エピソード128の感想一覧

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[気になる点]
留学生への技術提供やら魔剣やら帝国の利だけが大きすぎるような
他の周辺国の様子が分からないこともあり同盟のメリットも見えにくいですし、戦争ちらつかせて一方的に利益を持っていったように見えてしまいます
  • 投稿者: 名無し
  • 2019年 12月24日 22時04分
帝国はそんなに実は利益になっていません。得をしているのは皇帝ないし皇族ですね。逆にパレッティア王国に攻め入れられない、という点では「帝国の価値観」としてはかなり不利益です。
パレッティア王国側は「同盟国として守って貰う」事が目的ではなく「友好国として戦争しない」が目的で、技術の流出があったとしても資源は制限出来ます。あと技術提供をする際に悪心がある人員は最悪レイニで在る程度弾けまし、スパイを捕まえれば追及する手札に喪出来ます。

技術流出に関しても大きな問題ではありません。量産するにしても核となる精霊石には限りがあるし、民の間でも普及しているので全部、武器用の魔道具にすれば帝国内部からの反発があります。そしたら内乱になる事間違いなしなので、パレッティア王国と事を構える所ではありません。

あと戦争をちらつかせた、というのは間違いではないですが「ちらつかせないとパレッティア王国が動かない」からという理由もあります。方法はかなり強引でしたけど。それで開戦になればOKという貴族が帝国にはいました。捕まりましたが。

ユフィもアニスも積極敵に戦争をしたい訳ではないし、戦争になればそりゃコストがかかります。魔学都市の開発なんてしてる場合ではなくなります。パレッティア王国での一番の不利益は「自国の技術」が流出するよりも「戦争に持ち込まれて国内情勢が安定しなくなる」の方が恐ろしいのです。地盤固め中なので。

損得を総合的に見て「直接の隣国である帝国と事を構える要素を減らした」というのがパレッティア王国の得た利益です。帝国、というより皇帝はパレッティア王国側と友好的な関係を結んで帝国を抑える大義名分を得た。総合的な損をしたのは帝国、ひいては開戦する事で戦功を上げたかった開戦派の貴族です。
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