エピソード10の感想一覧

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[良い点]
ここまで読ませて頂き。ヨゼフの行動の原理が理解出来ると同時に背景も詳らかに。大きな驚きの中に畏怖や喜びも含まれ。それは少なからずヨゼフの境遇を理解するのとシンパシイも感じます。主人公は主人公てまあってそうでない。物語を映す窓でもある。そんな言葉も理解出来る気が致します。シーマから語られる物語や生い立ちもまた然り。そしてその両者の視点でも見えて来ないこと。語られぬことも。神であれ悪魔であれ。誓いを立てる。糧として食らうのでなく。血を飲む儀式。これは互いの体液の交換であり。官能的でもあります。互いに互いの清濁合わせ飲む。そして物語はさらに。ヨゼフの視点や心情の変化につれて。作詞様の紡ぐ物語。彼の物語。彼らの物語。それが何時しか読み手である。私の俺の物語になって行く。ここに読書の醍醐味があります。それが可能である物語。それこそが…改めて良い作品であると思いました。
[気になる点]
特にありません。
[一言]
また読みに伺います。
  • 投稿者: 六葉翼
  • 2024年 08月16日 02時19分
お読みくださり、ありがとうございます。
シーマは野心家です。一方のユゼフは賢いけれど、無欲。ただ、現状から逃げたがっている。異質な二人が手を組むことによって、物語は動いていきます。
血を呑むシーン、半ば操られるようにして、契約してしまったことは後々、重い枷となって当人たちを縛り付けることになるでしょう。ここは好きなシーンの一つでもあります。
  • 黄札
  • 2024年 08月16日 08時22分
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