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[一言]
一気読みしました!
住む世界が違う彼女との物語。コミカルな中に漂う人間とは違う価値観、容赦のなさ。そしてわりと前半の方で何やら不穏な暗示があり、枕返したちの回で少しだけ開示されたその不穏の正体……
違う世界に行くということは、元の世界の人たちとはお別れをしなくてはいけなくて。でも僕はそれを選んだ。悲しませることはわかっていたけど、彼女をとった。
白い朝顔の蔓で結ばれた2人。最後お姫様は王子様のキスで目覚める……もう1つの選択肢を選んだ僕が、どうか幸せになれますように!
一気読みしました!
住む世界が違う彼女との物語。コミカルな中に漂う人間とは違う価値観、容赦のなさ。そしてわりと前半の方で何やら不穏な暗示があり、枕返したちの回で少しだけ開示されたその不穏の正体……
違う世界に行くということは、元の世界の人たちとはお別れをしなくてはいけなくて。でも僕はそれを選んだ。悲しませることはわかっていたけど、彼女をとった。
白い朝顔の蔓で結ばれた2人。最後お姫様は王子様のキスで目覚める……もう1つの選択肢を選んだ僕が、どうか幸せになれますように!
エピソード30
貴様 二太郎様
ご高覧いただき、ありがとうございます。
私の書くホラーは、怪異が出てくることがないパターンが多いのですが(人間が一番怖い的な)、今回はがっつり妖怪たちに出演していただきました。(まあ今回もタチの悪い人間もいっぱいいましたが)
妖怪たちのコミカルさに、突き動かされるような気分で筆が進んだ記憶があります。おかしさ、怖さだけでなく、大切なひと・ものを選ぶというラブストーリー的なシチュエーションで、雪女の献身について書くことができた作品でした。
彼女以外のすべてを捨てて選んだ選択だからこそ、彼らが幸せになることを祈ってやみません。赤い糸ならぬ白い朝顔の蔓は、小指どころか彼らをぐるんぐるんに縛り付けているに違いないのです。
感想、ありがとうございました。
ご高覧いただき、ありがとうございます。
私の書くホラーは、怪異が出てくることがないパターンが多いのですが(人間が一番怖い的な)、今回はがっつり妖怪たちに出演していただきました。(まあ今回もタチの悪い人間もいっぱいいましたが)
妖怪たちのコミカルさに、突き動かされるような気分で筆が進んだ記憶があります。おかしさ、怖さだけでなく、大切なひと・ものを選ぶというラブストーリー的なシチュエーションで、雪女の献身について書くことができた作品でした。
彼女以外のすべてを捨てて選んだ選択だからこそ、彼らが幸せになることを祈ってやみません。赤い糸ならぬ白い朝顔の蔓は、小指どころか彼らをぐるんぐるんに縛り付けているに違いないのです。
感想、ありがとうございました。
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2020年 07月21日 17時53分
[良い点]
のほほんとした主人公の描写。主人公に対しての雪女の心情。この二つが混じりあって、とてもいい感じの雰囲気が漂っていました。特に雪女の主人公への想いが強く伝わってきます。
他の妖怪のエピソードも、現代風の味付けがされていてユニークですね。一つ一つのオチがちゃんと落ちているのも高評価です。特に河童の仕業が一番印象に残っています。
伏線がちゃんと回収されており、それがラストを盛りあげていました。丁寧な構成で、感心した次第です。よい心持ちで読み終えることができました。
今後の活動を応援しております。
のほほんとした主人公の描写。主人公に対しての雪女の心情。この二つが混じりあって、とてもいい感じの雰囲気が漂っていました。特に雪女の主人公への想いが強く伝わってきます。
他の妖怪のエピソードも、現代風の味付けがされていてユニークですね。一つ一つのオチがちゃんと落ちているのも高評価です。特に河童の仕業が一番印象に残っています。
伏線がちゃんと回収されており、それがラストを盛りあげていました。丁寧な構成で、感心した次第です。よい心持ちで読み終えることができました。
今後の活動を応援しております。
- 投稿者: ネット小説大賞運営チーム
- 2019年 11月14日 13時52分
ネット小説大賞(旧:なろうコン) 様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
感想サービス目当てにタグをつけておりましたので、感想をいただき本当に嬉しく思います。
作者自身が自分のために書いている作品ではありますが、こうやって反応をいただけるととても励みになります。感想サービスはとても大変だと思いますが、ぜひずっと続けていただきたい取り組みです。本当にありがとうございました。
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
感想サービス目当てにタグをつけておりましたので、感想をいただき本当に嬉しく思います。
作者自身が自分のために書いている作品ではありますが、こうやって反応をいただけるととても励みになります。感想サービスはとても大変だと思いますが、ぜひずっと続けていただきたい取り組みです。本当にありがとうございました。
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 11月18日 16時25分
[良い点]
面白かったです!
「僕」から見たお話と、もう一方から見たお話という構成にワクワクしました。
そして次第に「僕」の正体を予感させられ、引き込まれました。
妖怪の、現代社会への溶け込み方が絶妙です!
なるほどそう来るのか、ここで繋がるのかと、チョロいぐらいに驚き、感服しました。
妖怪の力や容赦のなさは爽快でしたし、純粋で毅然とした言動はとても心地よかったです。
タマが可愛いかったです!
「僕」との絡みはユーモラスですし、その仕事ぶりがとても優しくて癒されました。
ぜひ私も食べて頂きたい。
『にゃんにゃん~!』って言いたいです!
管理人さんには驚きました。
存在がピッタリ過ぎます。
俄然、昔話に興味が湧きました。
そしてなんといっても先輩です!
先輩が映像になった瞬間に浮かぶ、「僕」と「彼女」との思い出。
この演出には参りました……。
その後の、今まで育んできた縁が次々に繋がっていく展開は、本当に最高でした。
素敵な作品をありがとうございました。
面白かったです!
「僕」から見たお話と、もう一方から見たお話という構成にワクワクしました。
そして次第に「僕」の正体を予感させられ、引き込まれました。
妖怪の、現代社会への溶け込み方が絶妙です!
なるほどそう来るのか、ここで繋がるのかと、チョロいぐらいに驚き、感服しました。
妖怪の力や容赦のなさは爽快でしたし、純粋で毅然とした言動はとても心地よかったです。
タマが可愛いかったです!
「僕」との絡みはユーモラスですし、その仕事ぶりがとても優しくて癒されました。
ぜひ私も食べて頂きたい。
『にゃんにゃん~!』って言いたいです!
管理人さんには驚きました。
存在がピッタリ過ぎます。
俄然、昔話に興味が湧きました。
そしてなんといっても先輩です!
先輩が映像になった瞬間に浮かぶ、「僕」と「彼女」との思い出。
この演出には参りました……。
その後の、今まで育んできた縁が次々に繋がっていく展開は、本当に最高でした。
素敵な作品をありがとうございました。
あきじゃ様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
現実世界でも物事というのは、見る方の立場の違いで全然違う解釈がなされますよね。
人間と妖怪というように、種族の違いもあれば見えるものもだいぶ異なってくるだろうと思い、このような物語の構成になりました。
妖怪って、なんだかんだで人間臭いところもあって面白いですよね。
とはいえ人間よりも純粋で、人間よりも残酷です。逆にグレーな部分の多い人間よりも、より白黒はっきりつけるタイプなのかもしれません。礼節をわきまえれば恩恵に預かり、礼儀知らずな振る舞いをすれば相応の罰を受ける。現代では世渡り上手、あるいは開き直った人間ばかりが得をする印象がありますので、余計に妖怪たちのまっすぐさが心地良いのかもしれません。
タマを可愛いがっていただき、とても嬉しく思います。
このタマの部分は、実は昨年の夏ホラーに出した短編「ずっといっしょの、おやくそく」のその後になっております。物語同士が交錯しあうのもまた、楽しみのひとつだったりします。
縁を大事にすればそれは自分に返ってくる。
当たり前のことかもしれませんが、殺伐とした現実ではそれも容易なことではありません。だからこそどうしても入れたかった描写でもあり、この部分が印象に残ったとのことでとても嬉しく思います。
こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました。
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
現実世界でも物事というのは、見る方の立場の違いで全然違う解釈がなされますよね。
人間と妖怪というように、種族の違いもあれば見えるものもだいぶ異なってくるだろうと思い、このような物語の構成になりました。
妖怪って、なんだかんだで人間臭いところもあって面白いですよね。
とはいえ人間よりも純粋で、人間よりも残酷です。逆にグレーな部分の多い人間よりも、より白黒はっきりつけるタイプなのかもしれません。礼節をわきまえれば恩恵に預かり、礼儀知らずな振る舞いをすれば相応の罰を受ける。現代では世渡り上手、あるいは開き直った人間ばかりが得をする印象がありますので、余計に妖怪たちのまっすぐさが心地良いのかもしれません。
タマを可愛いがっていただき、とても嬉しく思います。
このタマの部分は、実は昨年の夏ホラーに出した短編「ずっといっしょの、おやくそく」のその後になっております。物語同士が交錯しあうのもまた、楽しみのひとつだったりします。
縁を大事にすればそれは自分に返ってくる。
当たり前のことかもしれませんが、殺伐とした現実ではそれも容易なことではありません。だからこそどうしても入れたかった描写でもあり、この部分が印象に残ったとのことでとても嬉しく思います。
こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました。
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 11月18日 16時22分
[良い点]
今さらですが、完結お疲れ様でした!
ラスト2話であんなドラマチックになるとは!
面白かったです!
残された家族が手紙を読んでどう思うのかがえらく気になってしまいました。
それでも自分の道を選んだのはよかったと思います!
最高です!
今さらですが、完結お疲れ様でした!
ラスト2話であんなドラマチックになるとは!
面白かったです!
残された家族が手紙を読んでどう思うのかがえらく気になってしまいました。
それでも自分の道を選んだのはよかったと思います!
最高です!
暮伊豆様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
ラスト2話で思いっきり異類婚姻譚らしい場面を書かせていただきました。
どの作品も思い入れがあるのですが、こちらの作品は作者自身がノリノリで楽しんで書くことができました。(作品によって苦しんだり、悩んだり、笑っていたりと、色々と書き方が変わるのが面白いですよね)
全方向に幸せとはならずに、何かを選び同時に何かを捨てることになるのが異類婚姻譚なのではないかと思っています。もちろん残された家族は、「なぜ」よりも「やはり」と思うことがあるとは思います。とはいえ時々枕返しが並行世界を見せてきたりしますし(前後関係やこうなった理由が推測できるはず)、(叩き潰されなければ )火間虫入道の眷属たちがメッセンジャーをしてくれるので、なんとなく幸せな光景を伝えてくれるのではないかなあと信じています。
感想、ありがとうございました!
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
ラスト2話で思いっきり異類婚姻譚らしい場面を書かせていただきました。
どの作品も思い入れがあるのですが、こちらの作品は作者自身がノリノリで楽しんで書くことができました。(作品によって苦しんだり、悩んだり、笑っていたりと、色々と書き方が変わるのが面白いですよね)
全方向に幸せとはならずに、何かを選び同時に何かを捨てることになるのが異類婚姻譚なのではないかと思っています。もちろん残された家族は、「なぜ」よりも「やはり」と思うことがあるとは思います。とはいえ時々枕返しが並行世界を見せてきたりしますし(前後関係やこうなった理由が推測できるはず)、(叩き潰されなければ )火間虫入道の眷属たちがメッセンジャーをしてくれるので、なんとなく幸せな光景を伝えてくれるのではないかなあと信じています。
感想、ありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 09月20日 15時11分
[良い点]
お馴染みの妖怪や名前だけ知っていたのや、知人に再会して新たな面を発見したようでした。
楽しかったです。
表裏の構成がとても上手に使ってあり、結末も構成ごとでしたね。(ネタバレ婉曲表現中)
痛快なとき、切ないとき、いつもながら自在な日本語でした。
ステキな読書時間をありがとうございました。
お馴染みの妖怪や名前だけ知っていたのや、知人に再会して新たな面を発見したようでした。
楽しかったです。
表裏の構成がとても上手に使ってあり、結末も構成ごとでしたね。(ネタバレ婉曲表現中)
痛快なとき、切ないとき、いつもながら自在な日本語でした。
ステキな読書時間をありがとうございました。
陸 なるみ様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
長い時を生きるあやかしたちは、きっと今の時代もこんな風にしなやかに生きているのでしょうね。
毎年夏場はホラーを投稿しているのですが、今年はいつも書いているホラーのエッセンスを組み込みつつ、口当たりが爽やかなものになるように気をつけたつもりです。物語の中だけは、真面目に生きている普通の人が、報われる世界であってほしい、そんな思いで書き綴りました。日本の夏らしい異類婚姻譚に仕上がっていたら良いなあと思います。
感想、ありがとうございました!
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
長い時を生きるあやかしたちは、きっと今の時代もこんな風にしなやかに生きているのでしょうね。
毎年夏場はホラーを投稿しているのですが、今年はいつも書いているホラーのエッセンスを組み込みつつ、口当たりが爽やかなものになるように気をつけたつもりです。物語の中だけは、真面目に生きている普通の人が、報われる世界であってほしい、そんな思いで書き綴りました。日本の夏らしい異類婚姻譚に仕上がっていたら良いなあと思います。
感想、ありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 08月26日 15時32分
[良い点]
あらためまして、ようやく読了いたしました。
はい、大変面白かったです。そして、読後感は実に涼やかでありました。
全編通して、いかにもな夏らしい暑さを感じるのですが……だからこその、まさに夏の夜にフッと吹き抜ける、気持ちの良い風のような。ええ。
登場する妖怪たちも、彼も、みんなとても魅力的でした。
とりあえずGの親玉は、逆に殺虫スプレーを作ってる会社へ突撃するべきだと思います。
ああいう会社の研究部って、仕事の内容上実験用のGを大量飼育してるわけですが……初めは見るのもイヤだった女性研究者も、何年も世話をするうちに次第に慣れ、しまいにゃ愛着すら湧くそうですよ?
お相手にはピッタリじゃないですか。
虎穴に入らずんばなんとやら……さあ、いざ突撃せよ!
……それはさておき、妖怪たちはときとして、人間よりも人間らしく見えるときがありました。
でもそれは、実は逆で、妖怪たちが人間らしくふるまっていると言うより、かつては人間も「そちらに近しかった」ということなのかな、と思いました。
倫理観、精神などが、もっと自然寄りで、「自然」で。
それが随分と変化したからこそ、距離が開いたからこそ、人は妖怪を「見失った」わけで……そして、「見失った」だけで。
結局、妖怪はこれまで変わらずそこにいるんじゃないかな、と。……表面的には、今の「人」に合わせてるようですが。
そして今作においてのその「合わせっぷり」がまた愛しくて魅力的だったわけですが。
ある意味、「彼」のような人間が、自らあの道を選ぶのは必然だったのかも知れませんねー……彼女への想いを別にしたとしても。
それだけに、彼と彼女の、互いへの行き過ぎなほどの思いやりも、その純粋さにおいて、彼らであればこそ、のように感じました。
まあ、単純に、ああいう献身的な想いって好きですけどね! いやー、いいなー。
ついでに、手紙を残して世界を移る「彼」の行動、その切なさが香るラストもまた良かったです。
切ないの、結構好きなんでさあ……。
……などなど、書き出すとあれやこれやと色々また脈絡無く出てきそうなんで、とりあえずこれぐらいにしておきますが……。
――改めまして。
本当に面白くて、素晴らしい作品でした!
さっすが翠さん!
[一言]
……ホント、ダラダラと長文、失礼いたしました……。
あらためまして、ようやく読了いたしました。
はい、大変面白かったです。そして、読後感は実に涼やかでありました。
全編通して、いかにもな夏らしい暑さを感じるのですが……だからこその、まさに夏の夜にフッと吹き抜ける、気持ちの良い風のような。ええ。
登場する妖怪たちも、彼も、みんなとても魅力的でした。
とりあえずGの親玉は、逆に殺虫スプレーを作ってる会社へ突撃するべきだと思います。
ああいう会社の研究部って、仕事の内容上実験用のGを大量飼育してるわけですが……初めは見るのもイヤだった女性研究者も、何年も世話をするうちに次第に慣れ、しまいにゃ愛着すら湧くそうですよ?
お相手にはピッタリじゃないですか。
虎穴に入らずんばなんとやら……さあ、いざ突撃せよ!
……それはさておき、妖怪たちはときとして、人間よりも人間らしく見えるときがありました。
でもそれは、実は逆で、妖怪たちが人間らしくふるまっていると言うより、かつては人間も「そちらに近しかった」ということなのかな、と思いました。
倫理観、精神などが、もっと自然寄りで、「自然」で。
それが随分と変化したからこそ、距離が開いたからこそ、人は妖怪を「見失った」わけで……そして、「見失った」だけで。
結局、妖怪はこれまで変わらずそこにいるんじゃないかな、と。……表面的には、今の「人」に合わせてるようですが。
そして今作においてのその「合わせっぷり」がまた愛しくて魅力的だったわけですが。
ある意味、「彼」のような人間が、自らあの道を選ぶのは必然だったのかも知れませんねー……彼女への想いを別にしたとしても。
それだけに、彼と彼女の、互いへの行き過ぎなほどの思いやりも、その純粋さにおいて、彼らであればこそ、のように感じました。
まあ、単純に、ああいう献身的な想いって好きですけどね! いやー、いいなー。
ついでに、手紙を残して世界を移る「彼」の行動、その切なさが香るラストもまた良かったです。
切ないの、結構好きなんでさあ……。
……などなど、書き出すとあれやこれやと色々また脈絡無く出てきそうなんで、とりあえずこれぐらいにしておきますが……。
――改めまして。
本当に面白くて、素晴らしい作品でした!
さっすが翠さん!
[一言]
……ホント、ダラダラと長文、失礼いたしました……。
八刀皿 日音様
ご高覧いただき、誠にありがとうございます。
今回はホラージャンルでの投稿だったのですが、できるだけ爽やかに軽やかにというのを自分の中で心がけていたこともありまして、「読後感は実に涼やか」という感想をとても嬉しく思います。(実は私が毎年提出しているホラーは、別のお気に入りさんたちから「鬱ホラー」と呼ばれているものなのです……)
Gは不快害虫であって害はないんですよね。ムカデなどの肉食の虫の方がよっぽど危険なのはわかっているのですが、やはり見た目がネックです。そうか、開発研究部の女性ならワンチャンありますね。火間虫入道のお嫁さんゲット大作戦、ここにきて急展開です。たしかに私も某製薬会社さんのホームページで、きれいなお姉さんのインタビューを見たことがあります。よし、火間虫入道、某会社へ潜入せよ。(ところで、以前にとある国で販売用のGおよそ100万匹が逃げ出したという大事件が起きたのですが、これってやはり火間虫入道の仕業なのでしょうか)
このアパートは、外見のみならず全体的に「古さ」を強調しています。パロディとして出しているネタも古いものが多いのは、古き良き時代を知っている妖怪たちの暮らし方を表現できたら良いなあと思ったからなんです。きっと今時の人間社会に馴染んで、ユーチューバーになってタワマンに住んでいる妖怪だっていると思うんですけれどね。やはり鬼太郎のように、ひっそりとどこか昔の面影を残している妖怪たちが愛おしいです。
そして、かつて当たり前だった家族や社会のありかたを知っている妖怪たちだからこそ、倫理観や人としての振る舞いを逸脱した人間には、容赦がないのだろうと思います。だから妖怪たちは弱者には優しく、傲慢なものには報いを与えてくれるのだろうと思うのです。ホラーの怖さには「理不尽」という要素がありますが、社会そのもののあり方が「理不尽」である中では、この物語に必要なものは「理不尽」ではなく「因果応報」という報い(弱者にとっての救い)なのではないかと考えます。
別の方からも「人間の善性が服を着て歩いている」と評された「彼」ですが、当たり前の人の心を持った「彼」だからこそ、「こちら」ではなく「あちら」を選んでしまったのでしょう。それは必然であり、とても自然な流れだったのかもしれません。
現実の世界でもやはり全方向へのハッピーエンドというのは難しいものだと思うのですが、「彼」と「彼女」が互いを思いながら選んだ道はハッピーエンドです。神隠しのように消えてしまった彼の行方は、時々火間虫入道の配下や、犬っぽく見える猫、よく知っているのになぜか名前を思い出せない子どもたちが時々お知らせしてくれたりするのかもしれません。
最後まで楽しんでいただけて光栄です。
素敵な感想を本当にありがとうございました!
ご高覧いただき、誠にありがとうございます。
今回はホラージャンルでの投稿だったのですが、できるだけ爽やかに軽やかにというのを自分の中で心がけていたこともありまして、「読後感は実に涼やか」という感想をとても嬉しく思います。(実は私が毎年提出しているホラーは、別のお気に入りさんたちから「鬱ホラー」と呼ばれているものなのです……)
Gは不快害虫であって害はないんですよね。ムカデなどの肉食の虫の方がよっぽど危険なのはわかっているのですが、やはり見た目がネックです。そうか、開発研究部の女性ならワンチャンありますね。火間虫入道のお嫁さんゲット大作戦、ここにきて急展開です。たしかに私も某製薬会社さんのホームページで、きれいなお姉さんのインタビューを見たことがあります。よし、火間虫入道、某会社へ潜入せよ。(ところで、以前にとある国で販売用のGおよそ100万匹が逃げ出したという大事件が起きたのですが、これってやはり火間虫入道の仕業なのでしょうか)
このアパートは、外見のみならず全体的に「古さ」を強調しています。パロディとして出しているネタも古いものが多いのは、古き良き時代を知っている妖怪たちの暮らし方を表現できたら良いなあと思ったからなんです。きっと今時の人間社会に馴染んで、ユーチューバーになってタワマンに住んでいる妖怪だっていると思うんですけれどね。やはり鬼太郎のように、ひっそりとどこか昔の面影を残している妖怪たちが愛おしいです。
そして、かつて当たり前だった家族や社会のありかたを知っている妖怪たちだからこそ、倫理観や人としての振る舞いを逸脱した人間には、容赦がないのだろうと思います。だから妖怪たちは弱者には優しく、傲慢なものには報いを与えてくれるのだろうと思うのです。ホラーの怖さには「理不尽」という要素がありますが、社会そのもののあり方が「理不尽」である中では、この物語に必要なものは「理不尽」ではなく「因果応報」という報い(弱者にとっての救い)なのではないかと考えます。
別の方からも「人間の善性が服を着て歩いている」と評された「彼」ですが、当たり前の人の心を持った「彼」だからこそ、「こちら」ではなく「あちら」を選んでしまったのでしょう。それは必然であり、とても自然な流れだったのかもしれません。
現実の世界でもやはり全方向へのハッピーエンドというのは難しいものだと思うのですが、「彼」と「彼女」が互いを思いながら選んだ道はハッピーエンドです。神隠しのように消えてしまった彼の行方は、時々火間虫入道の配下や、犬っぽく見える猫、よく知っているのになぜか名前を思い出せない子どもたちが時々お知らせしてくれたりするのかもしれません。
最後まで楽しんでいただけて光栄です。
素敵な感想を本当にありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 08月20日 10時45分
[良い点]
「僕」パートの裏で何が起こっているかの2部構成がとても面白かったです。
さすがは妖怪。悪い人間には容赦なしですね(笑)
因果応報といいますか、悪いことをする人間には相応の報いが訪れるものですね。
ところどころ人気マンガを彷彿とさせる演出がすごく良かったです!
管理人さんに海坊主なんて、「おおおおお、そうきたかー!」とテンション高くなりました(笑)
それぞれの妖怪がこれまた可愛くて、魅力的で、愛おしかったです♡
特に川辺さんが好きです(〃´ω`〃)
ラストもとても感動的で、キラキラと眩しい太陽のような作品でした。もしかしたら今の私、お化けひまわりになってます(笑)
本当に素敵な作品でした。
二人(一人と一妖怪)はきっと、キャッキャウフフの世界に入っていくんでしょうね。
「僕」パートの裏で何が起こっているかの2部構成がとても面白かったです。
さすがは妖怪。悪い人間には容赦なしですね(笑)
因果応報といいますか、悪いことをする人間には相応の報いが訪れるものですね。
ところどころ人気マンガを彷彿とさせる演出がすごく良かったです!
管理人さんに海坊主なんて、「おおおおお、そうきたかー!」とテンション高くなりました(笑)
それぞれの妖怪がこれまた可愛くて、魅力的で、愛おしかったです♡
特に川辺さんが好きです(〃´ω`〃)
ラストもとても感動的で、キラキラと眩しい太陽のような作品でした。もしかしたら今の私、お化けひまわりになってます(笑)
本当に素敵な作品でした。
二人(一人と一妖怪)はきっと、キャッキャウフフの世界に入っていくんでしょうね。
たこす様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
ホラーの怖さというのは、「理不尽」になるのだと思うのですが、やはり妖怪ものは「理不尽」よりも「因果応報」がよく似合うと思うのです。(鬼太郎を見ていたことによる刷り込みかな?)というわけで、全体的に明るめの、真面目に生きていれば怖いことなど何もないというお話になりました(ある意味火間虫入道だけは別)
割と年齢層高めのパロディになってしまったのですが、素晴らしい漫画は時代を超えて生き残るもの。少し時代に取り残された感のあるアパートにしたかったこともあり、好き放題させて頂きました。笑ってもらえて、本当に良かったです。有名ネタだからこそ、スルーされると切ない(笑)
どの妖怪たちにも思い入れがあるのですが、皆さんに一番可愛がってもらっているのは河童の川辺さんですね。たぶんこの後調子乗ってネットアイドルを目指し、管理人さんにめっちゃ怒られると思います。誰も管理人さんには勝てないのです。
たこすさんがお化けひまわりに?!
それは大変です。いま助けに……はっ私も既にお化けひまわりだった!
最近、やたらお水が美味しいと思ったらそういうことか〜。
(なお水まきに使われる井戸では、やはり懲りない川辺さんが水着を着てくつろいでいます。変わらない日常を、「僕」も「彼女」たちも楽しんでいるようです)
感想、ありがとうございました!
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
ホラーの怖さというのは、「理不尽」になるのだと思うのですが、やはり妖怪ものは「理不尽」よりも「因果応報」がよく似合うと思うのです。(鬼太郎を見ていたことによる刷り込みかな?)というわけで、全体的に明るめの、真面目に生きていれば怖いことなど何もないというお話になりました(ある意味火間虫入道だけは別)
割と年齢層高めのパロディになってしまったのですが、素晴らしい漫画は時代を超えて生き残るもの。少し時代に取り残された感のあるアパートにしたかったこともあり、好き放題させて頂きました。笑ってもらえて、本当に良かったです。有名ネタだからこそ、スルーされると切ない(笑)
どの妖怪たちにも思い入れがあるのですが、皆さんに一番可愛がってもらっているのは河童の川辺さんですね。たぶんこの後調子乗ってネットアイドルを目指し、管理人さんにめっちゃ怒られると思います。誰も管理人さんには勝てないのです。
たこすさんがお化けひまわりに?!
それは大変です。いま助けに……はっ私も既にお化けひまわりだった!
最近、やたらお水が美味しいと思ったらそういうことか〜。
(なお水まきに使われる井戸では、やはり懲りない川辺さんが水着を着てくつろいでいます。変わらない日常を、「僕」も「彼女」たちも楽しんでいるようです)
感想、ありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 08月19日 11時44分
[良い点]
とっても面白いです〰〰っ。
まだ途中までしか読んでいませんが、楽しませて頂いております。
キャラクター性豊かで、胸が踊ります。
白地に黒字の画面に、様々な色と模様が見えてくるかのようです。
読んでて楽しいです。
とっても面白いです〰〰っ。
まだ途中までしか読んでいませんが、楽しませて頂いております。
キャラクター性豊かで、胸が踊ります。
白地に黒字の画面に、様々な色と模様が見えてくるかのようです。
読んでて楽しいです。
銘尾 友朗様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
ところどころに残酷描写があるため一応ホラージャンルなのですが、基本的にはのんびりほのぼのとした日常が続いております。長い長い夏休み、「僕」と「彼女」はまったり過ごしているのです。
妖怪たちはきっと柔軟で、現実世界でもこんな風に自然体で暮らしていることでしょう。
どの妖怪がお好みでしょうか。最後にどのキャラクターがお好きだったか、お伺いしたいですね。
感想、ありがとうございました!
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
ところどころに残酷描写があるため一応ホラージャンルなのですが、基本的にはのんびりほのぼのとした日常が続いております。長い長い夏休み、「僕」と「彼女」はまったり過ごしているのです。
妖怪たちはきっと柔軟で、現実世界でもこんな風に自然体で暮らしていることでしょう。
どの妖怪がお好みでしょうか。最後にどのキャラクターがお好きだったか、お伺いしたいですね。
感想、ありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 08月11日 16時54分
[一言]
★ネタバレご注意ください(’-’*)♪★
この作品に、なんて感想を書こうか悩んでいました。私の興味はもっぱら「僕」に向けられていて、明かされた真実と彼が選び取った「未来」に深く感じるものがありました。
異類婚姻譚の多くでは、雪女との結婚はあまり幸福な結末とは言えません。それが「お約束」だからです。ふたりの幸せな結末のための「婿入り」だったのかなぁ、と。
それにしても、親御さんの心中を考えますと、辛くて辛くて……歳を取ったものですねぇ。こちらに呼ぶよりあちらに赴く方が合理的ですし、何より彼女が消えないための選択ですから、当然なのですけれども。
朝顔が導いたご縁は、管理人さんからのプレゼントなのでしょうかね。迷い家からは、持ち帰ると不幸になるというエピソードと、持ち帰ったものによって幸福に導かれるというエピソードがありますから。
妖怪たちに愛されるような「僕」だからこそ、幸せを掴み取れたのだと思いました。
★ネタバレご注意ください(’-’*)♪★
この作品に、なんて感想を書こうか悩んでいました。私の興味はもっぱら「僕」に向けられていて、明かされた真実と彼が選び取った「未来」に深く感じるものがありました。
異類婚姻譚の多くでは、雪女との結婚はあまり幸福な結末とは言えません。それが「お約束」だからです。ふたりの幸せな結末のための「婿入り」だったのかなぁ、と。
それにしても、親御さんの心中を考えますと、辛くて辛くて……歳を取ったものですねぇ。こちらに呼ぶよりあちらに赴く方が合理的ですし、何より彼女が消えないための選択ですから、当然なのですけれども。
朝顔が導いたご縁は、管理人さんからのプレゼントなのでしょうかね。迷い家からは、持ち帰ると不幸になるというエピソードと、持ち帰ったものによって幸福に導かれるというエピソードがありますから。
妖怪たちに愛されるような「僕」だからこそ、幸せを掴み取れたのだと思いました。
天界音楽様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
「僕」だけでなく、「僕」の家族にも想いを馳せてくださりありがとうございます。
異類婚姻譚の多くは悲恋で終わっており、やはり全方向のハッピーエンドは難しいなあというのが私の感覚でした。何かを得るためには、何かを捨てる必要がある。それもまた世の常というもの。その限られた選択肢の中で、「僕」は何を選ぶのか。それを考えながらの連載でしたので、この物語は「僕」にとってのハッピーエンドとして受け取ってもらえたら良いなあと思います。
子どもというのは、いつか親の手を離れるもの。彼らが幸せになれるというのがわかるのであれば、送り出すのもまた親の愛情なのかもしれません。家を出て行くまでの日々の間に、家族も子どものどこか悩んでいる様子には気がついていたと思いますし、手紙を読んでどこか腑に落ちるところがあるのではないかと思います。荒唐無稽に思える内容とはいえ、ある程度の書き置きがあるというのは、唐突な失踪とはまた異なるものですから。
「僕」には難しいことですが、火間虫入道の眷属などは日常と非日常の行き交いが可能なので、もしかしたら「僕」のあちらでの様子を家族に伝えてくれたりしているかもしれませんね。(ただし伝える前に、眷属が◯◯ジェットなどで殉職する可能性あり)
感想、ありがとうございました!
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
「僕」だけでなく、「僕」の家族にも想いを馳せてくださりありがとうございます。
異類婚姻譚の多くは悲恋で終わっており、やはり全方向のハッピーエンドは難しいなあというのが私の感覚でした。何かを得るためには、何かを捨てる必要がある。それもまた世の常というもの。その限られた選択肢の中で、「僕」は何を選ぶのか。それを考えながらの連載でしたので、この物語は「僕」にとってのハッピーエンドとして受け取ってもらえたら良いなあと思います。
子どもというのは、いつか親の手を離れるもの。彼らが幸せになれるというのがわかるのであれば、送り出すのもまた親の愛情なのかもしれません。家を出て行くまでの日々の間に、家族も子どものどこか悩んでいる様子には気がついていたと思いますし、手紙を読んでどこか腑に落ちるところがあるのではないかと思います。荒唐無稽に思える内容とはいえ、ある程度の書き置きがあるというのは、唐突な失踪とはまた異なるものですから。
「僕」には難しいことですが、火間虫入道の眷属などは日常と非日常の行き交いが可能なので、もしかしたら「僕」のあちらでの様子を家族に伝えてくれたりしているかもしれませんね。(ただし伝える前に、眷属が◯◯ジェットなどで殉職する可能性あり)
感想、ありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 08月04日 08時24分
[一言]
完結おめでとうございます。
拝読から大分間が空いてしまいましたが、感想言上に参りました。
……と前置きして所感を述べようと思ったら、一日違いで橘さんと被ってました。違うんです。真似っ子したんじゃあないんです。
まあ気を取り直しまして。
軽妙な語り口ですらりと読める物語でした。
それでいて印象が薄いどころか深いのは、同じ展開を別視点で繰り返すことで登場人物たちへの理解がより進むからでありましょう。
「僕」の見聞きする裏側のことが提示されていくありさまは、ホワイダニットを重視した推理小説の、出題と種明かしが連続していくような感触でありました。
構成のみならず、キャラクターたちの根底にある明るさもまた快いものでした。
身内以外や彼女らのルールを逸脱するものにはかなりキツめの仕業が行われているのですが、それにまつわる暗さがない気がするのです。これは人の枠から逸脱し、人の視点だけでは解しきれない妖怪らしさのようなものがきちんと感じられるからの印象であると愚考しております。
「僕」がたどり着いた結末は、29話目が示す通り、こうした生のままの彼女らを受けとめて絆を結んできた結果でありましょう。相手をそのままに受け入れるって、かなりの度量を要する仕業だと思うのです。
複数の陽性の縁が絡み合えばこそ、このハッピーエンドに到達できたのではないでしょうか。
彼と彼女らにとって居心地のいい場所と時間が、いつまでも続くようにと祈るばかりです。
個人的に好きなキャラクターは先輩と、そしてタマ姐でした。
特にタマが時折犬にも見える理由。『ずっといっしょの、おやくそく。』を読んでいる身としては、とてもしんみりいたします。
完結おめでとうございます。
拝読から大分間が空いてしまいましたが、感想言上に参りました。
……と前置きして所感を述べようと思ったら、一日違いで橘さんと被ってました。違うんです。真似っ子したんじゃあないんです。
まあ気を取り直しまして。
軽妙な語り口ですらりと読める物語でした。
それでいて印象が薄いどころか深いのは、同じ展開を別視点で繰り返すことで登場人物たちへの理解がより進むからでありましょう。
「僕」の見聞きする裏側のことが提示されていくありさまは、ホワイダニットを重視した推理小説の、出題と種明かしが連続していくような感触でありました。
構成のみならず、キャラクターたちの根底にある明るさもまた快いものでした。
身内以外や彼女らのルールを逸脱するものにはかなりキツめの仕業が行われているのですが、それにまつわる暗さがない気がするのです。これは人の枠から逸脱し、人の視点だけでは解しきれない妖怪らしさのようなものがきちんと感じられるからの印象であると愚考しております。
「僕」がたどり着いた結末は、29話目が示す通り、こうした生のままの彼女らを受けとめて絆を結んできた結果でありましょう。相手をそのままに受け入れるって、かなりの度量を要する仕業だと思うのです。
複数の陽性の縁が絡み合えばこそ、このハッピーエンドに到達できたのではないでしょうか。
彼と彼女らにとって居心地のいい場所と時間が、いつまでも続くようにと祈るばかりです。
個人的に好きなキャラクターは先輩と、そしてタマ姐でした。
特にタマが時折犬にも見える理由。『ずっといっしょの、おやくそく。』を読んでいる身としては、とてもしんみりいたします。
鵜狩三善様
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
橘さんがお越しになってからすぐ鵜狩さんがお越しになったものですから、「この仲良しさんめ!」とちょっとばかりジェラシーを感じている今日この頃です。すみません、嘘です。
橘さんへの返信にも書きましたが、夏ホラーをはじめとしてホラー系の作品を書いた時の楽しみは、鵜狩さんたちの感想だったりします。これをいただくと、夏が来たなあと実感します。(某企業の蚊取りCMのような格好で)
今回の作品は、普段と同じテーマを扱いつつ、できる限り明るい雰囲気で書きたいなあと考えておりました。私が作品を書く時にいつも考えていることは、「救いとは何か」ということと、「真面目な人が報われる世界でありたい」ということです。どうしても重苦しくなりがちなものなんですけれど、そのあたり、妖怪たちがバランスを取ってくれたように思います。何とも無邪気で、素直で、爽やかに残酷。それが妖怪たちの本質であり、魅力だと思うのです。
全方向でのハッピーエンドではありませんが、「僕」の側に「彼女」がいる。それを幸せだと信じられる主人公ですから、もう怖いものなど何もないように思います。名前のない高位の存在になったとしても、「僕」は「僕」のまま笑ってあり続けられることでしょう。
先輩とタマ姐、可愛がってくださりありがとうございます。川辺さん派が多かったのですが、ここに来てこの二人を推してくださる方が増えて、とても嬉しいです。
『ずっといっしょの、おやくそく。』を書いてから、どうやったら救われるのかしらとあれこれ考えておりまして、老成したタマ(もといみーちゃん)はあんな感じになりました。自由気ままな先輩も、書いていてとても楽しかったです。
ご感想、ありがとうございました!
ご高覧いただき、まことにありがとうございます。
橘さんがお越しになってからすぐ鵜狩さんがお越しになったものですから、「この仲良しさんめ!」とちょっとばかりジェラシーを感じている今日この頃です。すみません、嘘です。
橘さんへの返信にも書きましたが、夏ホラーをはじめとしてホラー系の作品を書いた時の楽しみは、鵜狩さんたちの感想だったりします。これをいただくと、夏が来たなあと実感します。(某企業の蚊取りCMのような格好で)
今回の作品は、普段と同じテーマを扱いつつ、できる限り明るい雰囲気で書きたいなあと考えておりました。私が作品を書く時にいつも考えていることは、「救いとは何か」ということと、「真面目な人が報われる世界でありたい」ということです。どうしても重苦しくなりがちなものなんですけれど、そのあたり、妖怪たちがバランスを取ってくれたように思います。何とも無邪気で、素直で、爽やかに残酷。それが妖怪たちの本質であり、魅力だと思うのです。
全方向でのハッピーエンドではありませんが、「僕」の側に「彼女」がいる。それを幸せだと信じられる主人公ですから、もう怖いものなど何もないように思います。名前のない高位の存在になったとしても、「僕」は「僕」のまま笑ってあり続けられることでしょう。
先輩とタマ姐、可愛がってくださりありがとうございます。川辺さん派が多かったのですが、ここに来てこの二人を推してくださる方が増えて、とても嬉しいです。
『ずっといっしょの、おやくそく。』を書いてから、どうやったら救われるのかしらとあれこれ考えておりまして、老成したタマ(もといみーちゃん)はあんな感じになりました。自由気ままな先輩も、書いていてとても楽しかったです。
ご感想、ありがとうございました!
- 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2019年 07月17日 15時56分
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