エピソード20の感想一覧

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[良い点]
「嘆きと祈りのクッチ 閑話」まで拝読しました。
いまこの感想を軽く吐血しながらタイプしてますが、この作品に触れた直後の標準的症状です。どうかお気になさらず。

星降る夜空の下、半島状の小高い丘の突端にポツンと建つ教会。曰く付きの旅の道連れと焚き火。からの食事シーン。第二章のコアコンピタンスは「旅情」だと私は結論付けました。コンサルのプレゼンか。

そして、普段は飄々としているエディが胸中の思いを語る。これがまた彼らしい内容で。良い。それを受けるグウェンも良い。

「海も、空も、教会も、彼女も――今この夜、ここには美しいものだけが存在していた」

まさに、この一文に尽きます。
贅沢な閑話回、御馳走様でした。
[気になる点]
気になって仕方がない。
三章の開始時期および書籍化スケジュール。

あと、「St Cwyfans's Church」検索しました。いつかこの風景を訪ねると誓いました。まる。
[一言]
こんばんは。有月です。
好きです。

感想をやっとまとめてきましたが、今回もまとまってない。まとめる努力を放棄して久しからず。良作耽溺の理をあらはす。

再度、好きだと申し上げておきます。
あまねさんのことではありません。この作品が、です。くれぐれも誤解なきよう。でも、著者がこの世に存在しないと続きが読めないので、間接的に包括的に総合的に好きだと言えない可能性もなきにしもあらず。ラッコ好きな人がなんとなく貝殻もセットで愛でてしまうくらいのテンションです。何の話だ。

さて、真面目な話はこれくらいにしまして。
今回も良かったです。しかし、読了してしまった。読了したということは、読み終わってしまったんですよ。

仕方がないので、続きが更新されるまで、あまねさんの他作品を読んで凌ぎます。枕を血涙で濡らしながら。ホラーか。季節感を演出か。好きだ。大事なことだから三度()

まとまってないけど、伝わると勝手に確信して筆を置きます。
今回も良い物をありがとうございました。では。
  • 投稿者: 有月 晃
  • 男性
  • 2020年 10月17日 18時17分
>有月 晃さん

こんばんは、再びのご感想ありがとうございます!
閑話にまでご感想を寄せて頂き恐悦至極(貴方が神か!)
毎度吐血しながら読んでいただけて感謝の念に堪えません。

「クッチ」閑話まで楽しんでいただけたようで良かったです。
今回の閑話の舞台に選んだクウィヴァン教会ですが、この景色を書くためだけにこの閑話を書いたと言っても過言ではないです。
エディもエディなりに色々思うところもあり、考えてはいるんだよという感じの閑話ですが、後々の話に活かせるエピソードになるかは作者にもわかりません(元より続くと思っていなかった作品なので)

コアコンピタンスと言えるほど立派なものじゃないんですが、そうそう、一応一作目も二作目も明確に決めたテーマがありまして、旅の風景は勿論のこと、「クッチ」は「ヒラエスの森」とは違ったアプローチがしたかったので、主人公たちを全面的に「流れ行く者」のスタンスで書いてました。
森を飛び出し、一所に留まらない彼ら彼女らの旅路を楽しんで頂けて嬉しいです。

三作目の開始時期に関しては今のところ未定ですが、年末年始の長期休暇に間に合わなければまた来年の黄金週間などになるかしらんとぼんやり考えております。
ネタをコネコネしているのですが、なかなかどうして纏まりません。資料の少ない時代や地域の時代小説って難儀ですね!
とりあえず、近くもう一本閑話をアップ予定ですので、そちらにもお付き合い頂けましたらば。

書籍化スケジュールは永久に未定です。大変遺憾なことに。
どこか書籍化してくれる出版社さんに拾って頂けないものでしょうかね。

いやはや、しかしこれほど『ヒラエス』シリーズを好いて頂けて、本当にありがとうございます!
中世ウェールズという、日本人にはちょっと馴染みの薄い、取っ付きにくい地域と、時代と、ついでにちょっと取っ付きにくいキャラクター性の主人公たちふたりなので、作者自身もここまで好きになって頂けるとは思っておりませんでした。

三作目からは少し気持ちを切り替えて、シリーズを続けていく方針で練ってみようかなと思いますので、またしばらくお待ち頂けましたら幸いです。
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