エピソード1の感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[一言]
こんにちわ。
いつもおせわになっています。
ではでは、本音モード(主観モリモリ)で行きますが、客観性などは皆無なのでご容赦下さい。一般レーベル的な文芸作品としてではなく、あくまで「なろう小説」として見た感想です。
・表記について
日本語に齟齬がない(当り前っちゃ当り前ですがそうともいいきれないのがなろうクオリティ。日本語おかしいけどなろう的に面白作品はいっぱいあるし)。
・筋書き
構造的には、失恋 → 新たな(思いがけない)出会い → 知らず知らずの傾倒 → 失恋の精算 → 失意からの依存 → 意図せぬ別れ こんな感じでしょうか。分かりやすくキャッチーな感じですよね。王道と言えば王道、巧くやれば幅広く心を掴めそうな構造です。
・結末カタストロフィ
異形、幽霊という本来交わることない相手と心通じるのかと思ったところでの破局。最後に落胆、悲しみ、寂しさを持ってきたのは余韻になって読後感がとてもよかったです。ただし…
・全体として
本音モードということで言わせて頂くと、カタストロフィが弱いと感じました。ラストは良かったので、先の構造で言えば傾倒と、精算から依存に至る部分が弱いのかなあと。生首ちゃんへの感情移入ができないまま、というか、正体不明で何だか分からないまま、適当に傾倒して、簡便にちゅーして消えちゃった感じです。生首ちゃんへの愛が足りない! 主人公の心情も平坦で緩急によるスピード感も弱かったかなあとそんなかんじでしょうか。
なろう小説の怖いところは、文章表現に価値を求めない分、ぱっと分かりやすい展開や人物の心情で印象がきまってしまうところでしょうか。文章で雰囲気を盛り上げて…というのが出来ない。演出が目に見える展開の変化でしか表現できないからこそ、減り張りや、カタストロフィの大きさで印象が決まってしまう。然う言う意味では、本作は少々印象が薄かった感じがします。

こんな感じで如何でしょうか。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2021年 05月12日 20時19分
管理
まずはご感想ありがとうございます。
こちらこそ、いつもお世話になっております。

内容についてですが、とても勉強になりました。
私はもともと文章を発表できる場を求めていて、なろうだから、ではなく、たまたま最初になろうを知ったというスタートでした。
なのでなろうらしさはあまり気にせずに書いている……のが現在に至る状態です。
ただ、ご指摘いただいたことは、どこにいっても重要となることなので、非常に参考になります。
スピード感の無さは自己課題の一つとして気にとめるようにしていました(とはいえ、なかなか対応出来てはおりませんが)。
カタストロフィの弱さについては、特に意識してなかったので、今までの自分のジャッジラインを引き上げる必要があるなと感じました。緩急も含め、自己課題として掲げておこうと思います。

ご感想、本当にありがたく頂戴いたします。
感謝です。
↑ページトップへ