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[良い点]
作品構造を理解しようというのは割と好きだったりします。構成が分かりやすく読みやすいのも嬉しい。
この系統の話、短編中編で終わっていないものは大抵蛇足な気がしてならない。
[気になる点]
醜いアヒルの子は、つまるところ託卵の亜種というか、いっそ冷遇されない方がアヒルの種族的な危機であったりして、ある意味では道理に基づいていると思っています。私は初めてこの話を読み聞かせされたとき、結末を聞いて、最初にいじめられていた理由に納得しました。
[一言]
個人的な印象ですが、「竹取物語」ではなく「かぐや姫」だと子ども向けと捉える人がいそうだと思います。なお私が、かぐや姫の物語のCMを見た時の第一印象は「日本昔話」です。ジブリだとか中身だとか以前に、興味から外れる人が出そうです。子ども向けと思って見せると、理解が難しい子もいるでしょう。
実のところ、童話でもなければ神話でもない、物語文学だということを忘れられがちな気がしますね。
ご感想ありがとうございます!

>作品構造を理解しようというのは割と好きだったりします。構成が分かりやすく読みやすいのも嬉しい。
>この系統の話、短編中編で終わっていないものは大抵蛇足な気がしてならない。

このざまぁ考察はタイトル及び一話目で書いている通りの結論となっています。二話以降はひたすらそれを補強するためだけの内容となっておりますので皆さまご了承下さい!


>醜いアヒルの子は、つまるところ託卵の亜種というか、いっそ冷遇されない方がアヒルの種族的な危機であったりして、ある意味では道理に基づいていると思っています。
>私は初めてこの話を読み聞かせされたとき、結末を聞いて、最初にいじめられていた理由に納得しました。

アヒル側の正義の存在……。知りませんでした。
確かにアヒル族としては異様な者を排除しようとするのは道理にかなっていますね……。
そう考えると、みにくいアヒルの子はダイバーシティを風刺する要素も含んでいるのかもしれませんね。
この点にフォーカスして現代的にリメイクしたら面白いかもしれないですね。

>個人的な印象ですが、「竹取物語」ではなく「かぐや姫」だと子ども向けと捉える人がいそうだと思います。
>>実のところ、童話でもなければ神話でもない、物語文学だということを忘れられがちな気がしますね。

私は「かぐや姫」という平仮名のタイトルは、いつものジブリらしいタイトルだなと感じました。
内容はすこぶる難解で、大人でも1回観ただけは何を表現しようとしているのか分からない部分も多くあると思います。しかしそれが逆に繰り返し観ることによっての『味』を生じさせることにもなっていると思うので、まさに『文学』を表現した作品であると言えますね。
  • 軽石
  • 2019年 04月14日 01時07分
[良い点]
大変興味深い考察を拝聴することが出来て嬉しく思います。

「ざまぁ成立」の語呂の良さが抜群ですね。
これだけで笑ってしまいました。

童話の例、特にシンデレラはとても分かりやすかったです。
ざまぁに教訓的な意味合いがある、というのも納得です。
[気になる点]
私が「ざまぁ」に興味を持ったのは、主人公側が敵を退けただけで、「ざまぁ」だと思う方々がいたからでした。
別に敵は悪くなく、むしろ主人公側が悪いよね? というパターンでも「ざまぁ」らしい。
意味がどんどん変化しているのではないか、と思いました。
少しでも気に入れば「神」、逆に少しでも気に入らなければ「クソ」と断じてしまうように、理由も何もなく、勝敗だけで「ざまぁ」が成立したとみなされる、簡略化されていくのではないかと思いました。
言いたいだけ……という可能性もありますが。
キャッチーな感じがしますしね。

なので、「ざまぁ」の構造とパターンの考察は、まさに今必要な考察だと思いました。
[一言]
『悪役令嬢』の考察も楽しみにしています!
ご感想ありがとうございます!

>私が「ざまぁ」に興味を持ったのは、主人公側が敵を退けただけで、「ざまぁ」だと思う方々がいたからでした。
>別に敵は悪くなく、むしろ主人公側が悪いよね? というパターンでも「ざまぁ」らしい。
>意味がどんどん変化しているのではないか、と思いました。

確かに、従来では『ざまぁ』とは表現しなかった展開にも『ざまぁ』という言葉が適用されるようになっていますね。『新型ざまぁ』と言ったところでしょうか。
言葉が時代によってその意味合いを変えるように、ざまぁも絶賛変化中なのかもしれないですね。


>少しでも気に入れば「神」、逆に少しでも気に入らなければ「クソ」と断じてしまうように、理由も何もなく、勝敗だけで「ざまぁ」が成立したとみなされる、簡略化されていくのではないかと思いました。

ネット小説では負け描写を省略するなど、スカッと感を追求する傾向にありますね。展開を従来の『ざまぁ』に合わせるのではなく、『ざまぁ』という言葉の適用範囲の方を変えてしまうという荒技。非常に興味深いところです。
  • 軽石
  • 2019年 03月21日 22時44分
[良い点]
童話を例に「ざまぁ」を考察するというのはとても面白いし、非常に納得出来るものでした!
[一言]
「ざまぁ」が幼稚に感じる理由って「ざまぁ」っていう語感そのものにもあるんじゃないですかね?「ざまぁ!」みたいな事を実際に言ってしまう人って幼稚な方が多いですし。「因果応報だね」みたいな言葉だと、受ける印象も全然変わりますから
ご感想ありがとうございます!!

>「ざまぁ」が幼稚に感じる理由って「ざまぁ」っていう語感そのものにもあるんじゃないですかね?

確かに!語感という観点のからのアプローチは考えていなかったです。ざまぁは丁寧にいうと『因果応報』そのものですね。
同じことを意味する言葉でも方言の存在が示すように、言い方の違いだけで幼稚さやフランクさなど感じ方が大幅に変わりますね。

試しに、ざまぁを因果応報に置き換えてみると、

『ざまぁ構造』=『因果応報構造』
『対比としてのざまぁ』=『対比としての因果応報』
ect……

こう考えてみると『ざまぁ』という語感自体が持つ吸引力の高さ、魅力に改めて驚かされます!
  • 軽石
  • 2019年 03月20日 19時15分
[良い点]
なるほど、考えてみれば確かに童話には分かりやすいざまぁ展開が多いですね。パターンとしては古今東西使われてきたものなんですねぇ。

一概にざまぁといっても、バラしてみればいろいろとバリエーションがあるもんですね。勉強になります。
[一言]
なろうにおけるざまぁで嫌になるのは、仕返しが陰湿すぎて爽快感もくそもない作品が散見されるところですね。好みもありますが、もう少しどうにかならないもんですかね。
  • 投稿者: もあい
  • 2019年 03月20日 11時15分
ご感想ありがとうございます!!

今回はよりシンプルな童話を重点的に取り合えげましたが、他にも

ざまぁ対象が複数いる(手抜きをした兄たち&狼)複合ざまぁ構造を持つ『三匹のこぶた』

『気づいてなかったけど実は最初から俺最強だった系ざまぁ』の源流といえる『みにくいアヒルの子』

など他にもざまぁのタイプはありますね。


なろう作品で散見される過剰な報復は『行き過ぎた正義は、悪よりも厄介』ということを表現しているのではないでしょうか。

童話でいうと『かちかち山』における、悪行を働いたたぬきを執拗に付けねらう『うさぎ』に通じるものがあると思います。正義は正しくても、それを振りかざす者が常に正しいとは限らないのかもしれません……。
  • 軽石
  • 2019年 03月20日 12時22分
[良い点]
おじゃまします

童話好きのためたいへん興味深く読ませていただきました
ざまぁという言葉に当てはめて考えたことはありませんでしたが、たしかにそうですね

人魚姫なんかは、アンデルセンが女にざまぁしたくて書いた、といわれているくらいなので、教訓含む童話系はほとんどが当てはまりそうです
[気になる点]
かぐや姫の物語はたぶん製作期間が長すぎて人件費とんでもなくかかって採算とれなくなったんでしょうね、と思ってます…声優陣も豪華すぎるし

もともと竹取物語が読み解くには難解なものなので、あそこまでかぐやの心情を細やかに描いてくれたのはわたし的におみごと、と思います

ジブリ系では最推しです

でもまあ見る人選ぶかもなぁ…最高なんだけど…
[一言]
つれづれと長文失礼しました
ご感想ありがとうございます!

人魚姫はかなりのメジャー作品なのに触れるのを忘れていました><
(なおリトル・マーメイドの挿入歌『アンダー・ザ・シー』はディズニーで一番好きな曲です)


かぐや姫の物語は大人な向けですね。世の中には子どもより大人の方が多いはずなのにっ……、

以下はなんの裏付けもない勝手な想像なのですが、
おそらくスタジオジブリの経営判断している人たちは、複雑な構造に基づくこの作品が商業的にはヒットせずおそらく赤字になることは事前に把握していた上で、あえて『かぐや姫の物語』を作り出し、世に出したのだと考えています。すごい覚悟です。まさに世の中にぶつける覚悟で作られた大作なのではないかと考えております。その結果、短期的に見れば大赤字を記録してしまいましたが、いつかこの作品を見て何かを感じ取った人々がまた新しい何かに挑むきっかけとなる作品と言えるのではないでしょうか。
(なお私のジブリ系では最推しは『おもひでぽろぽろ』です)
  • 軽石
  • 2019年 03月20日 11時14分
[一言]
ざまぁ教育か。確かに童話ってみんな当たり前のように小さい頃に読んでますもんね。続きも気になります。
ご感想ありがとうございます!
ざまぁ構造の分析から、ざまぁ構造を援用していかにオリジナルのざまぁを表現するかという話にすすめていきたいと考えてします
  • 軽石
  • 2019年 03月07日 18時54分
[良い点]
有名童話って確かにざまぁ物と類似点が多いですね!
ざまぁの教育ってあまりない視点でした。勉強になります。

先取りになると申し訳ありませんが、ざまぁ物って某黄門さまとも結構類似点があると思います。
[一言]
すごい納得出来るし、確かにそうかもしれないと思うんですけど、そこはかとなく某虚構の新聞を思い出してしまう。
  • 投稿者: ぷう助
  • 2019年 03月07日 11時41分
ご感想ありがとうございます!
確かに水戸黄門は誰もが知るお約束ざまぁ構造の話ですね

より認知度が高いという点で、テレビ作品などもそのうち触れていきたいとおもいます
  • 軽石
  • 2019年 03月07日 18時59分
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