって嵐の後の希望を描いているように見えて、なかなか面白い対比ですね。
感想ありがとうございます^^
こないだテレビ番組で、有名コメディアンさんも仰ってましたよ。ローマを魅せる映画なんですね、あれは。
人物に個性を持たせるか、個性をあえてなくして普遍性を持たせるか……要は、目的によって使い分けられるといいんだなあと思って。ターナーの絵のなかの人物はほんとうに、よく見るとほぼ一律なおもしろい顔をしています。
こないだテレビ番組で、有名コメディアンさんも仰ってましたよ。ローマを魅せる映画なんですね、あれは。
人物に個性を持たせるか、個性をあえてなくして普遍性を持たせるか……要は、目的によって使い分けられるといいんだなあと思って。ターナーの絵のなかの人物はほんとうに、よく見るとほぼ一律なおもしろい顔をしています。
- レモネード・イエロー
- 2019年 02月12日 00時27分
[一言]
ゴッホは、風景画の方が好きです(*´ω`)
特に好きなのは「夜のカフェテラス」。クリアファイル持ってたりして。
ゴッホは、風景画の方が好きです(*´ω`)
特に好きなのは「夜のカフェテラス」。クリアファイル持ってたりして。
- 投稿者: 退会済み
- 30歳~39歳 女性
- 2019年 02月10日 22時32分
管理
感想ありがとうございます^^
あー、あれ、生で見たことなくて(な、なま?)、
いつか見たいんですよ〜……
ゴッホの絵は、都内だとわりと頻繁に見られる機会があるんですけどね。
あー、あれ、生で見たことなくて(な、なま?)、
いつか見たいんですよ〜……
ゴッホの絵は、都内だとわりと頻繁に見られる機会があるんですけどね。
- レモネード・イエロー
- 2019年 02月10日 22時43分
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