エピソード46の感想一覧

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[良い点]
凝縮された内容の推理小説で、本格的に楽しませていただきました。しかも読挑付き。以下、ネタバレを含むことご了承ください。


まずトリックとして、殺された被害者の靴を何者かが履いて犯行を成し遂げたことは予想してました。容疑者たちはいずれも香川、角田とサイズは異なるけど、合わない靴を少々我慢して履くことはできると。大は小を兼ねるで考えれば、足のサイズの小さい人のほうが怪しいとは思いました。

角田が、殺される前にパスワードを操作して警報機が鳴らないようにしていたことも読めました、で、彼には共犯者がいて、その人物にこそ裏切られて殺されたのだと。

さらに角田は、刺されたあと助けを求めて移動して、和尚のもとまで来て絶命したのかな、とも思いました。

足跡のトリックは犯人を共犯者がおぶったのでは、と一瞬考えたけど、誰かを背負って歩けばそのぶん足跡が深くなるのではないかと考え直しました。けど杞憂だったようで、やっぱりそうきましたか。犯人は小柄のようだし、身体全体で支えることでたぶん重力が分散され、深みは残らなかったのかもしれませんね。

……とさも見破っていたかのように書いていますが、私に分かったのはここまで。頭こんがらがって、あとは全然分かりませんでした。肝心の犯人も確信には至らなかったです;

靴紐の結び方の違いや、事情聴取の際の真犯人の失言、血の付着したコートの不自然な捨て場所、被害者 兼 窃盗犯の争い声と辻褄の合わない死亡時刻、、、随所に細かい伏線が用意され、綿密な工夫を感じられました。kanさん直筆の現場図が拝めてレアです。文字と絵から、頭の良い方の筆遣いだと伝わってきます。

カレーすっごく美味しそう! とても貴重なカレーだったと思います、結果的に香川さんの遺作になってしまったのですから。誰が予想できたでしょう、残念です。時っちは好感の持てる女性だと思ったので。天然美女で料理上手の家庭的、しかもミーハー!? とな(笑)。食べられた羽黒さんたちは幸せですね。私も食べたかったなぁ……! そして真也先生たちは、カレー食べたあとに精進料理も食べたんかい! です。……ってご飯の後のWご飯、私も良くやるから人のことは言えませぬ。
[一言]
すべての作品を読めなくてすみません> <;
  • 投稿者: 退会済み
  • 2019年 11月14日 19時18分
管理
乾さん、ご感想ありがとうございます!

ネタバレも大丈夫です。(^^)

乾さんに真相を見破られて、やられた! という気持ちで胸がいっぱいです。しかし、何故でしょう。なんだか心地良いんですよね。それだけ乾さんが真剣にトリックを推理してくださったことを知った作者の心のぽかぽか感! ありがとうございます。(^^;;

仰る通り、足跡が深くなる可能性は現実的には高いんですね。トリックを作るのは毎回リアリティとのぎりぎりの戦いだったりします。精進せねば……(^^;;

僕の直筆の文字と図から、なんということでしょう、頭の良さを感じ取ってくださるなんて恐縮です。いえ、頭は良くないんです。そして自分では汚いと思っている図や文字をそのように褒めてくださる乾さんに心から感謝します。(^^;;

時っちは被害者にしてしまって残念でした。僕自身もけっこう魅力的なキャラクターだったと思います。そして時っちのカレー、僕も食べたいです。カレーは仕方ないとしても、思い入れのあるキャラクターが殺人事件の被害者になってしまう、これがミステリーの物書きの一番苦しいところですね。世の中には、被害者キャラにははじめから感情移入しないからどうだっていい、という作家さんもいらっしゃるようですが、それは小説として非常につまらないことだと思うので、やはりすべてのキャラクターに感情移入して、毎回、事あるごとに残念に思っています。(^^;;

僕の小説の中で、この頃、二度飯が流行っています。最新作でも、二度飯が二回出てきています。食欲の秋ですからね。(^^)

ご感想、ありがとうございました!宣伝ですが、冬のミステリーツアーを開催予定です。

Kan
  • 春麗のミステリーツアー参加者一同
  • 2019年 11月16日 21時26分
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