感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[良い点]
レビュー全文
【簡単なあらすじ】
ジャンル:異世界(恋愛)
互いに別の目的を持ち旅をする二人が、あることをきっかけに出逢う。初めは目的地が同じため、同行していただけだったのだが、互い目的や行き先を知り、共に神々の世界『幸福の国』を目指し旅をする物語。
【物語の始まりは】
ある朝から始まっていく。主人公の一人(ララキ)はうだるような暑さ、湿気の中支度を整え旅へと。その街の中央部では異国の少年(ミルン)が朝食に悩んでいた。二人はここで出逢い、少女の旅の行き先と少年が何処から来たのかなどが明かされていく。
【舞台や世界観、方向性】
アンハナケウ……幸福の国。すべての始まりの場所であり。神々のおわす聖域。しかしそれは空想または想像のものだと思われていた。
W主人公(男女)。多神教の世界。
動物が喋る。これは、その辺にいる動物が話すわけではなく、一般的なイメージでは召喚獣のようなスタイルで呼び出した動物が喋るというもの。個々に個性があり、母親のようなものもいれば、相棒のようなものいる。
〈補足:個人的に調べた用語〉
【僥倖】ぎょうこう……偶然に得るしあわせ。
【他生】たしょう……(仏教)今生(こんじょう)に対し、現在の自分がその生れ変りである過去の生、および生まれ変わって行く未来の生。前世および来世。(web調べ)
【主人公と登場人物について】
少女ララキ……ある場所を探すために旅に出る。軽装。彼女には現代を生きる人には少し信じがたいような過去がある。
少年ミルン……地に足のついたタイプという印象。初めはアンハナケウをおとぎ話として、ララキの言うことをバカにしている素振りがあったが、彼女とともに行動しているうちに、決定的なものを見てしまう。その為、信じるざるを得ない状況となっていく。
初めは仲が良いとは言い難い関係であったが、互いに旅の仲間として、必要と感じるようになっていく印象。
【物語について】
ある者を探している少年と、ある者(正しくは人ではない)を救うために旅をする少女が、初めは偶然行き先が重なり同行しているが、彼女の目的を知り彼が自分の意志で、共にアンハナケウを目指す物語。
ララキの旅の行き先が分かったものの、ミルンに対し彼女は不愉快な思いをしているようである。それというのも、アンハナケウをおとぎ話とバカにされたからであろう。しかし彼女はその存在を確証しているような印象だ。不愉快な思いをし彼と別れた主人公であったが、何故か行く先々で出逢ってしまう。しまいには同じ場所へ向かうことを知り、同行することに。その頃には、彼の実力を知り不快感は消えていた。
この旅の中で、あることをきっかけに異変が起き始める。その原因に薄々気づいている二人。次の目的地に向かう途中で、またしても幻獣に出くわす。その戦いでミルンは怪我を負ってしまうが、その事がきっかけで謎の少女と出逢うのだった。
その後ミルンは、ララキの境遇について彼女から打ち明けられる。それは想像を絶するものであったし、にわかには信じがたい事実であったろう。だが、彼には信じるだけの理由があった。こうして二人は、共にアンハナケウを目指すこともなったのである。
【良い点(箇条書き)】
・世界観がしっかりしており、方向性の分かりやすい物語である。
・あらすじの感じからは朗らかなイメージを持ったが、明るいファンタジーというよりは、段々と謎が解明され、常に危機と隣り合わせというような”冒険もの”の色が濃い。ハラハラドキドキしつつも、次はどんな展開が待っているのだろうか? というワクワク感もあるのだ。
・意外性が詰まっている。あらすじでは”古代人”というキーワードは出てくるものの、どんなモノなのかその時点では想像がつかない。(彼女の境遇が明かされると、納得するという意味合いである)
・人物の背景が濃く、深い。何故旅をしているのか、どんなものを抱えているのかは段々と明かされていくが、知れば知るほどに物語に深みが出てくる。
【備考(補足)】13話まで拝読
【見どころ】
戦闘シーンはあるものの、チートスキルなどで強いというわけでもなく、戦うことを目的としていないからこそ、面白味のある物語である。
旅の目的はそれぞれ異なるものの、目的地が合致し、互いを必要としている二人がアンハナケウという場所を目指して旅をする。初めは相性の決して良いとは言えない二人だが、あることをきっかけにして正式な同行者となるのだ。
この物語は目的地にたどり着くことがメインであり(それだけが目的ではないが)、必然的に戦闘というものが起きる。通常ならば旅に危険はつきものであっても、それは偶然に過ぎない世界なのではないだろうか? (これは想像でしかないが)
その為、彼らは”屈強な冒険者”というわけではなく、自らの意志により強くなろうとしていく。成長の物語でもあると思われる。
その上、二人とも裕福なお金持ちというわけではないので、路銀を稼ぐという場面も。優雅な旅行者ではなくバックパッカーのようなイメージの方が近い。ファンタジーでありながら、地に足のついた現実的な部分もあり、”旅”というものに対してのリアリティを持たせている作品だと感じた。
あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?
彼らは無事、目的地にたどり着けるのだろうか?
そして目的を果たせるのだろうか?
その目で是非、確かめてみてくださいね。お奨めです。
レビュー全文
【簡単なあらすじ】
ジャンル:異世界(恋愛)
互いに別の目的を持ち旅をする二人が、あることをきっかけに出逢う。初めは目的地が同じため、同行していただけだったのだが、互い目的や行き先を知り、共に神々の世界『幸福の国』を目指し旅をする物語。
【物語の始まりは】
ある朝から始まっていく。主人公の一人(ララキ)はうだるような暑さ、湿気の中支度を整え旅へと。その街の中央部では異国の少年(ミルン)が朝食に悩んでいた。二人はここで出逢い、少女の旅の行き先と少年が何処から来たのかなどが明かされていく。
【舞台や世界観、方向性】
アンハナケウ……幸福の国。すべての始まりの場所であり。神々のおわす聖域。しかしそれは空想または想像のものだと思われていた。
W主人公(男女)。多神教の世界。
動物が喋る。これは、その辺にいる動物が話すわけではなく、一般的なイメージでは召喚獣のようなスタイルで呼び出した動物が喋るというもの。個々に個性があり、母親のようなものもいれば、相棒のようなものいる。
〈補足:個人的に調べた用語〉
【僥倖】ぎょうこう……偶然に得るしあわせ。
【他生】たしょう……(仏教)今生(こんじょう)に対し、現在の自分がその生れ変りである過去の生、および生まれ変わって行く未来の生。前世および来世。(web調べ)
【主人公と登場人物について】
少女ララキ……ある場所を探すために旅に出る。軽装。彼女には現代を生きる人には少し信じがたいような過去がある。
少年ミルン……地に足のついたタイプという印象。初めはアンハナケウをおとぎ話として、ララキの言うことをバカにしている素振りがあったが、彼女とともに行動しているうちに、決定的なものを見てしまう。その為、信じるざるを得ない状況となっていく。
初めは仲が良いとは言い難い関係であったが、互いに旅の仲間として、必要と感じるようになっていく印象。
【物語について】
ある者を探している少年と、ある者(正しくは人ではない)を救うために旅をする少女が、初めは偶然行き先が重なり同行しているが、彼女の目的を知り彼が自分の意志で、共にアンハナケウを目指す物語。
ララキの旅の行き先が分かったものの、ミルンに対し彼女は不愉快な思いをしているようである。それというのも、アンハナケウをおとぎ話とバカにされたからであろう。しかし彼女はその存在を確証しているような印象だ。不愉快な思いをし彼と別れた主人公であったが、何故か行く先々で出逢ってしまう。しまいには同じ場所へ向かうことを知り、同行することに。その頃には、彼の実力を知り不快感は消えていた。
この旅の中で、あることをきっかけに異変が起き始める。その原因に薄々気づいている二人。次の目的地に向かう途中で、またしても幻獣に出くわす。その戦いでミルンは怪我を負ってしまうが、その事がきっかけで謎の少女と出逢うのだった。
その後ミルンは、ララキの境遇について彼女から打ち明けられる。それは想像を絶するものであったし、にわかには信じがたい事実であったろう。だが、彼には信じるだけの理由があった。こうして二人は、共にアンハナケウを目指すこともなったのである。
【良い点(箇条書き)】
・世界観がしっかりしており、方向性の分かりやすい物語である。
・あらすじの感じからは朗らかなイメージを持ったが、明るいファンタジーというよりは、段々と謎が解明され、常に危機と隣り合わせというような”冒険もの”の色が濃い。ハラハラドキドキしつつも、次はどんな展開が待っているのだろうか? というワクワク感もあるのだ。
・意外性が詰まっている。あらすじでは”古代人”というキーワードは出てくるものの、どんなモノなのかその時点では想像がつかない。(彼女の境遇が明かされると、納得するという意味合いである)
・人物の背景が濃く、深い。何故旅をしているのか、どんなものを抱えているのかは段々と明かされていくが、知れば知るほどに物語に深みが出てくる。
【備考(補足)】13話まで拝読
【見どころ】
戦闘シーンはあるものの、チートスキルなどで強いというわけでもなく、戦うことを目的としていないからこそ、面白味のある物語である。
旅の目的はそれぞれ異なるものの、目的地が合致し、互いを必要としている二人がアンハナケウという場所を目指して旅をする。初めは相性の決して良いとは言えない二人だが、あることをきっかけにして正式な同行者となるのだ。
この物語は目的地にたどり着くことがメインであり(それだけが目的ではないが)、必然的に戦闘というものが起きる。通常ならば旅に危険はつきものであっても、それは偶然に過ぎない世界なのではないだろうか? (これは想像でしかないが)
その為、彼らは”屈強な冒険者”というわけではなく、自らの意志により強くなろうとしていく。成長の物語でもあると思われる。
その上、二人とも裕福なお金持ちというわけではないので、路銀を稼ぐという場面も。優雅な旅行者ではなくバックパッカーのようなイメージの方が近い。ファンタジーでありながら、地に足のついた現実的な部分もあり、”旅”というものに対してのリアリティを持たせている作品だと感じた。
あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?
彼らは無事、目的地にたどり着けるのだろうか?
そして目的を果たせるのだろうか?
その目で是非、確かめてみてくださいね。お奨めです。
- 投稿者: crazy’s7@レビュー&作品紹介師
- 2021年 12月05日 19時59分
エピソード13
[良い点]
以前おっしゃっていたように使命を果たしながらも旅行記のような冒険をするようですね。それも壮大な旅行記になるかもしれません。
以前おっしゃっていたように使命を果たしながらも旅行記のような冒険をするようですね。それも壮大な旅行記になるかもしれません。
エピソード4
感想ありがとうございます~(*´ω`*)
壮大……かどうかは読んでからのお楽しみということにいたしましょう!笑
とりあえず終盤は世界規模の何かしらがアレをソレするので確かにスケールはデカいです。が、序盤~中盤まではわりとゆるっと楽しい感じでお送りします*
壮大……かどうかは読んでからのお楽しみということにいたしましょう!笑
とりあえず終盤は世界規模の何かしらがアレをソレするので確かにスケールはデカいです。が、序盤~中盤まではわりとゆるっと楽しい感じでお送りします*
- 空烏 有架(カラクロ/アリカ)
- 2021年 10月12日 21時22分
[良い点]
ライレマ先生ってすごい有名人なんですね。
ライレマ先生ってすごい有名人なんですね。
エピソード3
はい。ララキはそのへん非常識なのでよくわかってませんが、世間的には(少なくとも紋唱術師の界隈では)とてもよく知られた人物です。
著書が世界的に出回っているのが大きいのでベストセラー作家って感じですかね。
著書が世界的に出回っているのが大きいのでベストセラー作家って感じですかね。
- 空烏 有架(カラクロ/アリカ)
- 2021年 08月31日 15時08分
[良い点]
いよいよララキが旅立つのですね、どのようになるのか楽しみです。
いよいよララキが旅立つのですね、どのようになるのか楽しみです。
エピソード2
使命を帯びた旅ですが、同時にちょっと旅行記的な(現地の風土文化を楽しむような)要素もあるので、ぜひ一緒に旅してる気分でお楽しみくださいませ(*´ω`*)
- 空烏 有架(カラクロ/アリカ)
- 2021年 08月28日 00時15分
[良い点]
ここからどのような冒険があるか楽しみです。
ブックマークさせていただきました。こちらでもよろしくお願いします。
ここからどのような冒険があるか楽しみです。
ブックマークさせていただきました。こちらでもよろしくお願いします。
エピソード1
ご丁寧にありがとうございます(*´ω`*)
我ながら長い物語ですが、ごゆるりとお楽しみいただけたら幸いです。
我ながら長い物語ですが、ごゆるりとお楽しみいただけたら幸いです。
- 空烏 有架(カラクロ/アリカ)
- 2021年 08月06日 20時15分
[良い点]
【好きな一ページを読んで感想という企画より】
【感想】009 ロカロ祠堂 - 世界でいちばん大事な人
主人公は何か出来事があって、静養している状態だろう。ここで出てくるのが、契約している動物たち。彼らが、どのように休養するのかがわかり、ずっと表に居ることが負担になることなのだと知る。
そしてこの回では恐らく重要となる”ララキ”の過去。
神に対しての考え方が好きだなと感じた。消えるのではなく、忘れ去られる。人もそうであるが、人の中に自分がいると感じるのは、承認されているから。もし人の記憶から忘れ去られてしまったら、いるのにいないという感覚になるだろう。きっと神も同じような感覚なのではないかと想像した。
存在がバレてしまったら、命の危機さえあるララキ。彼女に同行すると決めた主人公。(もしかしたら、女性の方が主人公なのかもしれないが)二人にこの先何が待ち受けているのだろうか?
続きの気になる作品だと感じた。
世界観や会話の流れなど、とてもスムーズで読みやすい。クスッとしてしまう部分もあり、全体のバランスがとても良いと感じました。(ほのぼのや、クスッとする部分もあるが、真面目、真剣な流れの部分もあり、一ページの中で読者の感情に変化を齎せるので、読んでいて飽きない)
【好きな一ページを読んで感想という企画より】
【感想】009 ロカロ祠堂 - 世界でいちばん大事な人
主人公は何か出来事があって、静養している状態だろう。ここで出てくるのが、契約している動物たち。彼らが、どのように休養するのかがわかり、ずっと表に居ることが負担になることなのだと知る。
そしてこの回では恐らく重要となる”ララキ”の過去。
神に対しての考え方が好きだなと感じた。消えるのではなく、忘れ去られる。人もそうであるが、人の中に自分がいると感じるのは、承認されているから。もし人の記憶から忘れ去られてしまったら、いるのにいないという感覚になるだろう。きっと神も同じような感覚なのではないかと想像した。
存在がバレてしまったら、命の危機さえあるララキ。彼女に同行すると決めた主人公。(もしかしたら、女性の方が主人公なのかもしれないが)二人にこの先何が待ち受けているのだろうか?
続きの気になる作品だと感じた。
世界観や会話の流れなど、とてもスムーズで読みやすい。クスッとしてしまう部分もあり、全体のバランスがとても良いと感じました。(ほのぼのや、クスッとする部分もあるが、真面目、真剣な流れの部分もあり、一ページの中で読者の感情に変化を齎せるので、読んでいて飽きない)
- 投稿者: crazy’s7@レビュー&作品紹介師
- 2021年 04月18日 16時46分
エピソード9
お忙しい中ありがとうございました。
果たしてどの話が選ばれるだろう、1ページだけでどれだけ伝えられるだろうと緊張していましたが、よりによってまさかのこのページ……!
まさにここから、物語がようやく序章を終えて本題に入る場面です。
(実際は次の話でミルン側の事情にも触れるので厳密には違いますが)
バランスが良いとのお言葉、光栄です。
果たしてどの話が選ばれるだろう、1ページだけでどれだけ伝えられるだろうと緊張していましたが、よりによってまさかのこのページ……!
まさにここから、物語がようやく序章を終えて本題に入る場面です。
(実際は次の話でミルン側の事情にも触れるので厳密には違いますが)
バランスが良いとのお言葉、光栄です。
- 空烏 有架(カラクロ/アリカ)
- 2021年 04月18日 18時57分
― 感想を書く ―