感想一覧
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[良い点]
なろうはわりと、文章をあっさりと済ませてテンポで読み進めさせていく作品が多い印象があります。
ですがこちらの作品は、丁寧で緻密な描写と文章力によって物語に没入させていくタイプに感じました。
硬派とも呼べそうなその執筆スタイルは、蓄積してきた経験値と、真摯に作品に向き合って仕上げてらっしゃる姿勢を伺わせます。
[一言]
短編でありながら設定を非常に丁寧に構築した作品である印象を受けました。
それぞれのキャラクターやその関係性などをきちんとバックボーンとして設定しているからこそ、ちょっとした会話や振る舞いの裏打ちについて後々描写されたときに説得性を帯びており、唐突さのない、自然な展開に感じます。
異種族恋愛ものはあまり読んだことがなかったのですが、オリジナル設定もごく自然に文章の中に組み込まれていっていたので、違和感なく読み進めていくことができました。
お話の内容としては、互いのことを尊重しようとすればするほどすれ違って空回っていく王と姫のやりとりが非常にこう……いいですね、もだもだできて。
王としてふるまい続け、王としてどうすれば最善となるかを常に考慮しながら行動してきた彼が結局は個人としての自分のエゴを自覚し、それを姫が受け入れるという展開は、予想が出来たものだとしてもカタルシスめいたものがありました。
姫がずっと笑顔でいなかった理由も結局は相手を思いやっての結果だったし、そのあたり2人とも結局まだ若いんだから! しゃーないよな! うんうん! ってある種の微笑ましさが。
何故なら私は、カップルを眺める壁か、もしくは盗撮するだけのおじさんだからです。
スパダリめいた男性もいいけど、ちょっとくらい不器用なほうが可愛いってもんです……。
相手の前でだけ弱みを見せる男性と、それをすべて受け入れて支える女性、うーん尊い。
偏見や人種差別など、現実でもあり得る、未だに根深く残る問題を描写しているので、ファンタジーでありながらもどこかリアルさを感じます。
そのあたり王と姫は人種や見目でなく、心や精神にフォーカスして互いを見ていたからこそ惹かれ合っていた、と感情面についても非常に納得のゆくものでした。
そして、それが出来るからこそ王や姫として気高くあれているのだろうな、とも。
とはいえ偏見をしてしまう国民も、過去の禍根を考えれば人種差別しちゃったほうが気が楽なのでしょうがないんだろうなぁと思います。
共通の敵を据えることで決断力を高めるという方法も、現実であり得ることですからね……。
このお話の舞台で言えば、小さな一歩にしかすぎないものかもしれません。
それでもこの2人が生きる世界がより良いものになればいいなと思わせてくれるお話でした。
ご馳走様です。
なろうはわりと、文章をあっさりと済ませてテンポで読み進めさせていく作品が多い印象があります。
ですがこちらの作品は、丁寧で緻密な描写と文章力によって物語に没入させていくタイプに感じました。
硬派とも呼べそうなその執筆スタイルは、蓄積してきた経験値と、真摯に作品に向き合って仕上げてらっしゃる姿勢を伺わせます。
[一言]
短編でありながら設定を非常に丁寧に構築した作品である印象を受けました。
それぞれのキャラクターやその関係性などをきちんとバックボーンとして設定しているからこそ、ちょっとした会話や振る舞いの裏打ちについて後々描写されたときに説得性を帯びており、唐突さのない、自然な展開に感じます。
異種族恋愛ものはあまり読んだことがなかったのですが、オリジナル設定もごく自然に文章の中に組み込まれていっていたので、違和感なく読み進めていくことができました。
お話の内容としては、互いのことを尊重しようとすればするほどすれ違って空回っていく王と姫のやりとりが非常にこう……いいですね、もだもだできて。
王としてふるまい続け、王としてどうすれば最善となるかを常に考慮しながら行動してきた彼が結局は個人としての自分のエゴを自覚し、それを姫が受け入れるという展開は、予想が出来たものだとしてもカタルシスめいたものがありました。
姫がずっと笑顔でいなかった理由も結局は相手を思いやっての結果だったし、そのあたり2人とも結局まだ若いんだから! しゃーないよな! うんうん! ってある種の微笑ましさが。
何故なら私は、カップルを眺める壁か、もしくは盗撮するだけのおじさんだからです。
スパダリめいた男性もいいけど、ちょっとくらい不器用なほうが可愛いってもんです……。
相手の前でだけ弱みを見せる男性と、それをすべて受け入れて支える女性、うーん尊い。
偏見や人種差別など、現実でもあり得る、未だに根深く残る問題を描写しているので、ファンタジーでありながらもどこかリアルさを感じます。
そのあたり王と姫は人種や見目でなく、心や精神にフォーカスして互いを見ていたからこそ惹かれ合っていた、と感情面についても非常に納得のゆくものでした。
そして、それが出来るからこそ王や姫として気高くあれているのだろうな、とも。
とはいえ偏見をしてしまう国民も、過去の禍根を考えれば人種差別しちゃったほうが気が楽なのでしょうがないんだろうなぁと思います。
共通の敵を据えることで決断力を高めるという方法も、現実であり得ることですからね……。
このお話の舞台で言えば、小さな一歩にしかすぎないものかもしれません。
それでもこの2人が生きる世界がより良いものになればいいなと思わせてくれるお話でした。
ご馳走様です。
まずは、読んでいただきありがとうございます!
お褒めの言葉の数々、本当に光栄です……そういう文章が書ければいいなと思っているので、そう言っていただけるのはとても嬉しいです。
あっさりと済ませる文章が書けないってのもあるんですが!
ほとんど短編というものを書いたことがなく、短くまとめる中でどこまで描写するか、というのはかなり試行錯誤しましたが、上手く伝わっていたなら何より……
とにかく両片想いと言いますか、何やってんだと思いつつ背景を考えたらしょうがない面もあるとか……そういうもどかしいやつが書きたい! ってぐらいから勢いで書き始めたところもあるので!
あまり返信でダラダラ書いてもしょうがないのですが、この後の世界や描写できなかった部分についても、いつか書ける機会があればなと思います。
では、繰り返しにはなりますが、読んでいただき本当にありがとうございました!
お褒めの言葉の数々、本当に光栄です……そういう文章が書ければいいなと思っているので、そう言っていただけるのはとても嬉しいです。
あっさりと済ませる文章が書けないってのもあるんですが!
ほとんど短編というものを書いたことがなく、短くまとめる中でどこまで描写するか、というのはかなり試行錯誤しましたが、上手く伝わっていたなら何より……
とにかく両片想いと言いますか、何やってんだと思いつつ背景を考えたらしょうがない面もあるとか……そういうもどかしいやつが書きたい! ってぐらいから勢いで書き始めたところもあるので!
あまり返信でダラダラ書いてもしょうがないのですが、この後の世界や描写できなかった部分についても、いつか書ける機会があればなと思います。
では、繰り返しにはなりますが、読んでいただき本当にありがとうございました!
- あかつき翔
- 2020年 02月01日 12時03分
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