エピソード192の感想一覧

[良い点]
キースの苦悩は一般社会に於ける中間管理職と同じです。部門責任者として、責任の範囲が以前と比べて大きく異なるの。

でもそれが起きるのは、本来の役割を勘違いして、自らがその責任に見合う努力を怠るから。現代人が多用する想定外！

そもそも自分の責任を果たすとは、自分の代わりを出来る人間を三名以上育てる事に在り、規定の仕事を為す事とは異なるの。

これ等は前回書いた食事と教育と、食育との違いの様なモノで、別々の物事を纏める事ではなく合理的に紐付けること。

役所の縦割り行政ではない、一貫した目的の下に組まれる人間教育が根幹に必要なの。だから時には外注も視野に…

その裁量と組合わせ。そして経費とのお見合いで、予算が足りなければ稟議書を出して説得する事なの。同時に自己成長も必要。

規定のお仕事だけなら、多分AIの方が広範囲に渡り公平性でも優秀です。少なくても判断基準が明確だからよ。

人には人でしか為せない事があるの。
[気になる点]
人間は死なない限りは限界もないの。過労死にしても、本当に問題なのは睡眠時間の減少であって、働き過ぎはあり得ない。

何故ならば精神よりも先に肉体が限界を越えるから。放置して来た長期間に渡る体調不全も、チョッとした時間の隙間で通院して、即入院が告げられるのが、その予感。

それでも入院先から抜け出して、仕事が出来る程度が維持できるのは、チャンとレム睡眠時間が確保できるのか？

推奨はしませんが黄金タイムの活用。

此方は遺伝子にプログラムされた、太陽が真上に来る時間を12時として、22～翌2時までが回復度合のピークとなるの。

当然ながら地域により、日本でも東西に渡り一時間程度の時差は生じます。

だから会社に泊まり込む時でも、この時間帯の仮眠は必要だし、それをしないから心身共に疲弊して行くの。

理屈から言えば他の時間帯よりもニ、三倍の効果がある。だから中途半端に寝る人の八時間より黄金タイムの四時間。

でも過労死する人達って、例外無くこの時間帯を外すのでしょう？自然界の摂理を外すから『想定外』の事故が起きるのよ。
[一言]
最悪なのがストレス解消と、愚痴や悪口で時間を消費すること。そんな暇があるなら早寝早起き、好き嫌い無く食べる体調管理からなの。

…あと…

ソフィーの復帰ですが、此方は自分の意志（悟りから自分を生きる覚悟）で乗り切らなければならないこと。全てはボタンの掛け違い、自らの勘違いがもたらした副産物だから。

そう考えられるなら、多分ソフィーもたもつも、転生に至る共通の理由を見付けられるわ。自分を通じて他者を活かす。

これ等は日本人の口癖の『可愛い』に通じる部分ですが、リターンを考えず他人を育成し無償で事を為せる資質なの。

確かに人間は自分のメリットを考えて物事を考えて事を為すの。これは犯罪立証でも重要である『動機』と呼ばれる。

その動機が如何にして起きるのか？

これ等は生命体の進化など、途方もない時間収束の中に成立つの。だから人の研究では行き着けないし分析も出来ないの。

境涯と呼ばれるモノで、学んで覚えられるモノではなく、自らが悟り覚悟して、自分の生命を懸けて望む生き様なの。

そこにホンの僅かな勇気を与えるのが、たもつも、今のソフィーも見落としている、他人に対する無償の愛の姿なの。

当然ながら天も贔屓しますよ。
只必ずしも届かないのですが。
自然も神々も悩む事は多いの。

だけどレミエルも災難よね？

これ等は天の作為で事が為されぬ時に、役割を振られる人の憂いですが、心に隙間の多い覚悟の無い人なら簡単に操れる。

いわゆる洗脳と使い勝手の部分ですが、以前書いたけれど、人間は進化過程で、情報分析用のリソースを必要としたの。

だからビタミンCの体内合成の機能を捨てた。猫にはあっても人間には無い能力。寝ているだけでも治癒回復する潜在
能力なの。

少しお話も脱線しましたが、役割が振られた時に得られる祝福は、対象者と同じく、発信者も同時に受けられるの。

だからリミエルの変化も楽しみね。ソフィーに関わる人の変化とは、現実世界でも面倒臭がらず事が為せるなら、必ず善きご縁に結び付くの。

[一言]
こいつは普通ならば拳なり言葉なりでぶん殴られて学習する事が全部すっぽ抜けてる感じか…。
地位的に強く言える人間が少なく、注意してくれる人すら煩わしいと遠ざけた結果、子供のどうして？より頭が回る分、人の聞かれたくないことを浮き彫りにして的確に無自覚でぶつける最悪などうしてガキなったと…。
今回の事で奇跡的に理解できる様になったとしても過去に傷つけた人達に謝罪もしないんだろうな…。

[一言]
バート！エリーク！早く来てくれ！

[一言]
お姉さまへの過剰な思慕は前世で母から愛されず母の愛を求めた代償行為の、いわば延長戦のようなものか

異世界転生したが主人公は自身をリセットできてない
己の業から逃げられず、前世と同じ過ちを繰り返してることに気づいてしまった

この小説はきっと、前世で自身の歪みを終ぞ正せなかった主人公が、今世にてそれを果たす救済の物語なんだよ


ついでに、今回のネタバラシからいろんなことが判る
たとえば、今の両親と良い関係を築けてはいるが、彼らのことを正しく己の親として愛してる訳じゃない
心のどこかで両親を他人のように感じてきた
無自覚かもしれんが

自分に向けられる愛情におそろしく鈍感なのは、己が他者から愛されるという発想そのものが頭に浮かんでこないからだ
これは自己肯定感が病的に低い人間、虐待経験者の陰キャにはよくあることだが

[一言]
やれやれだぜ…
逆鱗に触れたというか、深淵に飛び込んだというか…