感想一覧

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[気になる点]
また、
すいません。
[一言]
理系なのか?
尋ねたのは、
理系の人なら、
大抵、
お金の面で不満を抱いているからで。

食糧自給率なんて、
予算さえ有れば、
簡単に解決可能だと思いますよ。

昔は林だった場所が、
道路や宅地、
中には、
野球場にまで、
なっているのですから。

文章に関しては、
私も理系なので。
貴方の『馬鹿』という言葉の使い方が、
私の出身地と同じなので、
親近感を感じるだけです。

それと、
トイレットペーパー騒動ですが。
あの時は、
マスコミは大騒ぎしましたけれども、
庶民には、
全く、
関係の無い話で。
でも、
知り合いの金持ちは、
当時、買い占めたトイレットペーパーが、
まだ、
ビルの一室を独占中だそうです。
 ぽごちん様 ご感想並びにご返答ありがとうございます!

 確かにご指摘の通り、農業生産力を増やせるはずの土地が、宅地や遊興地に使用変更・転向されていっているのは、食料確保の自衛力を低下させて、今後に憂いを残すであろうことは同感です。

 今後、人口減少による限界集落が増えたり未耕作地が増えたりしていくであろうと予測は出来ても、いざという時に、じゃあそんな土地を新規農耕地として接収出来るかといえば、財産権の問題から『強制収用』には反対が多いと思います。
 買い物が出来ないくらい不便になってしまった土地でも、集合住宅を建設してお年寄りに集団移住してもらおうとしても、「住み慣れた場所、先祖代々の家屋敷からは離れたくない。」というお年寄りが多いわけですから。
 北欧型の高度福祉社会の理想論を述べるだけの評論家は、そんな現実には目をそむけているばかりです。
 「いざ」というシチュエイションなってからでも、立法は難航必至ですよね。実質、間に合わない。戦時統制下の特別立法とでもならない限りは、です。

 ああ、申し訳ありません。つい愚痴が出てしまいました。

 それと予算の問題ですが、国家レベルでの政策であるなら、そこに手を突っ込もうと思えば、経産省の(最低でも)局長以上にまで勝ち上がるか、政府与党の次官級にまで成り上がらなくてはならないわけで、理系の民間人でしかも大した業績を残していない僕のようなチンケな小物には手の出しようが有りません。(そもそも権力闘争をするような、そんなバイタリティは、子供のころから持ちあわせもありませんし、ね。)
 端から眺めて「この政策の意図はどこにあるのか?」と想像する程度が関の山です。
 私生活では、近場で小魚を釣って、本を読んでいれば満足という安上がりな生活なので……。

 それと、話は替わりますが、トイレットペーパーのお話は興味深かったです。
 捌き切れなかった人が、残っていらっしゃるとは! あるいはお金持ちとのことですので、「まあ一生分あるから、いざという時にも困らないか。」と鷹揚に構えていらっしゃるのかも、ですけど。
 当時のことはリアルで経験していないので、文献的な知識しか持っておらず、ためになります。
 新聞・テレビ・雑誌とクチコミしか頼る情報源が無かった時代の出来事ではありますが、SNS全盛になっても、また形を変えた扇動は行われているわけで、人間はなかなか変わらい生き物だと思います。


 「また すいません。」というコメントを『気になる点』の場所に頂戴していますが、とんでもありません。歓迎です。
 先の感想をいただいた時も、脇に反れ過ぎかも知れないと、実は本文では敢えて割愛していた「なんでだろう?」という憶測を、思い切り吐き出すことが出来て有難く感じておりました。
 「興味の向くまま、話が関係するアッチコッチ飛んで、とっ散らかり過ぎ。」と、昔から言われていた自分にとっては、本筋だけを一本調子に説明するのは結構難儀な作業であります。

 それとまた話題が飛んでしまうのですが、『馬鹿に暑い』という表現で出身地の推測が可能というお話は意外でした。
 ケンミンショーで方言から出自を言い当てるコーナーとかありましたけれど、あれの登場人物そのものに、おお! と驚いてしまったところです。

 なんだか、まとまりの無い返信になってしまいました。
 どうも申し訳ありません。  九拝、であります。
[良い点]
 トウモロコシが高騰していると知ってはいました。
 その代替だと思い流してましたが、これはヤバいですね。

 トウモロコシって、畜産や今開発されている代替プラスチックや燃料にも絡んできますからね。
[気になる点]
 ツマジロクサヨトウの事が気になって調べましたが、本作品の様に今回の輸入を肯定する記事。

 そしてツマジロクサヨトウの食害は、方便だと言う記事がありました。

 それはぶん投げて。

 生石灰で焼き殺せるのか?
 越冬できるのか?
 農薬散布のタイミングは?
 具体的な食害の規模は?

 こいつの生態に方が気になります。

 
[一言]
 親戚や友人が、稲作と畜産(牛飼い)をしているので、他人事では済まされませんのから、助かります。

 素人なりに少し生態について調べましたが………本腰入れて取り組まないと、こいつかなりエゲツないです。

 アマチュア―ン様 ご感想ありがとうございます。

 ご縁者様、ご友人様が農業関係だということですが、お察し致します。

 それではご質問いただいた、生態や防御法・駆除法に関する件について返信させていただきます。

 これはもう、パブリックな発表を御一読いただくのが最善かと。

〇『ツマジロクサヨトウ』という単語で検索してみて下さい。
〇項目上位に『ツマジロクサヨトウに関する情報:農林水産省』という項目が出てきます。

 中に入ったら、農水省がまとめたこの害虫の生態や、使用すべき農薬、発見(疑いを含む)したときの通報先などの項目があります。
 PDFを開いて内容を確認してください。

 使用薬剤のPDFには、薬剤名・使用濃度・使用時期などが記載されています。
 また駆除手順は「ソルガム用」「スイートコーン」用などに分かれていますので、それぞれご参照下さい。鋤き返しによる蛹や幼虫の殺処分の手順が記載されています。

 あと、この害虫に関しては、駆除に国からの支援が行われます。
 対象地域や対象作物に関しては「支援業の対象となる地域及び品目一覧」のPDFをお読みになられるのが良いかと思います。
 このPDFはまめに更新されていて、最新版は8月29日付けになっていました。
 当初、九州では唯一汚染されていなかった福岡県も、筑後地方に3ヶ所の感染地域が見つかっているようです。
 千葉県では香住でクサヨトウが発見され、リストに追加されていました。

 この「地域及び品目一覧」を見る限り、汚染地域は広がっているものの対象品目は「飼料用トウモロコシ」「ソルガム」「スイートコーン」に限られていて、まだトウモロコシ類以外には虫害が広まっていないように見受けられます。
 薬剤耐性が増すのと引き換えに偏食性が増したのか、それとも他の植物では注視されていないために見過ごされているのかは、僕には判断が付きません。

 今現在では、一般紙の記事は参考にするとしても「〇月〇日に、××地区で幼虫が発見された」という、事実のみがチェックすべき部分であるように思います。
 政局に関わらない事実のみの部分です。

 その点「それはぶん投げて。」と評価されたアマチュア―ン様のスタンスは、「観測された事実に基づかない推測事象は、カッコに括って脇へどけておき、観測された事実のみから推論を組み立てる」という、ゲーム理論の戦略に忠実なクレバーなお考えであると思います。
 海外はともかく国内に於いては、被害が軽微であるのか甚大であるのかは、まだ判断を下せるまでのデータが出そろっていないわけですから。

 だから、最悪の事態に備えてという腹積もりを持った上で、事態の進行状況を注視するしかないだろう、と自分では考えている処です。

 ご感想ありがとうございました!

[気になる点]
アメリカに払った金で、
害虫対策をした方が良かったんじゃないですかね?

一時的に凌げても、
日本が成長しないのでは?

貴方、
理系ですか?
 ぽごちん様 ご感想ありがとうございます。

 気になる点でご指摘いただきました
「アメリカに払った金で害虫対策をした方が良かったんじゃないですかね?」
という点、理解出来ます。
 根本の対策を行わない限り、最終的な解決ではないという点は同感です。今年を凌げても、また来年はありますからね。

 けれども「充分に備蓄は有るよ。」というメッセージを出すことは、市場の安定を図る点において、喫緊の対策として重要な意味を持ちます。
 なぜならば、パニックが起きるタイミングは備蓄がゼロになった時よりも早く、供給量が需要量を下回ると『予想された時点から』だからです。

 2件ほど例を挙げてみましょう。

(1)トイレットペーパー騒動(1973年)
 これはオイルショックが起きた時に”狂乱物価”の一角として起きた事件で、小売店に一般客が殺到してトイレットペーパーの買い占めが発生した事例です。
 実際には物が無くなってしまっていたわけではなく、紙が無くなるというデマに、皆が踊らされた結果であると解釈されています。

(2)平成米騒動(1993年)
 これは1991年のピナツボ火山の噴火により、大量の火山灰が大気中に放出されたことによって起きた世界的な『冷夏』が原因です。
 大気中の微細噴出物によって太陽光が遮蔽され、日本でも1993年に冷夏によるコメの生育不足が起こりました。タイ米の緊急輸入が行われた年ですね。
 確かにコメの出来は悪かったのですが、一番の問題は高値販売を画策した流通部分での「買い占め」「売り惜しみ」が事態をパニックにまで拡大させたと考えられています。
 事実、騒動が下火になったころに、大量の国産米を抱えこんでいた会社が槍玉に上がっています。

 今回の虫害に関しても、追加輸入でトウモロコシ備蓄を増やさなかったら、同様の家畜飼料パニックが起きていたかも知れません。
 名付けるとすれば『令和元年トウモロコシ騒動』とでもなっていたでありましょうか。

 ただですねぇ……政府は、今年の飼料用穀物の追加輸入は、あらかじめ早い段階から想定していたのではないか? とも憶測するのです。
 今年の穀物の出来は例年を下回るだろう、という予想の下で。

 なぜならば、春の時点で「今年はエルニーニョによって、特に東日本は冷夏になる」と気象庁の長期予報が出ていましたから。
 事実、初夏は”やませ”によって、関東以北は気温が上がらず不作の予兆があったわけですし。(実際には、太平洋高気圧無双で7月からは馬鹿に暑くなってしまったわけですけれども。)

 なので「追加購入は既に初夏の時点から考慮には入っていた」のではないか、と勘繰っているのです。
 多分、水面下では4月・5月の早い段階から動きがあったのではないでしょうか。
 発表されたのが、いろいろと都合の良かったG7の場になったというだけで。

 そしてまた、来年の購入量は「国内外の虫害の状況を見極めて」という感じで関係部署や商社と協議を行っている、と。
 ――まあ、これは想像の域を出ない戯言です。


 次に「理系ですか?」というご質問への返信ですが、理系です。
 文章、読みにくいですか?
 固有名詞の記述を減らして指示代名詞をもっと用いた方がよいとか、「データ」はちゃんと「データー」と記述するべき、などの注意点がございましたら、今後の参考とさせていただきますので、ご教授いただけましたら幸いです。
[一言]
・ツマジロクサヨトウは越冬できない

・輸入量が国内生産の六割に及ぶ量で明らかに過剰である

多角的とか明白とか素晴らしいセンスや!
エッセイも面白いが感想欄も面白い!

とても為になりまんた!
 通りすがりのケンモメン様 ご感想ありがとうございます。

 それでは、ご指摘いただきました件について返信させていただきます。


 まず『越冬できない』という件に関して。

 確かに本文中に引用した農水省HPにも
「夏季に成虫が移動分散するが、暖地を除く地域では越冬することができない」
とあります。
 寒冷地域では、ほぼ全滅するのは間違いないでしょう。
 けれどもその前文には「熱帯では年4~6世代の」世代交代を行うとあります。
 日本国内の温暖な地域 千葉県南部・静岡県海岸地域・西日本では、蛹が生き残る可能性がありますし、北日本でも ハウス栽培農地・都市緑地・温泉地帯では生存する個体が有り得ます。
 本来なら死滅回遊するはずの熱帯魚が、火力発電所や工場の温排水放水路で生き残る例があるのは珍しいことではありません。
 あのセアカゴケグモだって、自動販売機に巣を作って冬季も繁殖を続けた例があります。
 クサヨトウが厄介なのは、その世代サイクルの速さです。生き延びた個体がいれば、直ぐに数を増やします。
 しかも、一旦羽化してしまえば移動距離は100km/dayです。春まで房総半島南端に残っていた個体がいたら、6月の暖かく成る頃には北海道も射程内でしょう。
 また仮に今回、日本国内の全ての個体が駆除出来たとしても、他の国でも同様にクサヨトウが殲滅されない限り、また何度でも飛来してくるのです。
 長い戦いになりそうな気がします。


 次に『輸入量が国内生産の六割に及ぶという量で明らかに過剰である』というご指摘に関して。

 これたぶん、通りすがりのケンモメン様の誤解ではないかと危惧いたします。
 ご参考にされた資料が
『とうもろこしの総合サイト トウモロコシノセカイ』
というHPではないでしょうか? あるいは、そこから孫引きされた数値。

 このサイト、非常に分かりやすくまとまっている有意義な資料なのですが、一点だけ誤解を招きやすい部分があるのです。
 それは『表やグラフによって単位が違う』という点。

 具体的に言いますと、世界の生産量や輸出入量が「1000t」単位であるのに、国内生産量の表の単位が、ただの「t」で表記されているのです。

 だから日本のトウモロコシ輸入量は1600万t/yearで内1050万t/yearが飼料用に輸入されている量です。
 グラフの表記に直せば
〇全輸入        16000千t
〇内アメリカからの輸入 14410千t
〇アルゼンチンから   810千t
〇ブラジルから     650千t
という内訳ですね。

 なお日本国内生産分は450万t~500万tはあるけれど、生産者の自己消費分で市場には出てきませんから、市場内での占有率は
〇日本産飼料用トウモロコシの国内市場占有率 0%
となっています。
 養豚業者や養鶏業者が市場で流通品を買おうと思えば、アメリカ産・アルゼンチン産・ブラジル産あたりのどれかという選択になりそうです。

 一度参考までに、元データをご参照いただければ、と愚考いたします。
 なかなか面白いご指摘で、私も「なんでかなぁ?」と楽しませていただきました。


 最後に一点だけ、少しだけ苦情を述べさせていただきます。
 作者である私に、「ここは違うんじゃないか?」とご指摘いただくのは有難いことなのですが、ご感想を書かれた他のかたに対して物申されるのはエチケットに反するように思います。
 せっかく様々調べておられるようですので、知り得た知識は有意義にご活用いただきますよう、お願い申し上げます。
[良い点]
2,656文字という長さに、驚きの濃度!
ツマジロクサヨトウという害虫を初めて知りました。
拡散スピードが怖い! コメまで食いそうとなると、かなり深刻な問題ですね。
おかげさまでひとつ賢くなりました(多分)。
[一言]
こういった背景を知るのは楽しいですね。
日本の首相が情けなく見えるのは、今までの所行に寄るところが大きいかもしれませんが。
なんだか怒っている人達よ。ただヤジを飛ばすのではなくみなみのうおさまのように視野を大きく持って、多角的に物事を見るのだ! 私も見習いたいものです。

タメになるお話をありがとうございました!
 津南 優希様 ご感想ありがとうございます。

 以前、「ヨドブチ」というドジョウの漁の話の聞き書きを読んだことがありまして、その中で経験者のご老人が、そのヨドブチという言葉の起源のことを
「夜盗打ちか夜灯打ちだろうね。」
と評しておられました。

 ヨドブチ漁そのものは、夜にカンテラの明かりで眠っているドジョウを見つけ、タタキヤスという釘を生やした鉈みたいな変わったヤスでドジョウを突くという漁です。

 それで、”夜盗”つながりで調べ物をしていて、夜盗虫→ツマジロクサヨトウと、何となく気になっていた話題であります。

 タメになると評していただき恐縮です。
 ありがとうございました!
[良い点]
よくお調べになっているところ。 論旨が明確であるところ。
[気になる点]
今回の緊急輸入に関して、その対象の農産物(トウモロコシ)が、遺伝子組み換え品である可能性にちょっと、もにょっています。 飼料にと云われましても、もにょる。

それでも、台所事情は逼迫しているのは、自明の理。

購入しないという、判断は無いでしょう。 しっかり、防疫してからの、輸入を希望しております。
[一言]
論旨の明確さ、その明白な理由。 とても、わかりやすかったと思います。


 龍槍 椀様 ご感想ありがとうございます。
 また論旨が明快とご評価いただき恐縮です。

 あ~遺伝子組み換え、やっぱり「う~ん……」ってトコありますよねぇ。
 私も豆腐とか買う時に、産地表記とか見てしまいます。

 ただまあ考えてみるに、国産の牛・豚・鶏を食べるなら、その飼料には必ずと言ってよいほど米国産トウモロコシは既に含まれているわけで……。

 避けようとすれば、スーパーで買える肉類は豪州産のビーフとマトンしか選べなくなってしまうような気がします。
 ……おっとクジラを忘れていた!

 でも考えてみれば、遺伝子導入トウモロコシを飼料にした牛の肉は、『あの』メチャクチャ口煩いFDAが「問題無し」としているわけですから、七色に輝く水で栽培された某国産の農産物や、寄生虫汚染でしばしば話題に上る某国産の海産物より、よっぽどリスクが低いようにも感じます。

 しゃあないかな? って処でしょうか……。
 ご感想ありがとうございました!
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